10話
キョウオウへの説教を終えるとキョウオウはめっちゃ泣いてひたすら両親に謝っていた。
己の不甲斐なさに気付いたのだろう、これからは半グレ狐から良い狐になるさ、きっと、たぶん―――なるよね?
「狐坂家が手を焼いたおチビをまさか反省させるれるなんて思ってなかったわ。」
「清仁様ありがとうございます。
私達狐の精霊獣はキョウオウ様を哀れむばかりでまともに叱る事を出来ていなかった事を痛感させられました。」
「そんな褒められる事じゃないですよ。思った事(お前の両親死んでるんじゃね?以外)を言っただけですから。」
急に褒められると照れるなぁ。
「清仁君やるじゃん。でも清仁君はこれから大変かもよ?やんちゃな子ギツネ君は清仁君と一緒に居たいじゃないかな。」
「はははは!イヤイヤ、結構酷い事言いましたしそんな事ないでしょ。きっともう会いたくないって思ってるんじゃないかな。」
知らない人が大怪我する様な危ない事をしてるのを怒って注意してくるって子供からしたら結構怖いと思う。
二度と同じ事をしないかもしれないけどもう会いたくないだろう。
家には姉が連れてきた猫のニャンタとニャタサブの二匹いるからキョウオウの枠はないのだ。
決して面倒だからではない!……無いったらナイ。
しかし3人共に何故不思議な者を見る眼をしてんだろ?
「まぁ何はともあれ一段落ね。」
「本当は清仁君に疑似英雄化して楽しんで貰いたかったからちょっと申し分ないなぁ。」
「あっ!!そうだった集合撮影ってどうなったんですか!」
そうだ元々は疑似英雄化して記念撮影するはずだったじゃないか。
せめて勢揃いしたMGOキャラを見たい、来る途中ではちらっとしか見れてないんだ。
「残念だけど今さっき終わっちゃて殆どの人達は模擬戦出来る会場に移動したり、絶景再現サークルに行っちゃったよ。」
「そっかぁ───?えっ!絶景再現サークルなんて有るんだ気付いかなかった!」
絶景を描いた、撮影した物の展示じゃなく絶景を再現って現実に行った様な体験出来るんだろ?しかも集合概念とかいうのでだめっちゃ映えそうじゃないか。
「残念だけど時間切れよ、行くなら次回の開催までに魔術師に認定されるか誰かと一緒に来てもらうしかないわね。」
「その時は私が誘っちゃおっかなぁ。」
「へぇ〜スタッフとしてですか?」
ばれたかとテヘッと舌をだして笑う香穂さん。
この人がやるとアザとく感じる仕草も違和感ないのはなんだろうか。
「まぁ、スタッフでもそれはそれで楽しそうで有りですね。」
「本当?!やったスタッフゲットだぜ!」
にっこり笑顔の香穂さんだが凛音さんとコノハルさんはやっちゃったねと言いたげな顔していた。何故だろう?大変だろうけど他の興味あるサークルとかと仲良く慣れそうな気がするんだけどな。
「苦労は早めに知って後に活かせって言うし良いじゃない?」
「──凛音様、準備が整ったようです。」
コノハルさんは入り口の方を見たのでつられて見ると狐面を着けた男性がいつの間にか複数たたずんでいた。
「狐坂様、準備整ってございます。」
「ご苦労様、そっち居るのが例の彼いろいろ細かい説明が未だだから道中説明よろしく。」
狐面の人達が一斉にこちらを見て2人が俺に歩みよってきた。
「戸渡様ですね?誠に失礼ながらどうか私達と運命を共にして貰いませんか?」
「へぁ?!どどどどう言う事ぉぉ!?」
声からして男性だろう2人に運命を共にとかふざけるなこの野郎が!
俺は同性愛を否定しないが、俺は違うの女性が好きなんだよ!
や、止めろ近くなぁー!!




