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その言葉は者共を海へと駆り立てた

先日、永倉のとっつぁんが急によこしてきた依頼に応えたら、どうやら機動警察の機密情報(シークレット)に載っちゃったらしい。

後で見せられた映像では、再生を使うとこがしっかりと映っていた。

そして……………




「何なんだよお前ら!?」

「機動警察です。君等全員連行することになったから、付いてこい。」

現在、自宅に乗り込まれている最中である。

「隊長、奴は能力者です。」

「よし、レベルカウンターを使え。」

だが、幾らの俺でもアホじゃない。レベルカウンターだか何だか知らないが、そんな物などに頼る国家の犬に負けはしないさセアノムユンハタユヤアワハビリビリシビレテクサヌムタラヌ!?!?

「レベルカウンター、OK。」

「ただのスタンガンですけど。そんじゃ、さっさと運べ。」

俺は、多分車に乗せられた。



















どれほど時間が経っただろうか。

目が覚めたら、俺は取調室みたいな所で、パイプ椅子に縛り付けられていた。

「あ、起きた。なら、さっさと情報を吐きな!黙ってても何もないで!」

「何やってんだトレイ。」

トレイがエセにも程がある関西弁で俺を問い詰める。

「ていうか、そもそも俺は何もやっちゃいない!前科はトイレと一緒に流して捨てた!」

「そう言えば、あの時もこんな状況だったな。」

振り返ると、背後にガタイの良い刑事が立っていた。

孫の手片手にこっちを見る刑事は、そう俺がよく知る機動警察、永倉仁平だった。



「という訳で、本日本格登場となった、機動警察別班刑事、永倉仁平だ。今からお前の取り調べを……始めはしない。」

「はい?」

「ガッハッハ!そんな事はしない!なに、久々に生で会うからちょっとからかってやろうと思ってな。」

「ニャローー……。」

えー、まぁはい、こんな感じの人です。

しかし、俺にとっては親父同然の人だ。昔組織の傭兵部隊にいた時、今から4、5年前に組織が機動警察と裏で繋がってた際、この人には良くしてもらった。

そん時には何か悲しい物を見るような目をしていて、そんな目で見るなよと思っていたが、まさか機動警察のスパイだったとは思わなかったな………

結果、機動警察の組織内通者4名は銃殺。ご丁寧にそのビデオを組織に送ってきやがった。



「あの頃のガキが、ここまでデカくなっていたのも驚くが、まさか組織から脱走していたとはな。天晴だ!」

「世間話はいいから、俺をスタンガンで気絶させてまでここに呼び出した理由は何だ?」

「そうだよ!ましてやこんな潜水艦にまでつれてきて!」

潜水艦?

「しょうがない、白状しよう。現在、本部が追ってた事件が一段落して、こっちに回せる人員が確保できた。まぁはっきり言うと、今から組織の軍事船に突入する。」


……………。

「「はぁ!?」」

「ちょちょちょ!どういうことか説明してほしいんだよ!なんでいきなり組織に!?」

「昨日まで貯めてたギリギリポイントが今日までなんだ!頼む帰らせてくれ!」


「……そうだな、俺もお前らを誘う気はなかった。いくら能力があるとしても、お前らはただのガキだしな。だが、烏野の連中にお前の能力がバレた。」

一応言っておくと、機動警察本部は東京の27区目の烏野って街全体が本部である。

「烏野の連中は対組織用にお前の再生能力がほしいと言っていた。…まぁ、お前も組織にいい思い出はないんだろ?ちょっくら潰すの手伝ってくれや。」


あの日、俺は自分を形成した組織に喧嘩を売った。そのために殺せる人物を逃がしてまで喧嘩を売った。

絶対に組織を潰そうって。あの夜誓った。

本当は一人で潰しに行く予定だった。

だが今、そんな組織を潰そうって声をかけてくれる最高の味方。手を組まない理由は……ない。

「願ってもない事だ!こちらこそ喜んで、協力させてもらう。」


「その意気だ!んで、さっきから気になってたんだが、その青白いのは誰だ?」


永倉のとっつぁんが、トレイを見ながら俺に聞いた。

「あぁ、こいつはトレイって言って、何でもレベル7のクローンだってよ。」

「へぇー、そりゃあ凄い。戦力にはなるのか?」

「ちょっと辺りをすずしくできるよ!」

………………。

トレイがドヤ顔で自分の能力を言った。

しかしながら、本当にそれだけなのである。

「なぁとっつぁん。トレイは………」

「あぁ分かってる。お台場からヘリを呼んでもらう。」






「なんでぇーー!?私もたたかえるんだよ!なんでお台場なのー!?」

「トレイ!良いか?お台場行っても機動警察の人たちに迷惑かけるなよー?」

「子供扱いやめて!」

許せトレイ。非戦闘員がいちいちついてきたら読者人気が落ちるんだ。

「門只ー!ちゃんと送り届けろよ!」

「永倉ー!!お前はいい加減人の名前を覚えろ!門方だ!門方!」

こうして、急遽来てもらったヘリに乗せてもらって、トレイはお台場経由で、機動警察で保護して貰うことになった。いわゆる託児所である。




「さて、それじゃあ行くぞ。」

「へい。狙いは敵の軍事船、ゴールデンクラブ号。」

「全速前進!」

やはり兵器の進歩は速いな。ちょっと前まで潜水艦ってこんなスピード出なかったのに。

とうとう本格的にクロスし始めました。

ちなみに門方さんがMSP後半であまり出番が無かったのはこんな感じにヘリの操縦してたからです。

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