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しょうもないけど、本人的には怖かったこと

 あるある?話。


 小学生の頃、図工の時間だったかな。

 彫刻刀で何かを掘ってたんだよね。

 まあお察しの良いみなさんならば、もうお気づきのことでしょう。


 左手で彫刻物を抑えながら、右手は彫刻刀を持って作業をする。

 左手は露出しており、刃先の延長線上には左手がある。はい、そうです。

 力んで彫刻刀に加わったパワーは、勢いを殺さずに真っすぐと、左手中指の第一関節あたりまでグサリ!

 それはまるで牙突(笑)。

 いや、なにわろてんねんって話だけど。

 もう慌てたよね、だってざっくり切れてるんだもん。

 そもそも血が苦手な性質だし、ましてや子供。

 保健室までひぃひぃ情けない面持ちで向かいましたが、廊下には点々と血痕が……

 こんなん日常ではまず見ない光景。

 ひぇぇ~!と、傷を負わされて情けなく叫ぶ無能貴族のごとく、あわあわした心境でした。


 まあ傷跡も残ってないし、大したことなかったのでしょう。

 別に縫ったりとかもしてなかったし。

 でも実際そうなると怖いよね。




 はい、次。

 今の賃貸に引っ越して大分経ちますが、ある時から変な電話が来るようになった。

 今はスマホの時代だけど、一応ということで普通の家電も置いている。

 基本は留守電にしているのだが、カンカンカンカン?という断続的な機械音みたいな音がずーっと長く続く。

 すごく不気味で、それがたまーに掛かってくるのがストレスで……単純に煩いし、不快。

 まあFAXとかそういった類のシステム音なんじゃないかってことらしいけど……

 最初の頃はすごくこれが嫌で嫌で。

 そもそも電話いるか?って話だし、止めてもいいんだけども。

 怪談脳だから、なんだ、この踏切の警告音みたいな音は!?とか思って震え上がったよね(笑)。

 いや、やっぱ笑えないわ。少し怖かったもん。

 マジで心霊現象かと思った。

 間違い電話?は止めてください。やめろぉっ!!




 次。

 当時、チェーンメールが流行っていた。

『〇〇が復讐のために△△を探しています。もしこのメールを五人に回さないと~』『実行しなかった場合、把握されてあなたの場所を突き止めて~』『犯人を激しく憎んでおり、絶対にあなた見つけ出します』みたいな不幸の手紙のメール版が来たことがある。

 差出人は友人からだった。

 しかし友人はその手の物は鼻で笑うタイプだったので(そしてそういう悪ふざけはしない)、おそらく差出人を偽装、もしくはウィルスなどで勝手に送信していたかのどちらかではあったのだろう。

 これが恐らく嘘であろうことは分かっていた。ついにこの手のメールが来たかと。

 しかし、メールの文面が迫真だったため、凄く怖くなったのを覚えている。

 幽霊が~ではなく、この文面から見るに生きた人間が、お前の居場所を突き止めて来るぞ、ということであろう。

 当時は学生。人ですらこんなに恐怖を感じるのか、と思った瞬間である。いや、マジで怖いから!

 こんなクソ迷惑な文面を考えたやつをボコボコにしてやりたい。

 今思えば、心霊体験と同レベルで怖かった。

 怪談だろうが人怖だろうが、実際に体験してしまえば、そこに生身の人間も幽霊も関係ない。

 そこにあるのはただただ恐怖、である。

 震えて眠れ!という言葉があるが、本当に震えて眠るレベルだよ。

 このメールを気にしすぎるがあまり、逆にこのクソメールを考えたやつに自分の生霊が飛んでったら面白いのに、というお話。

 俺がメール書いた奴を激しく憎みます。

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