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マロンはもう一度、家に帰りたい  作者: 本沢マロン
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第8話 マロンは文字を覚えたい

 三日後、もちろんマロンはまだ本沢家に帰れていなかった。


 散歩には行けた。

 外にも出られた。

 上着も着た。


 帽子もかぶった。

 靴も履いた。


 けれど、本沢家には帰れなかった。


 外に出れば、すぐに分かると思っていた。

 本沢家の近くにいるのだから、外へ出れば知っている道が見つかる。


 しーちゃんと歩いた散歩道が見つかる。

 颯くんを迎えに行った道が見つかる。

 阿澄としーちゃんと一緒に行った公園が見つかる。


 そう思っていた。


 けれど、外にあったのは知らない道ばかりだった。


 知らない塀。

 知らない家。

 知らない木。

 知らない匂い。


 連れて行ってもらった公園も、マロンの知っている公園ではなかった。


 木はあった。

 砂場もあった。

 ベンチもあった。


 でも、違った。


 しーちゃんがマロンの首に抱きついた場所ではなかった。

 颯くんがリードを持って座ったベンチではなかった。

 阿澄が「帰るよ」と笑った道ではなかった。


 外に出ても分からない。

 公園へ行っても分からない。


 それは、とても大きな問題だった。


 けれど、マロンは諦めなかった。


 公園が分からないなら、家に行けばいい。

 本沢家に行けばいい。

 本沢家なら、絶対に分かる。


 颯くんがいる。

 阿澄がいる。

 しーちゃんがいる。


 玄関もある。


 しーちゃんの靴もある。

 阿澄が忙しく歩く音もある。

 颯くんが帰ってくる匂いもある。


 そこへ行けば、絶対に分かる。


 だから、マロンは真琴に言った。


「もとざわ、いきたい」


 真琴は少し驚いた顔をした。


「もとざわ?」


「うん。もとざわ」


「元澤さんのお家?」


「うん」


 マロンは大きくうなずいた。


 真琴は少し考えた。


「元澤さん……近くに、元澤さんのお宅があったかしら?」


 マロンは真琴を見上げた。


 ある。

 きっとある。


 神様は近くにしてくれたと言っていた。

 なら、本沢家は近くにあるはずだ。


「もとざわ、いく」


「そうね……」


 真琴は少し困ったように笑った。


「マー君、どこの元澤さんか分かる?」


 どこの本沢さん。


 マロンは止まった。

 本沢家は、本沢家だ。


 颯くんの家で、阿澄の家で、しーちゃんの家。

 マロンが十五年暮らした家。

 それ以外に、どこの本沢家があるというのだろう。


「もとざわ」


「うん。元澤さんね」


「しーちゃん、いる」


 真琴はまた少し困った顔をした。


「しーちゃんがいる本沢さんのお宅なの?」


「うん」


 真琴はしばらく考え、それから部屋の外に声をかけた。

 やってきたのは、お手伝いの一人だった。


「近くに元澤さんというお宅があるか、分かる?」


「元澤様ですか。少し確認してみます」


 お手伝いはそう言って、部屋を出ていった。

 マロンは期待した。


 確認する。

 人間はすごい。


 匂いを嗅がなくても、道を走らなくても、家を探せるらしい。

 しばらくして、お手伝いが戻ってきた。


「奥様、近くに元澤様のお宅がございます」


 真琴はマロンを見た。


「マー君、そこかしら」


 そこだ。

 きっとそこだ。


 マロンは大きくうなずいた。


「いく」


「でも、急に伺うのはご迷惑かもしれないわね」


「いく」


 マロンは真剣だった。

 真琴は少し迷った。


 けれど、マロンがあまりにも真剣だったからか、小さく息を吐いた。


「じゃあ、少しだけね。お家の前まで行ってみましょうか」

「いく」


「お手伝いにも一緒に来てもらいましょう。マー君を抱っこしながらだと、何かあった時に困るから」


 マロンはうなずいた。


 上着。

 帽子。

 靴。


 外へ出る準備はもう覚えた。

 今日は、ただの散歩ではない。

 本沢家へ行くのだ。


 ■鳴瀬家・玄関


 真琴に上着を着せられた。

 帽子をかぶせられた。

 靴も履かされた。


 手には履かない。

 それはまだ少し納得していない。


 けれど、今日はそれより大事なことがある。


 本沢家へ行く。

 マロンは真琴に抱かれて、玄関へ向かった。


 道順は覚えている。


 部屋を出る。

 廊下を進む。

 右へ曲がる。


 長い廊下。

 大きな花瓶。

 そこから、もう一度曲がる。


 玄関。


 合っている。

 玄関は、もう分かる。


