第七話 血 骨 肉
ダンジョンとは
世界各地に存在する魔物が生息、拠点としている空間である。
魔素が充満しており、外界に存在している魔物よりも強さが増しており、
階級の低い冒険者三人でやっと一体倒せる程度
「一応あの城で魔物との戦闘はやっていただろうが、一筋縄では行かないよ」
草原のダンジョン、指定レベル1
「ダンジョンにレベルがあるんですか?」
「基本的に中にいる魔物と外にいる同種の強さの差を基準にしているんだ。
それじゃ、頑張って。」
何度も行き来がされているからなのか、壁には魔素原動力の蝋燭が等間隔で並んでいる。
天井からは少しばかり水が垂れ、奥からの魔物の呻き声が微かながら耳に届く。
「オークか。一応やり慣れているとはいえ、油断大敵」
石の棍棒を手に持ちもう片方の手には砂を握っている。
お互い間合いを詰めず、様子を伺っている。
硬直 隙を見せればやられる勝負。
痺れを切らしたのかオークは唸りを上げながら走り寄る
「まずは受け…!」
ザサァッ
「!なんだ!見えない!砂⁉︎」
さっき持ってた砂は目眩しか!
グオオォ!
ガコン!
「いいか!基本的にオークは大振りな武器の使い方をする!中でも特に使うのが…」
「縦振り…!」
城内で捕獲されたほとんどのオークは縦振りが最初の技!それさえわかれば…
薙ぎ払いながら後方に周り、足元近くを横に
力強く振りかざす。
力任せだけではなく、刀が水平になるように。
ズパッ
ゴァアッ!
両足を華麗に切り裂いた。
そのままオークは前から倒れ込み、必死に棍棒を振り回す。
まだ砂ぼこりが舞っておりオーク見えていない
「取った。」
首に間髪入れず刃を通した。
「ふぅ…ひとまず一体目。
少し知性があるのか。手強い。」
さて、
「どんと来い!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お疲れ様ハヤト。中々なものだろ?」
「えぇ…思いの外知性もあるんですね。」
「それよりも、ステータス見てみなよ。ダンジョンは経験値豊富だぞ?魔素があるからな。」
聖騎士lv.2
「あがりました。でももう少し上がっても良さそうなんですが…」
「聖騎士自体上位の職。レベルの上がる頻度も少ないんだよ。俺の大賢者もまだレベル30だしな。」
上位職でレベル30は相当な強さじゃ…
_______獄獣神エリア_______
歩いて歩いて歩いても景色は後ろを振り返らずとも見れるものばかり。
そもそもこの世界は最初からこうなのではないかと思い始めているトシ。
「ひょっとしてオレ人がいない世界に転生?」
「ハッ、だったらあのおっさんもいねぇだろう…」
な…
今までと違う悪寒が体を、骨を突き抜ける。
何かが近くにいる。まだ地平線の向こうにいるのか姿は見えない。だが確かに、ソレはいる。
今までもたくさん獄獣神とやらと戦ったからか体が警鐘を鳴らしていた。
ソレには近づくな
だがそんか警告を無視してトシは向かった。
元々人もいない話し相手もいない。
安らかな寝床も無ければまともな服もない。
娯楽も…
「こんな場所で平穏を求めるの馬鹿だもんな!誰だ!君は誰だ‼︎」




