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乙女ゲーの辺境伯に転生したので奴隷落ちする悪役令嬢を金貨2万枚で救おうと思います  作者: トンビが鷹を産んだトンビの方
フェルナードの聖女と覚悟
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間章 あの日の女子会

「そうだ!」


食事の片付けを終えたカミュが大きな声で笑う


「今日もまた泊まっていきな!」



その一言でレオン クロエ フローラ の三人が泊まる事となった

マリナも笑顔で頷く


「レオン君はカミュと寝室で クロエちゃんとフローラはフローラの部屋ね」


「うん 了解」


「分かった お母さん」






食事の片付けを終えると それぞれの部屋へ向かう

部屋へ入るとマリナは布団を敷きながら笑った


「こうして女の子だけって何だか新鮮だね」


フローラも頷く


「そうだね」


クロエも小さく笑った

三人で布団を並べ

他愛もない話をする

今日の魚のこと

港のこと

宿場町のこと

自然と笑い声が部屋へ響いていた

その時だった マリナが突然クロエを見る


「クロエちゃん」


「はい?」


「レオン君のこと好きでしょ?」


「へっ?」


クロエの動きが止まる

顔がみるみる赤くなっていく


「なっ……ちっ……違……」


口では否定しようとする

だが声にならない

フローラも思わず目を丸くした

マリナは楽しそうに笑う


「その反応で分かるよ」


クロエは観念したように肩を落とす

そして小さく頷いた


「……はい……好き……です」


マリナは優しく微笑む


「けど大変だろうね だって優しいし顔もいいし 領民のことを本気で考えてる……好きになる子は多いと思うよ」


クロエは少し照れながら笑う


「そうなんだ…… いつも誰かのことばかり考えていて…困っている人を見ると放っておけなくて……けどそんな所も好き……なんだけどね」


嬉しそうに話すクロエを見て

フローラも自然と笑みを浮かべる

しばらくして 今度はクロエが尋ねた


「マリナさんはカミュさんとどうやって恋仲になったの?」


マリナは少し照れ臭そうに笑う


「そんな大した話じゃないよ 最初は喧嘩ばっかりだったしね 漁のことしか頭にない人だったから……でもね困った時は必ず助けてくれた 誰よりも私を大事にしてくれる人だった……気付いたら好きになってたよ」


マリナは優しく微笑んだ

クロエが両手の指を合わせグルグルと回しながら

恥ずかしそうな顔で口を開いた


「…そ……その どうやって相手を振り向かせたの?」


キョトンとした顔でマリナがクロエを見る

するとクロエはみるみる顔が赤くなっていく

マリナは笑いながら答えた


「男ってのは単純だからね 胸を当てて上目遣いすればいいんだよ」


言い終わるとマリナは胸を張って自分の胸を両手で掴んだ

そこにはエミルよりも大きい膨らみが二つあった

クロエはマリナの胸から自分の胸へ視線を移す


「……って 僕には無理じゃん!!」


マリナとフローラは笑いクロエもつられて笑ってしまう

クロエは真剣な表情で頷く


「でも……あっても勇気が出ないけどね」


マリナは笑いながらクロエの肩へ手を置いた


「大丈夫だよ そう言う時は近寄って上目遣いで『私じゃダメ?』とか可愛く言えばいいんだよ 男ってのは守りたいと思える女性を好きになるからね」


クロエは恥ずかしそうに笑った


「まぁ……やらないけど……ありがとう」


二人のやり取りを見ていたフローラは

胸の奥が少し温かくなるのを感じていた

恋とは誰かを思い そして悩むこと

その時間までも相手の事を考えてしまうものだと



三人は夜更けまで笑い合い

楽しい時間はあっという間に過ぎていった

あの日の女子会はフローラにとって

忘れることのできない大切な思い出になったのだった

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― 新着の感想 ―
磐之媛「相手が居るのに言い寄るとは、許しがたい連中ですね」 北条政子「泥棒猫は家を叩き壊してさしあげないといけません」 呂雉「いっそ、人豚にしてしまえばよろしいですわ。おほほほ」 なんて悲劇が起きない…
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