85.最奥にいる子
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿!
原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
魔界
再び魔界へ訪れたアサシン
そして、記されている座標へ向かう為、荒野をただ歩き続けていた。
いざ、ついた目の前にあったのはそこまでデカいわけでもないし、地面を掘られたような洞窟だった。
アカネ「ここにその救出対象がいるのか?」
ネス「行くしかないでしょ」
シロ「こう言う洞窟は足元を掬われたら終わりだ…慎重に(モコ「突撃!」俺の話を聞け!」
モコ「え?年寄り臭い話は後で良いじゃん」
シロ「お前な…」
ラール「早く行こー」
シロ(緊張感無さすぎるだろ…)
そうして、アサシン一同は洞窟内部へ入って行く。
洞窟 内部
中は薄暗く、肌寒いところとなっていた。
そして、時折水滴が落ちる音が響くような場所で、後はただ凸凹で狭い道が広がっているだけの場所だった。
そんな中をスマホのライトを使い照らし、進んで行くアサシン一同。
アカネ「ここの奥に依頼主が助けて欲しい奴がいるんだろ?」
ラール「座標から見て、さらにこの下に行かないといなさそうだけどね…なんて言ったってここの最奥に居るんだから」
モコ「最奥って…なんか大変…」
ラール「まぁ、中は狭いし凸凹だけど特に魔獣が住んでるような場所じゃないし、警戒はする必要はないよ」
ネム「よくよく冷静に考えたら、このメンバーになって初めての任務じゃない?戦いとかもここしばらくなかったし…」
ネス「ほぼ戦う場面ないじゃない…今は前に進んでるだけなんだから…」
全員がただ歩いているだけで退屈なのか話始めた。
その声は洞窟内に響き、静寂な洞窟を騒がしくする。
そうやって雑談をしていた時…
先頭にいたネスの足が止まる。
アカネ「っ!なんだよ!いきなり止まって!」
ラール「どうやら、目的の場所に着いたみたいだね」
アカネ「マジか…案外あっという間だったな」
そして、後方にいる者達が覗くように前を見ると…
そこには、謎の魔法陣と鎖に縛られて身動きの取れない状態にされた幼い少女が居たのだった。
ミヤ「この子が、助けて欲しい子?」
ネメシス「しかも縛り付けられてる…悪質だな…」
ラール「その魔法陣から特殊な力を感じるな…僕がどうにか分析してみるよ!」
モコ「どうやって解くの?この鎖?力技?」
シロ「そんな脳筋な手段を取って、拘束されている奴になんらかの被害が及んだらどうする?」
モコ「うっ!確かに…」
アカネ「ラールが分析終えるまで待った方が良いのか?」
ネム「でも、さっきシロが言ってた通り、もし手荒な真似をしてこの子に何かあったら…」
レン「依頼主から怒られる可能性もあるよね?」
サスケ「そうなったら報酬はパーだろうな…」
アカネ「それはまずいな…今回は俺も脳筋的な思考は消すぜ…」
ネメシス「アカネが大人しくなった…」
アカネ「てか、ネス。お前はいつまでその子供の前にいんだよ。さっさと下がれよ」
ネスはずっと少女の前から動こうとしないのだった。
彼女はただじーっと少女を見つめ続けていた。
アカネ「あいつ、なんでそんなにあの子供見てんだ?」
その時…ネスが少女が拘束されている魔法陣に手を伸ばす。
気づいたアサシン一同はネスを止めに行こうとするが時すでに遅し。
ネスの手が魔法陣に触れると同時に魔法陣と鎖が崩壊。少女は拘束が解け、ネスの腕の中に落ちる形で抱き止められたのだった。
アカネ「……」
ラール「…嘘でしょ?」
ネス「何よ…」
ラール「ネスが魔法陣に触れた途端、触れた先から崩壊を起こしてったんだけど…しかも、一応途中まである程度分析できた事を語ると、さっきのはかなり強力な結界で、相手に触れる事も、そもそも解除もかなり難しいものなんだ…」
モコ「え?それを意図も容易く壊しちゃったよ?ご主人…」
ラール「もしかしたら、依頼主はこの結界を解除できる者を探してたのかも?」
アカネ「じゃあ、俺らが解除出来たんだから報酬は俺らのだよな!?」
ラール「そうだね…それに、その子にも特に外傷はないし、息もしてる…大丈夫そうだね…」
アカネ「なら、さっさとそいつ連れてこんな暗いところ出ようぜ!」
こうして、少女を救出したアサシン一同は洞窟を抜け出すのだった。




