13話
あわや貞操の危機かと思われた事件(黒歴史)を乗り越えて泊まる事になってるホテルの一室に俺はいた。
「あ〜暇、Wi-Fiも電波も届いてないからネット見れないし同人誌も読みきったしなぁ。」
コミケに一緒来てた年上の拓哉の友達だけど、何やら拓哉の知り合いでコミケ参加者に手伝いを頼まれたとかで、2人はそのまま拓哉の知り合いと行動を共にするらしい。
拓哉は俺一人にさせれないと一緒に泊まる、俺はホテルから今日は絶対動くなと言明されちゃったからしょうがないよね。
本当は一緒に手伝いしてやりたかったけどなぁ。
「拓哉が来たら文句言ってやる。」
コンコン
俺が呟いたときドアがノックされたのでドアの前で呪文を唱える。
"愛言葉は?"
『イエス、ロリータ、ノータッチロリータァ?!』
カチャ
プルプル震え赤面する拓哉の後ろをホテルの女性従業員がクスクス笑いながら通り過ぎていった。
「言い残す言葉は?」
「ドンマイ☆」
拓哉にヘッドロックされてると男がスッと現れた。
「場所を変えよう、着いてこい。」
「………ハイ……イキマス……。」
「え?拓哉どうしたんだ?」
ヘッドロックされたまま連れ出される。
まさか俺を狙った迷惑系配信者?!
逃げようとすると力を込められ痛みから逃げようがなくなってしまった俺はどうなってしまうんだ?
あの……ヘッドロックは止め貰えないかな?
地味に痛い、マジでこのままなのか?!。
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あ~あお留守番なんてつまんないなぁ。
確かにちょーとだけやり過ぎかな?とは思ったよ?
でもしかないじゃない相手はこっちの行動を正確に予想できる眼を奇跡的に潰れてるの見つけたんだからさぁ。
よしもう一回見返そう。
「アドは防犯カメラから、レアは警備のヘッドカメラの記録から該当する映像を写して。」
『リョーカイシマス』
『リョーカイ………もう演技はいいよね。お腹すいたから魔力頂戴。』
「あっ!そうだね、とりあえず映像見ながらご飯にしようか。」
すっかり忘れちゃってたアドは人工精霊だから電気でいいけどレアは自然発生型の情報精霊だから魔力がご飯なんだよ。
『んー美味しアドムの魔力は一味違うね。』
「んーと……レアこの人が君の生みの親って本当なの?」
『正確に言えば僕が生まれるきっかけをくれた人なんだ。僕に色々と感情を教えてくれた親の様な人が精霊郷から出れないのにこっちに来てたから慌てちゃったよ。』
狐坂家の通信頻度が高くなったから確認してる時に突然慌てたのはそういう経緯だったんだ。
レアに急かされてたけど癒元家の香穂さんが参加したサークルには手を出せないよ……調子に乗ってた過去の僕はハッカー紛いの事をしてめちゃくちゃ痛い目をみたからさ。
結局は香穂さんにレアからのお願いの内容をそのまま暗号化したメールを送って苦情はないから上手く行ったようでレアと僕はほっとしたなぁ。
『マスターアドム、アラタニ、ガイトウ、ジンブツ、ノ、コウドウ、キロク、ハッケン、シマシタ。』
「アド、ナイスどれどれ見せてもらうかなぁ~と。」
『あー判定が微妙な画像データを解析したのか。アドは処理能力が優秀だね。』
人工精霊は感情が気薄だからこそ出来る作業だね、僕やレアも出来るけど精神的な負荷が多きくてやりたくないんだよね。
自己判断は出来ないデメリットは有るけどそこは役割分担で良いチームワークで補い合う善きパートナー達で僕は満足してるんだ。
「今回の作戦に大きく影響がある行動は無さそうだけど、やけに独り言が多いね。」
『………つけた、……もの……い……王になる?』
口の動きからレアが解析した内容は妄想染みていて、意味が有るのかわからないなぁ。