 外へ出る準備もできた。


 上着。

 帽子。

 靴。


 そして今日は、目的地もある。


 本沢家。

 マロンは真琴の腕の中で、胸を張った。


 扉が開く。

 外の空気が入ってくる。


 少し冷たい。

 けれど、もう驚かない。

 上着がある。


 帽子がある。

 靴もある。


 マロンは外へ出た。


 お手伝いが少し先を歩く。

 真琴はマロンを抱いたまま、そのあとをついていった。


 今日こそ。

 今日こそ、帰れるかもしれない。


 ■近所の元澤家


 真琴とお手伝いは、ゆっくり歩いた。


 マロンは真琴の腕の中で、あたりを見回した。


 知らない道。

 知らない家。

 知らない塀。


 それでも、今日は大丈夫だと思った。

 この道の先に本沢家があるなら、きっと分かる。


 颯くんの気配。

 阿澄の声。

 しーちゃんの匂い。


 何かが見つかるはずだ。


 やがて、お手伝いが足を止めた。


「奥様、こちらです」


 真琴も立ち止まった。


 マロンは、目の前の家を見た。


 小さな門がある。

 白っぽい塀がある。

 玄関の横には、細い木が植えられている。


 庭はあまり広くない。

 門のそばに、見たことのない鉢植えが並んでいた。


 表札がある。

 そこには、何か文字が書いてあるけど、読めない。


 けれど、違った。

 マロンはすぐに分かった。


 ここではない。

 マロンの知っている本沢家ではない。


 颯くんの家ではない。

 阿澄の家ではない。

 しーちゃんの家ではない。


 庭が違う。

 玄関が違う。

 塀が違う。


 空気が違う。


 マロンがよく寝そべっていた場所もない。

 しーちゃんがしゃがんで、マロンの首に抱きついた場所もない。

 阿澄が買い物袋を持って帰ってきた道もない。


 颯くんが少し疲れた顔で帰ってきた玄関でもない。


 ここではない。


「ちがう」


 マロンは言った。


 真琴はマロンを見る。


「違う?」

「ここ、ちがう」


「元澤さんのお宅だけれど……違うの?」

「ちがう」


 マロンは首を振った。


 違う。

 ここは、マロンの本沢家ではない。


 真琴は困ったように、お手伝いを見た。


「ほかにも元澤さんのお宅はありそう?」


 お手伝いは少し申し訳なさそうに首を傾げた。


「私がすぐに分かる範囲では、こちらだけで……。これ以上は少し」


「そうね。無理に探しても、ご迷惑になってしまうわね」


 マロンは小さく息を呑んだ。


 終わり。

 これで終わりなのか。

 まだ本沢家は見つかっていないのに。


「もとざわ」


 マロンは言った。


「もとざわ、いく」


「マー君」


 真琴は優しく、でも困った声で言った。


「ここも元澤さんのお家なの。でも、マー君が行きたい元澤さんのお家ではないのね」


「ちがう」

「そう……」


 真琴は少し考え込んだ。


「どんな字の『もとざわ』なのかしら?」


 マロンは、目の前の表札を見た。


 そこに何かが書いてある。


 線。

 形。

 黒いもの。


 たぶん、あれが本沢という文字なのだ。

 人間は、あれを見て家を分けている。


 同じ「もとざわ」という音でも、家は違う。


 同じように本沢と呼ばれる家でも、マロンの知っている家とは限らない。

 人間は、文字を読んで、家を探す。

 マロンには、それが読めない。


 だから分からない。


 ここが、自分の知っている本沢家かどうか。

 しーちゃんのいる本沢家かどうか。


 表札を見ても、分からない。

 マロンは初めて、そのことに気づいた。


 文字だ。


 文字が分からないと、家が分からない。


 匂いでは帰れない。

 道でも帰れない。

 公園でも分からない。


「もとざわ」と言うだけでも帰れない。

 人間の家に帰るには、人間の文字が必要なのだ。


 マロンは、表札をじっと見つめた。


 読めない。

 でも、いつか読まなければならない。


 ■鳴瀬家への帰り道


 帰り道、マロンはずっと黙っていた。

 真琴は心配そうに何度か顔をのぞきこんだ。


「疲れた?」

「……」


「ごめんね。探しているお家、分からなかったね」


 マロンは首を横に振った。

 真琴は悪くない。


 お手伝いも悪くない。

 連れて行ってくれた。


 本沢家に行こうとしてくれた。


 でも、違った。

 公園も違った。


 本沢家も違った。


 外に出れば分かると思っていた。

 公園に行けば分かると思っていた。

 本沢家に行けば分かると思っていた。


 でも、どれも駄目だった。


 本沢家は、音だけでは分からなかった。

 人間の家は、文字が読めなければ分からない。

 表札が読めなければ、探せない。


