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18話

人生とは何があるか分からないものだ。

平凡な高校生がファンジーな出来事に巻き込まれるなんてどこのラノベですかぁ?って話だよね。


「貴様……やはり隠しもっておるなぁ?」

「さぁてどうだろうな?俺のポーカーフェイスを見破ってみせなルーキー君。」

「良いから早く引けよ……。」


場所はホテルの地下何か知らんが大学生くらいのお兄さんに隠し部屋に身柄を拘束?されている。


何をされるか分からずに苦しく(物理的に)緊張してして、謎のお兄さんに操られた拓也は俺を誘拐するのか?!っと思った。


だけど隠し部屋に入ったあと拓也は”おふざけでしたぁぁ!ねぇ驚いたか?今どんな気持ちぃ?”って満面の笑みだった。



殺意が湧いたよね。



「さて、戸渡がふざけれる程落ち着いたようなら現状の説明するが良いか?」


謎のお兄さんがトランプを置いて話しだした。


止めてたのはアンタだったんかい!


「ゲームして落ち着いたなら清仁は修羅場をくぐり抜けるくらい朝飯前なんで大丈夫ですよ。」


「ふざけるなよ!毎回厄介事に巻き込まれて大変………ま、まさか今回もお前が?」


理由つけて断われなくされて大変なバイトを手伝わされる事もあった。


マルチ商法に引っかかったバカを正気に戻したりする事もあった。


コイツは本当にトラブルを拾ってくる厄介者なのだ。


最後は笑い話になって大変だったけど楽し思い出になるから今でもつるんでるんだけどさぁ。


「んな訳あるか!そんな事したらおまっ……偶然だぞ?」

「おい、何だ〜その間はよぉ〜やましぃ事でもある―――。」



――パン!!


突如響いた音にビクッとなりそちらをみるとお兄さんは手を合わせてニコリ引きつった怖い笑顔でいた……すんません。


「時間も推してるからサクッと説明するぞガキ共。」


拓也と一緒に頷くとお兄さんは溜息ついた。


「最初に言うが俺はお前の護衛で土屋だ。そんでお前を文字通り、死んでも守るよう依頼された分かったか?」


「文字通り………迷惑系YouTuberじゃなくてマジもんのヤバい組織に狙われてるって事かぁ〜。」


薄々そうじゃないかって思ってたけどさぁ事実を突きつけられると、くるものがあるな。


「迷惑系YouTuberは訳わからんがそうい事だ。そんでお前が居たホテルの部屋には身代りの契約罪人に何かあった場合は速やかに退避するぞ。」


「土屋さん良く表で動かせる契約罪人が居ましたね。」

「契約罪人?」


響いがヤバいんですが聞いて良い事なのか?


二人は俺を見たあと拓也が説明してくれるようだ。


「契約罪人ってのは裏―――魔術に関わる重い罪を犯した人間が契約する魔術契約だ。そんで再犯性が低い人間が命令を聞く代わりに刑期を短く出来るんだけど危険な程刑期が短く出来る取り引きな。」


「海外の司法取引みたいなものか?」


海外ドラマで見たことあるあれかぁ。


「戸渡を護衛するに当たって注意事項が何点かあるから守れよ。守れ無かったら俺達はお陀仏だと思え。」


「清仁マジな話だ、お前だけは無事に帰れるように俺も命がけだ”躊躇うな”、”助けようとするな”、今から説明される事を守れ、いいな?」


真剣な表情で注意点と想定される動きを俺が理解出来るまで何度も説明されて部屋で出来る動きの練習をしていた時だった。


「良し!動きは飲み込み早いな、後はこの練習が必要なく無事におわ……………。」



土屋さんが話しの途中で沈黙し鋭い目つきで上をにらんだ。

な、何か嫌な予感がする………。


ミシ――



「今揺れなかったか……」

「揺れたなこの揺れは地震じゃないぞ……」


じ、地震じゃない揺れって大事故が偶然近くで起きてない限り可能は一つしかないじゃないか?


