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第16話 「妹たち」

ミラに甘えてしばらく経ち…


「そういえばアルス様?今日はお忍びで城下町に行ってみるんじゃなかったんですか?」


「あぁ、そのことなんだが、今日はセリカとエレナと遊ぶことにするよ。

あいつら2人ともお兄ちゃん子だから俺と遊びたがってたなぁって」


「ふーん。そうなんですね。

アルス様は本当に女の子からモテますね」ニコッ


「いやまぁ…あいつら妹じゃねぇか。

それにまだ3歳と2歳(正確には1歳8ヶ月くらいだが、繰り上げる)だぞ?

モテるモテないとかじゃないだろ?」


「いえ、油断できません。

アルス様はエレノア様にまでデレデレする方ですから…」


「あのなぁ、あれは違うって何度も…」


「私の勘が危ないって伝えてるんです!

私も一緒に遊ばせてもらいます!」


「はぁ…分かったよ。好きにしてくれ」


「はい!」ニコニコ


こうして俺とミラは部屋を出てセリカとエレナの元に向かった。



(こいつ、俺と一緒にいる時間を増やしたいだけじゃないか??

さすがに自意識過剰すぎるか?

てか実際ミラの言う通りセリカとエレナが可愛すぎてあいつらから迫られたら断れる自信がないな…。

それでこそ、ザ・オレだがな!)



(アルス様…これ以上私の目の届くところでアルス様のハーレムは増やさせません。

クレア様とソフィ様とシルヴィア様は仕方なかったですが…今度こそ阻止してみせます!

あ、でも…アルス様ハーレムが夢みたいですし、阻止なんてしたら嫌われちゃうかな…

むぅ〜。難しいです!)


それぞれの思いが交錯する中、アルスとミラはセリカとエレナの部屋についた。


コンコンッ


「セリカ、エレナ。お兄ちゃんだ。開けるぞ?」


「お兄ちゃんだ!!いいよ!」


ガチャ


「お兄たま〜!」ギュッ


「おっと、どうしたエレナー?相変わらず甘えん坊なやつだなー」頭なでなで


「んふふ、お兄たま、安心するの」ムギュー


「むぅ。ちょっとエレナ!私のお兄ちゃんなんだけど!」


「ねぇたまうるさい。

わたしのお兄たまだもん」


「私のー!」


「いやー!」


「「むぅ〜!」」


デコピン デコピン


「おにい…ちゃん?」 「おにい…たま?」


「こら、喧嘩するなら遊んでやらないぞ?

それに俺はお前ら2人のお兄ちゃんだ。

俺はお前らには仲良くあってほしい。

仲良くできるって約束するなら遊んでやる」


「いや!遊んでほしい!

エレナごめんね、私お姉ちゃんなのに…」


「わたしもごめんなさい。

ねぇたまがしっとするのは分かりきっていたことだったの。

だから許して…お兄たま?」


(エレナは2歳にしては賢いからなぁ…)


「ちょっとエレナ!?」


「はぁ…今はまだそれでいいが、仲良くなってくれよ?」


「うん!お兄たま!」


「エレナ〜っ!!

もういい、私お姉ちゃんだから我慢できるもん!」プイッ


「セリカ偉いぞ〜。さすがはお姉ちゃんだな」頭なでなで


「お兄ちゃん…えへへ//」


「あ、ねぇたまズルい!

お兄たま…」うるうる


結局こうなるのか…。

まぁこのオチは嫌いじゃないがな。


「はぁ…2人とも仲良くな!」ギュッ


俺は2人を抱きしめた。


「お兄ちゃん…」すんすん


「お兄たま…」ギューッ


エレナだけ見ると微笑ましいが…

セリカお前、何どさくさに紛れて俺の匂い嗅いでるんだよ…さすがは赤ちゃんの頃"ファイア"で笑っていた大物だぜ。



「あのぉ、そろそろよろしいのでは?」ニコッ


「ミラだ。おはよ」


「はい。おはようございますエレナ様」


「ミラいたんだ〜。またそんなに怒ってるの?シワが増えるよ?」


「セリカ様?何度も言いますが私はまだ若いです」


「でもずっと怖い顔してるじゃん。

お兄ちゃんのこと嫌いなんじゃない?

メイドやめたら?」


「なっ…アルス様のことが嫌いだなんて、そんなことありえません!

アルス様……違いますからね!」涙目


なぜかミラとセリカって気が合わないんだよな。

ハッピーハーレムってのは難しいな…。


「分かってるよミラ。

お前の愛は十分伝わってる」


「アルス様…」うるうる


「それとセリカ。なんでお前はそんなにミラに突っかかるんだ?」


「だってズルいんだもん!妹の私でさえ毎日はお兄ちゃんと会えないのに、ミラだけ毎日会ってるじゃん!」


(そっか…。私って毎日アルス様と会ってるから羨ましがられてるんだ。

クレア様たちももしかして私のこと…?

嫉妬してばかりだったけど、私も嫉妬されてるのかな…)


(そういうことかよ!

あー、まじで難しいな。どうする…?

…そうだ。この案なら俺もセリカもハッピーなはずだ!)


「そうだな…じゃあセリカ。毎日一緒に寝よう。それなら俺と毎日会えるだろ?

父さんたちには俺から言っておくからさ」


「アルス様!?それは「ミラは黙ってて!本当にいいのお兄ちゃん!?」


「あぁ、いいぞ」


「っ!」


「やったー!じゃあさっそく今日からね!

ふふふん♪楽しみだなぁ」


「ねぇたまだけズルい!お兄たまわたしは?」


「確かにセリカだけじゃ不公平か…。

よし、じゃあ3人で寝よう。それでいいか?2人とも?」


「ほんとはお兄ちゃん独り占めにしたいけど…エレナなら許してあげる」


「ん。ねぇたまはすぐしっとするからそれでいいの」


「偉いぞお前たち。じゃあ今日から一緒だ!」


「「うん!」」


(そんな、アルス様…。

でも実際私って嫉妬されてもおかしくないくらいアルス様と一緒にいるよね…。

セリカ様の言う通り私はズル、なのかな…)


「ミラもそれでいいよね??」


「…はい」


「ふふん」


(これでお兄ちゃんは私のものだね!!)


(やっぱりセリカ様に嫌われてるのかな…)



はぁ…。こいつら本当になんとかしないとな。

ギクシャクしすぎだ。

俺が経験不足すぎて場をうまく収める方法がわからねぇ!

とりあえずケアだけでもしとかないとな。


「ミラ。お前のことは愛してるから安心しろ。1日一回は絶対部屋に行くから」ボソッ


「アルス様…はい!」うるうる


「じゃあお兄ちゃん。夜まで遊ぼー!」


「わたしも遊ぶ!お兄たま!」


「分かった分かった。遊ぼうなー」





こうして記念すべき本当の自由の日1日目は妹たちと遊ぶのであった。

エレナの年齢は日本と同じような感じと思って頂けると分かりやすいです。


あと、魔法の一覧表みたいなのを作りたいんですが全然カッコいい名前が思い付きません。

どなたかカッコいい魔法を思いつく方、ご意見をください!

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