始点をちょっと変えようかな。
「警備員の実際の動きとベイスと認定した人物の動きを時系列順にマップ表示してみて。」
「『リョウカイ』」
アドとレアは3分程で作成中を終えてディスプレイにて再生される。
最初の動きはカメラに身体の一部分しか移らなし、警備員の死角をついた完璧な隠蔽された動きでベイスの全身姿と動きの癖を知らなければ分からない潜伏術。
だけど戸渡清仁を視界に入れた直後から片目を抑えて体調が悪いのか、ふらつきながらその場を後にした姿が防犯カメラにバッチリ録られてる。
使い魔を飛ばしてまた移動し人が来ない立ち入り禁止の扉がある通路に姿を消して終わっている………。
「んーちょっと違和感があるんだけどなんだろう?」
『………アドムちょっとコイツは厄介だよ、今すぐに連絡してコイツ擬似的な未来視だけじゃなくて鑑定眼を持ってる可能せいがある。』
『イデン、マガン、フクスウ、フカノウ。』
アドの言う通り魔眼は固有と血統魔術の二種類の系統が確認されているけど特殊な魔術に分類にされている。
片目では発動出来ない代わりにかディムスよりも強力で発動が速く、近距離で魔力感知するか高性能魔道具でしか魔術の発動を検知出来ない。
だいたい魔眼の魔術使用は厳しく登録義務や普段はコンタクトか眼鏡で魔眼を封印すること等の処置がある。
隠した事が露天すれば家族諸とも処刑されても文句言えいないくらい重罪なんだけどするかな?。
でも納得出来る動きをベイスはしていた。
決められた巡回ルートを行く警備員は確実に避け、私服警備をしている者達が視界に入ると歩みを遅くして視界に入らないルートに移動している。
違和感の正体はこれだったんだ。
「まさかベイスは封印処置された覚醒者で人体実験をして複数の固有、血統魔術を取り込めるような発見をしてるって事なの?」
許可の無い、人体実験なんて露天すれば一族郎党エグイ処刑方法が執行されるか良くて犯罪奴隷にされても文句言えいないくらいの重罪なんだけど。
『可能性は有る。それにベイスだけじゃなくベイスの手下も覚醒者由来の強力な魔術を複数もってるかも知れない。』
しまった………今知られてる固有魔術、血統魔術を移し替える特殊契約を本人の明確な意思なくする事は不可能だったし過去の研究結果は全て甚大な被害を出した事から禁忌指定されいる。
僕も誰もやらない筈と思い込んで可能性を除外していた。
「……皆に早く動いて貰うの間違いだったのかな?」
『そうでもない、過去の搬出データを見るにマジコミ開催の2日以内しか大物の搬出はされていないんだ。マジコミ修了後は大物の搬出は不正検査されるからだと思うよ。」
そっか、マジコミ内での精製、作成された魔道具や薬は完成してから3日を置かずにマジコミ外に出すと集団概念の効果は定着しないで不良品になるんだったね。
検査も2日迄には詳細にしないからその間に拐った封印処置した覚醒者を運びだすのか。
簡潔にまとめた内容のメールを皆に送信し此処から皆の助けになるよう動くしかないね。
「僕も動ける範囲でサポートするしかないよね。」
『そうだねぇ、幸いにも持ち込んでいる装備はあるし良いんじゃないかな?』
稼働エネルギーが採算度外視の設計だから出切れば使いたくなかったけどしょうがないかぁあ。
『マスターアドム、レア、ヤクソク、フカ………。』
アドは柔軟性にかけるね僕はこの部屋から動かないんだから問題ないんだよ?
さぁてとホーエンハイム家の研究チームに連絡して装備を稼働しよう。
騒動終息後、僕は大変怒られる事になるなんてこの時は思っていなかった。
アド、レアは分かってたって、何故教えくれなかったのか未来の僕はしばらく考える事になる。




