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7話

 大規模な建物内部はMGOに登場する主人公が拠点にする移動要塞艦〖バンドルノア〗と同じ内部構造になっていてゲームを知る者にとっては感激ものだ。


 そして建物の最奥の扉を開くとそこは原作にない部屋の内装だった。


 神殿のような石材の内装で部屋には等身大の彫像がある

 見た目二十代前半の男性、慈愛に溢れた表情だがその佇まいは威厳がありこの人だったら自分を導いてくれるのでは?と思わせるものがあた。

 人々を導き従える王とはこういう人なのだと思わせるこんなの初めての感覚だ。

 そんな男性の石像は微笑みを浮かべ手を差しのべる姿はまるで俺を出迎えているようだ。


「……この彫像の人は王様か何かですか?」


「この御方は魔術の祖であられる【リヴァス】様よ。

 私もまさかリヴァス様の石像を持ち込んでるとは思わなかったけどね。流石に魔道教典会には承認されたんでしょうね?」


「疑われるなんて心外よ~ちゃんと遺跡発掘の支援を条件に承認してもらいました!だからこそかなった疑似英雄化なの。褒めよ称えよぉ!」


 小坂さんはおざなりに偉い偉いと言うとリヴァスの彫像の前まで小坂さんは進むと俺に向き直る。


「あなたにはまず、リヴァス様の祝福を受けてもらうわ。」

「リヴァス様の祝福受けると集団概念(リュージラージ)だけじゃ実現できなかった疑似英雄化の魔術が強化されて発動出来るようになるよ!まさに我がサークルの執念の結集よ!」


「リヴァス様祝福かぁ~それって魔術師でもない俺が受けて大丈夫なんですか?」


 魔術師以外が受けたら呪われるなんて落ちは嫌だし。


「リヴァス様は魔力持ちならどんな人でも祝福してくれる偉い人なの!もちろん悪人は除くよ、もしかして清仁君は悪人だったりするぅ?」


「いやいや俺が悪人だったら世の中、世紀末社会で皆ヒャッハーしてますって。」


「世紀末?ひゃっはぁ??」

「ブホォ!?ヒャッハー……ってプフ!。不意……打ち過ぎ…るよ……。」


 しまった、いつもの身内のノリで答えてしまった。香穂さんはお腹を抱えて笑ってるが小坂さんは訳が分からないみたいだ。


 しょうがないか。

 元ネタのアニメはかなり前だしネタにした漫画、アニメはギャグものが多いから知らなくても仕方ないね。




「はぁ、死ぬかと思ったよ。り…りんちゃんは私より後だったよね私が一番したで、りんちゃんの次に清仁君ね。」


「何かイラッとしたけどさっさと進めましょか。はい、次はあなたね。」


 2人共何故か彫像の手に手のひらが上になるよう手を重ねる。

 こういうのって普通は一致団結の為に手の甲が上で手を重ねるけど魔術師ではこれが普通なのか?


 疑問に思いつつも同じ様に手を重ねる。


「しばらくそのままで、これは歴代の魔術師が新たな可能性に力を貸すって意味があってリヴァス様の彫像に魔力を流すと祝福を授かるのよ。」


「りんちゃんの言う通りだけど過去の英雄達もこの儀式を受けてたって伝承があってMGOのストーリーに重なるのもあって疑似英雄化の魔術にブーストがかかってる訳なのです。ではでは、魔力流すね!。」


 小坂さん真面目に言ってるのに香穂さんは軽いなぁ。


 香穂さんはリヴァス像に片手を向けるとほのかにリヴァス像は光を帯び始める。

 そしてその光は緩やかな水のに流れの様に彫像の手に移動し光が2人の手を通し俺に伝わって来た。

 そして身体に溶け込む様に入ってくる。

 温かいような安心するようなそんな感覚に祝福って凄いなと感動していた。




 ゾワァ


「ひぃう?!」


 だから背筋に悪寒がいきなり走り心臓が止まるかと思うくらいびっくりして変な声を出してしまった。


「どうし…………やっぱり清仁の()()にいたわね。」

「うーんガシッリしがみついてるねぇよっぽど清仁君のこと気に入ったのかな?」


 心臓がバクバクといってる間に聞こえくる音が普段の倍になって部屋の匂いも濃く感じる始めた。

 これはリヴァス様の祝福というやつか?

 気になるがそれより2人が言ってる内容が不穏なんだけどもしかして俺に幽霊が取り憑いてたりするのか?



「ふ、2人共俺に何が起きてるか教えてくれませんか?流石意味深な事言われると怖いんですけど。」

「じゃあ記念撮影ね!」

「そうね、報告にも使えるし撮っちゃいましょう。」


 何故に記念撮影?

 2人は俺を挟むように位置取りして香穂さんがスマホを取り出して素早く操作すると浮き上がり撮るのに最適な位置で止まった。



「りんちゃん、清仁君笑ってイエーイ♪」


 シャッター音が鳴りスマホはスルッと香穂さんの手元に戻るとスマホの画面を俺に見せてるれた。


「この真ん中が清仁君ね、可愛いく撮れたね。」

「………ハハハ、香穂さん騙されませんよアプリで画像加工したんでしょ?」

「残念ながら本物よ、大丈夫直ぐ治るわ。」


 ふざけてる!何故俺にこんな物がついてるんだよ!



 感覚は無いなのにそこには有る。



「俺に狐耳とか誰得だよ!」


 俺は思わず叫び声を上げた小坂さん達は同情の眼差しで俺が落ち着くのを待っているのは分かるけどもう少し待って下さい。












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