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乙女ゲーの辺境伯に転生したので奴隷落ちする悪役令嬢を金貨2万枚で救おうと思います  作者: トンビが鷹を産んだトンビの方
帝国の頭脳と和平条約
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第198話 迎える準備

ノルディア邸の執務室ではレオン達が机を囲んでいた

机の上には一枚の予定表が置かれている

レオンは予定表へ目を通した


「到着は三日後か」


ゼムが頷く


「はい 天候に大きな乱れがなければ予定どおり到着されます」


レオンは書類を机へ置いた


「迎える人数は?」


ゼムはすぐに答える


「帝国第一皇子ジークハルト殿下 帝国第二皇子ルーカス殿下 護衛の近衛騎士達そして従者でございます」


「分かった」


レオンは頷く


「客室は問題ないか?」


「既に準備しております」


「食事は?」


「料理長と相談済みです それとフェルナード領から仕入れた海産物もございます 歓迎の席として十分かと」


レオンは安心したように頷いた


「ありがとう」


その時 クロエが手を挙げる


「僕は何すればいいの?」


ゼムは微笑む


「クロエ殿にはノルディア家専属商人として同席していただきます 帝国との商談になる可能性もございますので」


「了解」


クロエは笑顔で頷いた

続いてフローラが尋ねる


「私は何か御座いますか?」


ゼムは少し考えてから答える


「フローラ様は基本的にはご自由にしていただいて構いません ですが歓迎の席にはご出席をお願いいたします」


「分かりました」


フローラも頷いた

レオンは椅子へ深く腰掛ける


「ルーカスは分かる……でも第一皇子は初対面だ」


ゼムも真剣な表情になる


「ええ しかも【帝国の頭脳】と呼ばれるお方です 一筋縄ではいかないでしょう」


レオンは苦笑した


「余計なことを言わないようにしないとな」


ゼムは首を横へ振る


「ぼっちゃまはいつもどおりで十分でございます 逆に取り繕う方が見抜かれます」


レオンは思わず笑う


「確かに……それもそうか」


その時だった

コンコンと執務室へノックが響く


「失礼します」


入室したのはリックだった


「旦那 帝国一行を迎える騎士の配置が決まりました 確認お願いします」


レオンは立ち上がる


「わかった 行こう」


リックと共に執務室を出る

廊下を歩きながらレオンは小さく息を吐いた

帝国第一皇子ジークハルト

帝国第二皇子ルーカス

二人がノルディアへやって来るまであと三日だった

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