↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カラメル・スイーツ・イリュージョン  作者: シャオえる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
60/62

心弾ませる吐息

「デートねぇ……。それは今じゃないといけないの?」

「二人の魔術書を書くためには素敵な思い出が必要でしょ?失くした記憶を少しでも新しく埋めておかないとね。せっかくの誘いに断るの?」

「断れるならそうしたいかな」

 シオンがクスクスと笑って話し、カナメは困ったように返事をしていると、アリエルが持っている魔術書の表紙を撫でる。すると突然、カナメがアリエルの腕をグイッと引っ張って体を寄せた

「とりあえず私はシオンの言う通り、デートのお誘いに乗るから、その間に白い子と双子ちゃんをどうにか呼んでみてよ」

「……わかった。気をつけて」

 二人顔を見合わせ一緒に頷いて、カナメはシオンに近づき、アリエルは、二人から離れるように魔術書を抱きしめ来た方へと走っていく。暗闇に消えていくアリエルの後ろ姿を見てシオンが寂しそうな顔をする

「二手に別れるの?つまんないの」

「シオンのデート相手は私が良いでしょ?あの日の続きでもどう?」

 いつの間にかシオンの背後に来ていたカナメが耳元で呟く。シオンは驚きもせず、頬に触れるカナメの震える吐息に心弾ませながら、カナメの頬にそっと手を添えた

「そうね。カナメだけになったのは寂しいけれど、今日はそれで許してあげる」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。