 マロンは小さな手を握った。

 文字を覚えなければならない。


 そうすれば、本沢家を探せるかもしれない。


 しーちゃんの家を見つけられるかもしれない。

 颯くんと阿澄のところへ帰れるかもしれない。

 帰り道で、彩のことを思い出した。


 彩は学校で文字を書いている。


 紙に線や丸を書いている。

 あれを覚えればいいのかもしれない。


 マロンは決めた。

 文字を覚える。

 人間の文字を覚える。


 ■鳴瀬家・居間


 鳴瀬家に戻ると、彩が学校から帰ってきていた。


 彩はランドセルを置き、居間でノートを広げていた。

 鉛筆を持って、何かを書いている。

 マロンはそれを見た。


 線。

 丸。

 曲がった形。


 小さな形が、いくつも並んでいる。

 彩はそれを見ながら、ぶつぶつ言っていた。


「あ、い、う、え、お……」


 マロンは目を見開いた。


 文字だ。

 彩は文字を書いている。


 マロンは真琴の腕の中で身を乗り出した。


「もじ」


 真琴が首をかしげた。


「文字?」


「もじ」


 マロンは彩のノートを指さした。


「おしえて」


 真琴が少し驚いた顔をした。


「文字を?」


「うん。もじ、おしえて」


 彩も顔を上げた。


「マー君、文字覚えたいの?」


「おぼえる」


 マロンは真剣にうなずいた。

 覚えなければならない。


 帰るために。

 本沢家を探すために。

 しーちゃんに会うために。


 彩は少し得意そうな顔をした。


「じゃあ、私が教えてあげる!」


 真琴が苦笑する。


「彩もまだ練習中でしょう」


「でも、あいうえおは書けるもん」


「そうね。じゃあ、少しだけね」


 少しだけ。

 また少しだけだった。


 でも、今はそれでもいい。

 少しでも覚えれば、帰るための力になる。


 真琴はマロンを小さな椅子に座らせた。


 彩が紙を一枚持ってくる。

 そこに大きく、丸い形を書いた。


「あ」


 彩が言った。


「あ」


 マロンも言った。


「そう。これが、あ」


 紙の上にある形。


 これが、あ。


 マロンはじっと見た。

 丸いような、曲がっているような、少し難しい形。


 犬だった頃なら、そんなものは気にしなかった。

 紙に書いてあるものより、紙の匂いの方が気になった。


 鉛筆の匂い。

 彩の手の匂い。

 真琴の服の匂い。


 けれど今は違う。


 この形を覚えなければならない。


「あ」


 マロンはもう一度言った。

 彩は嬉しそうに笑った。


「すごい! マー君言えた!」


 言うだけでは駄目だ。


 読めなければならない。

 書けなければならない。


 でも、今は最初だ。


 マロンは真剣にうなずいた。

 次に、彩は違う形を書いた。


「い」

「い」


「う」

「う」


「え」

「え」


「お」

「お」


 あ。

 い。

 う。

 え。

 お。


 全部、形が違う。

 人間は、こんなものを覚えているのか。


 マロンは少し驚いた。

 彩は得意そうに言う。


「これが、ひらがなだよ」


「ひらがな」


「そう。文字の最初」


 文字の最初。

 マロンは、その言葉を心にしまった。


 文字には、最初がある。

 なら、進んでいけば、その先もある。


 本沢。

 もとざわ。


 しーちゃん。

 颯くん。

 阿澄さん。


 いつか、その文字も読めるようになるかもしれない。


 真琴は少し不思議そうにマロンを見ていた。


「真尋、文字に興味があるのね」


「ある」


「ずいぶん早いわね。彩が小さい頃も、最初はもっと落書きばかりだったのに」


「マー君、私より早い?」


 彩が少しむっとした顔になる。


 真琴は笑った。


「覚えたい気持ちは早いかもしれないわね。でも、彩はお姉ちゃんだから、教えてあげて」


 お姉ちゃん。

 彩はその言葉で、すぐに機嫌を直した。


「うん! 私が教える!」


 マロンは彩を見た。

 彩は嬉しそうだった。


 この家も大切にしなければならない。

 神様と約束した。


 彩は、マロンに文字を教えてくれる。

 それはありがたいことだった。


 でも、マロンが文字を覚えたい理由は、鳴瀬家のためだけではない。

 本沢家へ帰るためだ。


 マロンは、それを言えなかった。


 言えないまま、紙の上の「あ」を見つめた。


 ■鳴瀬家・真尋の部屋


 文字の勉強は、思っていたより難しかった。

 まず、見るのが難しい。


「あ」は「あ」だと教えられた。


 けれど、少し曲がった「あ」もある。

 大きい「あ」もある。

 小さい「あ」もある。


 彩が急いで書いた「あ」は、さっきの「あ」と少し違う。

 なのに、全部「あ」らしい。


