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もうすぐ〇〇だね

 これはゾクッとはしないけど、違う意味で怖いなと思った話。

 内容を忘れかけていたので、ほかの場所でも書いておいて良かった……



 前話でも少し登場した、近所のスーパー近くでのある日のこと。

 スーパーの前は交差点になっていて、信号に着く前に青になったのね。

 自分は対角線に進みたかったので、まず目の前にある交差点の横断歩道を渡りつつ、右にあるもう一つの横断歩道を渡ろうとしていたわけ。

 でそのまま一つ目の横断歩道を歩いていたら、10Mくらい前を歩いてる男の人がいた。

 その人をなんとなく見てたら、マラソンランナー姿のおっさんが後ろから走ってきて、接近したと思ったら何事か話している。

 でも男の人はなんか無視してる様に見えた。

 話掛けられた男の人は横断歩道を渡ってから、そのまま直進して去っていく。



 一つ目の横断歩道を渡り切り、もう一つの横断歩道を渡ろうと信号が変わるのを待っていた。

 先ほどのおっさんも足踏みしながら待っている。

 すると、なんと突然話しかけられた。

 いや、驚いたね。

 まさか自分が話しかけられるとは思っていなかったから……というのもあったのだが、これまた内容がね。



「お兄さん、もうすぐジャニーズの試験だね。頑張ってね!」


「はぁ……?」


 とかなんとか、脈絡のない事を言われて俺困惑。ポカーン状態。


 え……???


 もしかして、さっきの人も同じことを言われてたのか……?

 だとしたら、男の人が無視していたのも頷ける。

 実は幽霊で、自分にしか見えてなかった、という事実でもない限りは、どうみても変人です。本当にありがとうございました。

 いや、ジャニーズの試験って……なに?

 そんなのあるのか? あるとして、それに自分となんの関係が?

 受けると思っているのか? 変人?

 マラソンの恰好をした、マラソンの習慣があるおじさんの幽霊……はさすがに苦しすぎるか。

 やはりどうみても生きた人間だろう。



 そのおじさんは前を向きながらも、未だに他にも何事か言っていたが、自分は無視してイヤホンを装着、音楽を流しながら信号が変わるのを待った。

 だって関わらない方が良いって思うでしょう?

 何事かを相変わらず喋っていて、こちらも音楽に全く集中できていなかったが、おじさんはこちらの無視を気にした様子もなく、そのまま信号を渡ると、自分の向かいたい方角とは別方向へと走り去っていった。


 今思えば、イヤホンを装着したのは悪手だったように思う。

 なぜかと言えば、事の真相がもう少しハッキリしたかもしれないし、ネタとしてもうちょっと相手の話を聞けば良かったと後悔しているからだ。

 普通そうな感じだったけど、一体なんだったんだろう。気になります。


 追記すると、スキンヘッドで顔もアニマル浜口にそっくりだったことを伝えておく。

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