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『アステリズム・オンライン 〜世界で唯一ゲームをラストクリアした俺、現実世界で正体を隠して無双する〜』  作者: かいばーく


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第十四章・第五話「四人の時間」



 重い情報が積み重なっていく一方で、その週末、俺たちは久しぶりに、四人で集まる時間を作っていた。


「いやー、久々にみんなで遊べて嬉しいな!」


 悠斗が開口一番、そう声を弾ませた。亜衣もその隣で、嬉しそうに笑っている。莉世は、そんな二人の様子を、どこか微笑ましそうに眺めていた。


「悠斗くんと亜衣、最近本当に仲良いよね」


 莉世がそう言うと、悠斗と亜衣が、一瞬だけ気まずそうに顔を見合わせた。俺は、二人の秘密を知っている手前、思わず苦笑してしまう。


「そ、そうか?普通だと思うけど」


 悠斗の分かりやすい動揺に、莉世が不思議そうに首を傾げた。


「蒼くん、なんか知ってるの?」


「……さあな」


 俺が曖昧に笑ってやり過ごすと、莉世は余計に怪しんだ様子を見せたが、それ以上は追及してこなかった。


 四人でゲームセンターを回り、カフェで休憩し、他愛のない話で盛り上がる。特別なことをしているわけではない、ただの放課後の延長のような時間。だが、その何気ない日常が、今の俺たちにとっては、何よりも大切なものに感じられた。


「なあ、蒼。莉世と付き合い始めてから、雰囲気変わったよな」


 悠斗が、からかうような口調で言ってきた。


「そうか?」


「そうだよ。前より、なんか柔らかくなった気がする」


 その指摘に、俺は思わず視線を逸らした。莉世も、少し照れくさそうに頬を赤らめている。


「悠斗くんだって、人のこと言えないでしょ」


 亜衣がそう突っ込むと、悠斗は慌てたように咳払いをした。


「な、何の話だよ」


 その様子に、莉世と俺は思わず顔を見合わせ、小さく笑ってしまった。


 夕暮れ時、四人で並んで帰路につきながら、俺はふと思った。この穏やかな時間が、これからもずっと続いてほしい。そのためにも、迫り来る脅威に、絶対に屈するわけにはいかない。


 笑い合う仲間たちの姿を見つめながら、俺は改めて、その想いを胸に刻み込んでいた。


【作者からのお願い】

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!

「アステリズム・オンラインの続きが気になる!」

「蒼のこれからの無双に期待!」

と少しでも思っていただけたら、画面下部にある

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