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4話

 

 魔術師側のコミケは内容的には同じだけど、場所が凄く広い。

 なので参加サークルには屋台が貸し出されているらしい。


「スゲー、まるで海外のフリーマーケットみたいだ。」

「ここが北区二番通り貴方が最初に入った場所は一番通りね。二つの通り事に作品別の同人誌や再現魔術等々が出されてるから開催期間中に見て回るのはまず不可能な規模よ。」


 規模の多きさに目を見開いてると彼女は説明してくれたけど凄いないか?どこのテーマパークだよ。


「この空間は世界中と繋がってるから魔術側の博覧会みたいなものなのよ。現在の魔術側コミケスペースはビックサイトでコミケが始まった時、此方側に迷い込む一般人が犯罪に巻き込まれるのを防ぐ為に出来たらしいわ。」


「迷い込む?何でそんな事が起きたんですか?」


 まるで神隠しみたいだなと思ってると彼女はカバンからパンフレットを俺に渡してきた、読んで理解しろと言うことね。


 ────


 マジシャンズコミックマーケットの歴史



―【1996年】―

コミックマーケットがビッ○サイトでの初開催。一人の魔力を持たない者が○ックサイトより裏世界マトラティナとの中継都市アトラマに迷い込む。



―【1997年】―

コミックマーケットより更に迷い込む者が増加、そのさいに迷い込んだ者の微細な魔力因子が異常活性化し“覚醒者”となる。

身に宿した魔術は例みない希少性のある“固有魔術”だった為、覚醒者を狙った犯罪が発生。

 同年代にマジシャンコミックマーケットの雛型となるスペースが魔術統制機関により拡張される。此れにて迷い込む者を迅速保護出来るようになった。



―【1998年】―

拡張されたスペースの警備をしていた者が戯れに有名漫画の必殺技に似せて作成した魔術式を発動。

威力のない光りの光線になるはずだったが、必殺技と同じセリフとポーズにより発動した魔術は施設の一部を破壊した。

 魔術統制機関は即時に口外禁止令を出しスペースの封鎖をして調査を始めるが情報漏洩が起きスペース解放とアトラマでもコミケの開催をという声が高まる。



―【1999年】―

現象の調査は終了し”集団概念(リュージラージ)”が原因と判明。魔術統制機関は今後の対応を検討する中、不法侵入が多数発生し封鎖されたスペース前ではデモ行進が行われた。

騒ぎに便乗した犯罪が横行し始め都市マトラマは治安が不安定になり情勢は混乱し始める。

 同年7月、”特級魔術師“5名がコミケ開催した場合利点とそのさいに必要な規定に関する膨大な資料を提出。

 同年10月、魔術統制機関は特級魔術師の要請を受理し会場となるスペースの会場計画を開始、都市マトラマの法律改定を始める。



―【2000年】―

マジシャンズコミックマーケットの開催が夏より開幕が決定される。

初期開催の為規模は最小限の入場規制有りの開催となる。

サークル参加は魔術契約を了承者のみと決定されるが応募者多数の為抽選会が行われた。



―【2001年】―

マジシャンズコミックマーケットはマジコミと名を改定して中継都市マトラマの北区画に登録。

 尚集団概念(リュージラージ)はビックサイトでコミケ開催期間外は発生せず影響力は減少していく事からこの北区画はコミケ開催と同日に開催し5日間で閉幕。参加サークルの撤収作業終了後は関係者以外立ち入り禁止とする規定が魔術統制機関より制定される。(サークル準備期間は申請すれば入れる)


 ※尚違反者は厳罰として、10年間魔鉱石採掘作業に従事する事になる為注意して下さい。

危険性が高い組織だった行いは拷問、魔術薬安全検査にご協力してもらいます。


―【マジコミのでのマナー】―

緊急時以外の魔術の使用は控えましょう。

集団で騒ぎは起こさない。

列はちゃんと守ってね。


 ─────



 成る程こんな経緯があったのかぁ。

注意事項は物騒だけど…。

 それにしてもファンタジーのその者の魔術師がデモ行進するまで熱狂するのは凄いのか、はた迷惑なのか。

 ………1999年の7月どっかで聞いた事がある気がするけどなんだったけ?


「ざっくりとだけど理解しました。こんな経緯があったんですね。」


 読み終えた俺は、背を向けていた彼女に声を掛けると何故か困惑した様子だった。


「えぇと…私が見て欲しかったのはあなたが行きたい通りなんだけど。」



「あ、そっちね!アハハ!自分、目次から見るタイプなのでついうっかりしてました!」


 ヤバい恥ずかしい何勘違いしてんの俺!!したり顔して理解しましたって態度し、してまったぁぁぁ!!


 よくよく見ると作品事の案内図が後ろのページに有り興味が有る作品のページで興味がわいた挿し絵のサークルを指でなぞると詳細と作成のサンプルがポップアップされて驚いた。

 パンフレットを裏返したりページの間に細工があるのかと見たが違うようだ。


「そうよね始めて読むんだからそうなるわよね、魔術が込められたガイドブックと思ってくれればいいわ。それで気になるところはあった?」


「はい、実は妹に買って来てと頼まれた同人誌があってこっちでもそのサークルは有るようなので行きたいんです。」


 コミケでは売り切れだったからこっちで買えれば愚痴を聞かなくて済むのは助かる。

 何せコミケ行く前は大丈夫だと思って安請け合いしてしまったからなぁ。


「優しいお兄さんなのね、まぁ大丈夫だと思うわそのジャンルは魔術師側からすると受けが余り良くないからまだ買えるでしょう。」

「シューティングゲームは人気ないんだ。」


「余りやり過ぎると実戦での感覚が狂いやすいから感覚の切り替えが上手い人位しかやらないのよ。」


 現実で銃の扱いが上手くてもゲームだと下手になるとかと同じ事かな?


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