11話
此処からは他の人の視点が混ざります。
少し混乱するかもしれないですが成るべく分かりやすくなるように頑張ります。
ふう何とか説得が終わり俺は狐坂さんと他愛ない話しをしながら時々気になったサークルで購入してマジコミの開場入り口まで移動していた。
「全く魔術の知識無い人間にあんな言い方したらどんな勘違いするかなんて分かるはずでしょうに。狐幻達は何考えてるんだか。」
「すみません気が動転したようで俺も勘違いしてました。」
今年始めて参加してこんな事態なった為に俺も深く考えないで行動してしまった。
反省しないとな。
「それはそ………仕方ないわ。良い機会と思って短い間だけ楽しんでなさい。」
「狐坂さんは優しいですね。スリに会わないよう気をつけて楽しみますよ。」
怪しい行動が分かるのは殆どが囮役の方へ流れて行った。
俺の方へは正真正銘の実力者が来るか覚醒者を狙う組織だった者達はそもそも存在せずにまったくの杞憂で終わるかのどちらかだろう。
個人的は後者であって欲しい。
楽しみながらで油断した時は狐坂さんに小突かれ何事もなく出口についた。
「それじゃあなたは予約した更衣室に行って着替えてきなさい。」
「あれ?もう終わりですか………楽し時間はあっというまですね。」
気付けば俺は持参したバックや袋がパンパンに膨らんでいた。
表でも見れる厳選した同人誌やグッツのはずだったんだけど凄いなマジコミの魅力は。
次回開催時にはまた来たいものだ。
入り口近くのシャワー完備の更衣室は丁度清掃が終わってるようだったので予約した個室に入り一息つく。
「無駄に広いな、まぁそのお陰で着替えも楽だけど。」
この更衣室は仕事終わりに仕事着で直で来る者が多く発生した為にもうけられた場所らしい。
マジコミでは19時~22時までかなり専門的で転売、情報公開を禁止した18禁のエロ同人誌とグッツ販売されている。
まさに玄人向けの時間だ。
大人が買いに来やすい時間という事も要因で、血と汗の匂いが一時酷かったためにシャワールーム施設は設けられたらしい。
魔術師は魔物討伐がメインの仕事だから仕方ないか。
「はぁこれ剥がすの痛いらしいから勇気がいるな。」
そっと首に触れ呪文を唱える。
"我は脅威より生還した事をロキに報告する、感謝の祈りを此処に捧げ、終わりを告げる"
皮膚が無理剥がれる痛みに耐える事暫しようやく剥がれ終わった顔は戸渡清仁の顔になった。
「ふうスッキリした、バレない為と言えこんな回りくどい事する意味あるのか?」
素人同然の俺にはわからない事か。
──────
今期で覚醒者狩りも最後かぁ。
よくもまぁ気付かれずに保った方だ。
最後に特大な獲物の情報が入ったわけだしな。
個室に設置した盗聴機からターゲットの声が聞こえる。
『ふうスッキリした、バレない為と言えこんな回りくどい事する意味あるのか?』
「将来リバァスに届く可能性のある術式所持者が現れるなんてな。」
あらゆる可能性を視れる”賢眼”がターゲットの可能性を読み取った時に見た一つの未来からカウンターを喰らって賢眼を潰されるあり得ない事態なる程の異常な力だ。
「とは言え無数に有る可能性の一握り。しかも今は素人こちらで拐えないなら|彼方でって訳だ。」
闇バイトって簡単なこちらの足のつかない奴隷共が手駒にいるからな。
流石に殺人迄は言う事聞かないがそれ意外は言葉遊びで何でも言う事聞くから楽なものだ。
「危機感持った時のジャパンは怖いが、腑抜けたジャパンに感謝だ。」
俺はターゲットが部屋から出るタイミングで扉の前におどり出てわざとぶつかった。
「おっと気を付けろよ。」
「す、すみません。」
ぶつかった時奴のバックに発信器を忍ばせて通りすぎる
発信器はターゲットが購入した同種の人気アニメのキーホルダー内に潜めてある。
捨てられる心配は少ないだろう。
後は移動中の隙をついて拉致するだけだ簡単だな。
ククク精々最後の娯楽を楽しめよ。
───────
はぁ油断したな、さっきぶつかった男が俺を狙う奴らだったら拐われてた油断大敵気を引き締めよう。
「お待たせしました狐坂さん。」
「ハイハイご苦労様、それじゃ私は此処までねそこの門に入るとコミケ会場に戻れるわ。何か会ったら連絡をしなさい。」
ちょっとぞんざい過ぎない?何か怒らす事したかな俺?
まぁ良いや門をくぐったら友達の居るホテルに行ってワイワイやりますかね。
俺は門潜ると空は夕焼けで会場を後にする人が沢山いる
のを見てげんなりしなが歩きだした。