「契約罪人に何か起きた……死んでないが生きてもいない………。―――戸渡、拓也、逃げるぞ急げ。」


冷静だが殺気を放つ土屋さんに実体は切迫してる事を嫌でも分からされる。


部屋から出るとけたたましい火災報知器の音が当たりに響き断続的に振動も伝わってきていた。



「すぅはぁ……拓也良いぞ。」

「オッケー、そんじゃ下を噛むなよ!」


深呼吸を終えて本当は嫌だが拓也におんぶして貰うと拓也から不可視なモヤが拓也の身体を包み込むとスッと身体に溶け込んだ。

そしてぐっと拓也が足に力を込めたと思ったら衝撃で吹き飛びそうになり慌てて拓也の肩掴む。



「あっぶねぇ!速すぎるって落ちるかと思ったわ!」


「わりぃ!【鬼流】"生魔闘技“は会得して間もないもんでな!出力は落とせんのだわ!」


車に乗ってるかのようなスピードで長い地下通路を土屋さんは先導して何度か分かれ道を交えて進んでいく。

それにしても長過ぎないか?今の疾走力だと三駅くらいはもう過ぎたと思うけど。



「………そろそろ良いか。止まれ現在位置を確認する。」

「ふうやっと一息つけるな、力加減に気を付けながらは流石に疲れる。」

「拓也お疲れ、それにしてもここはどの辺ですか?」


土屋さんは懐から紙を取り出し壁に描かれている番号と照らし合わせた。


「ここは○○○駅近くのようだ、現在時刻が真夜中の事を考えると人通りは少ない。さてバスか駅どちらを使うか。」

「人通りが多い場所の出入り口は見張りがいそうですから何処に行くかも肝心ですよ。」


「あれ、目的地があって進んでた訳じゃないんですか?」


迷いなく進むから安全な場所に向かっているかと思った。


「敵方に情報が漏れているらしいからな。マニュアル通りに動くと味方との合流前に襲われるか一般人を人質に戸渡の身柄要求されかねない懸念がある。今は敵を撹乱してコチラの仲間が敵を全滅させるまでの時間稼ぎの時間だ。」


「清仁も表で人攫しようってヤバい連中なのはホテルで分かったろ?ヤクザな人達が動き回ってるかもしれないからな。」


「成る程………うーんなら不法侵入なるけど何処かの建物の屋上に上がるのはどうかな?二人の身体能力なら出来るだろ?あっそれか屋上伝いに移動するとか。」


忍者のアニメで見るあれやったら行けそうな気がする。


「屋上伝いの飛び移りは事前に下調べしてないと危険すぎる。魔術が使えれば話は別だが、空間に魔力を放つ魔術を表の世界で使用すれば【落し神】に冥府領域に落とされるからな。」


「簡単に言うとレベル1でチート技使ったら運営にラストダンジョンに一生閉じ込められるような、えげつないペナルティが有るて事だ。」


「うわぁえげつない。あっ!だから使えると思っても力を使うなって言ってたのか。」


説明された注意事項に"絶対に慣れてもいない力は使うな!“って言ってたけどそんな落とし穴があったか、落とし神がだけに……。


頭に浮かんだダジャレにチョイウケして口元を緩めたら二人にジト目された……悲しぃ―_―。


相談した結果、移動はタクシーを使ってすることにして警戒しながら地上までのハシゴを登り地下から脱出した。


出た場所は小さな小部屋だった、その部屋を出て分かったのが施設の関係者以外立ち入り禁止の場所で隠された部屋のようだ。


「外には……4、いや6人か、気配から荒事をしたことない一般人だとわかるが注意しろよ。」

「素人に見張りさせてコチラの油断誘うやり口ですかね?清仁は俺の後ろでメガネとマスクしておけよ。」


「気配って――分かってます此処からは集中します。」


無言の圧に緩んでた気持ちを引き締める。


施設の施錠された扉を土屋が解錠し、外にいよいよでる。

此処から本当に少し油断が人生を終わらせると思うと足が竦みそうになるが、深呼吸をして二人の後に外にでだ。


二人は辺りを見渡していたので俺も見渡す。


見える範囲では三人組が何やら動画を撮ってるのかダストをしている人、動画をスマホで撮ってる人、そして最後の一人は―――。


「三人組の一人アイツは見張りだ、素早く無力かするぞ。」

「えぇ俺が囮に…って気付かれましたね。」


二人は俺が見られないように位置取りし俺も顔を見られないようにうつむく。

足音が近づいてくると声も聞こえきた。


「はい、どうもー!路上パフォーマンスしてる星空ステラです☆。お兄さん達が今回のコラボ相手で良かったよね?」


「知らんな、悪いが急いでるんだ、他を当たってくれ。」


「またまた〜ちゃんと許可とってるはずだよ、お兄さん達は有名なダンスチーム()()()なんでしょ?」


思いもしなかった言葉にビクリと俺と拓也は反応してしまった。

土屋さんは舌打ちをし次の瞬間にはコチラにスマホを向けていた一人を昏倒させスマホ握り潰していた。


「え?ええぇ??何スマホ?倒れ????」

「バレましたかね………。」

「完全にな……はぁ、すると敵に地下通路全部把握されてるって事だ。本命が来る前にさっさ離れ―――。」


「ぐぅああああ!」


土屋さんと拓也、以外唖然としていると昏倒した男は突如苦しみだした。


「あ!三郎大丈夫?!」

「ちょっ何かヤバいって夜空今は離れようよ!」


「拓也!戸渡と逃げろ!」

「了解!!」


拓也は俺を抱きかかえ、土屋さんは巻き込まれた二人を抱えて遠くに跳躍しようした時だった。


『ケイヤク■ナサレ■ナンジ■■シイは、ワガ■■ラナリ。“■■■■■■■(空間は死に絶える)“』



ゴォーン――ゴォーン――ゴォーン




―――カチ











音が消えた。





動けない―――




一体何が起きてるんだ?!



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