 これは困る。

 非常に困る。

 犬だった頃なら、匂いが少し違えば違うものだった。


 颯くんの匂いと阿澄の匂いは違う。

 しーちゃんの匂いも違う。

 同じ靴でも、颯くんの靴と阿澄の靴は違った。


 けれど、文字は違う形でも同じことがあるらしい。


 人間の世界は難しい。


 次に、書くのが難しい。

 マロンは鉛筆を持たされた。

 小さな手で、ぎゅっと握る。


 持てる。


 けれど、うまく動かせない。

 犬だった頃には、鉛筆なんて持たなかった。


 前足で床を押すことはできた。

 穴を掘ることもできた。


 でも、細い棒を持って紙に線を書くことはなかった。


 マロンは紙の上に線を引いた。


 ぐにゃり。

 曲がった。

 彩が笑った。


「マー君、それミミズみたい」


「みみず?」


「うん。土の中にいるやつ」


 ミミズ。

 知っている。

 犬だった頃、庭で見たことがある。


 だが、マロンはミミズを書きたいわけではない。

 文字を書きたいのだ。


 マロンはもう一度挑戦した。


 線。

 丸。


 曲がる。

 失敗。


「あ、むずかしい」


 マロンが言うと、彩はうんうんとうなずいた。


「そうだよ。ひらがなって難しいんだよ。私も最初、いっぱい練習したんだから」


 彩は少し得意そうだった。

 真琴が横で微笑む。


「彩も、最初は紙いっぱいに線を書いていたものね」


「ママ、それ言わないで」


 彩が頬をふくらませる。


 マロンはそれをきいて、少しだけ安心した。


 彩でも最初は難しかった。

 なら、マロンが今できなくても仕方ない。


 マロンはまだ一歳くらいの人間だ。

 しかも中身は犬だ。


 鉛筆は難しい。

 それでも、覚えるしかない。


 マロンは紙を見つめた。


「あ」


 彩が書いた文字。

 マロンが書いた曲がった線。


 全然違う。


 でも、いつか書けるようになる。

 そう信じるしかない。


 マロンは、もう一度鉛筆を握った。


「もう一回?」


 彩が聞く。


「もういっかい」


 マロンは答えた。

 彩の目が輝いた。


「マー君、やる気あるね!」


 ある。

 かなりある。

 帰るためだからだ。


 本沢家へ帰るためだからだ。


 マロンは、何度も線を書いた。

 何度も失敗した。


 そのたびに、彩が笑ったり、褒めたり、少し直したりした。


 真琴はそばで見ていた。

 時々、マロンの手を支えてくれた。

 その手はあたたかかった。


 鳴瀬家の手。

 今のマロンを大事にしてくれる手。


 マロンは、その手を嫌いではなかった。

 嫌いではないからこそ、少し胸が苦しくなる。


 この家も大切だ。

 でも、本沢家にも帰りたい。


 人間の体は小さいのに、守りたい家が二つある。

 これは、とても大変なことだった。


 夕方になり、文字の勉強は終わった。

 長くやりすぎると疲れるから、と真琴に止められたのだ。


 まだできる。

 そう思った。


 でも、実際には少し疲れていた。

 小さな手は鉛筆を握り続けて、少しだけ痛い。


 目も疲れている。

 頭も重い。


 人間の勉強は、走るのとは違う疲れ方をする。


 マロンはベビーベッドの中で横になった。

 近くには、彩が書いてくれた紙が置いてある。


 あ。

 い。

 う。

 え。

 お。


 マロンには、まだ全部同じように難しく見える。


 けれど、これは文字だ。

 人間が名前を読むために使うもの。

 家を探すために使うもの。


 マロンは、紙をじっと見た。


 匂いでは帰れなかった。

 道でも帰れなかった。

 公園でも分からなかった。


「本沢家」と言うだけでも帰れなかった。


 なら、次は文字だ。

 人間の家に帰るには、人間の文字が必要なのだ。

 マロンは小さな手を握った。


「もとざわ……」


 小さく言う。


 まだ、その文字は読めない。

 書けない。


 でも、いつか読めるようになる。


 本沢。


 その文字を見つけられるようになる。


 そうすれば、しーちゃんの家へ帰れるかもしれない。


 颯くん。

 阿澄。

 しーちゃん。


 待っていてください。

 マロンは、文字を覚えます。


 そう決めたところで、まぶたが少しずつ重くなってきた。


 今日もたくさん頑張った。

 本沢家にはたどり着けなかった。

 けれど、帰るために必要なものを見つけた。


 文字。

 ひらがな。


 あ。

 い。

 う。

 え。

 お。


 マロンは紙の上の文字を見つめながら、静かに眠った。


 紙の上の「あ」は、まだ少しだけミミズに似ていた。

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