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『アステリズム・オンライン 〜世界で唯一ゲームをラストクリアした俺、現実世界で正体を隠して無双する〜』  作者: かいばーく


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第十四章・第八話「情報屋の警告」



 莉世と別れた後、俺はすぐに本条のカフェへと向かった。クロウと本条が、険しい表情で待っていた。


「情報屋から、何が?」


 俺が尋ねると、クロウが重い口調で答えた。


「東雲の身元調査を進めてたことが、向こうに察知されたらしい。情報屋自身も、何者かに接触されて、警告を受けたそうだ」


「警告、ですか」


「ああ。『これ以上嗅ぎ回るな』、とだけ言われたらしい」


 その言葉に、俺は背筋が冷たくなるのを感じた。


「こちらの動きが、完全に筒抜けになってるってことですか」


「可能性は高い。あるいは、情報屋自身が、どこかで足取りを掴まれたか」


 本条が、苦々しい表情で補足した。


「いずれにせよ、相手は、俺たちが東雲に近づいてることに、はっきりと気づいてる」


 その事実が意味するものを、俺は即座に理解した。相手が警戒を強めれば、これまで以上に、証拠を掴むのは困難になる。それだけでなく――。


「向こうが先手を打ってくる可能性が、高くなったってことですね」


「ああ」


 クロウが短く頷いた。


「羽鳥が宣言した通り、お前の周りの人間を狙ってくる可能性が、一気に現実味を帯びてきた」


 その言葉に、俺の中で、嫌な予感が急速に膨れ上がっていった。莉世、澪、悠斗、亜衣――守るべき顔が、次々と脳裏に浮かんでは消えていく。


「すぐに、みんなに連絡を」


「落ち着け」


 クロウが、俺の肩に手を置いた。


「闇雲に動いても、事態は好転しない。今は、できる限りの警戒態勢を整えることだ」


 その言葉に、俺は小さく深呼吸をして、気持ちを落ち着かせようとした。だが、胸の奥に渦巻く不安は、なかなか収まってくれなかった。


 窓の外、夜の闇が、いつも以上に深く、重く感じられる。この静けさの裏側で、既に何かが動き始めているのではないか――そんな予感を、俺は拭い去ることができずにいた。


【作者からのお願い】

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!

「アステリズム・オンラインの続きが気になる!」

「蒼のこれからの無双に期待!」

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