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異世界帰還録  作者: 夜縹 空継
第四章:オーザンガール編
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第八十四録:過大評価 一節「異質」

────離れた場所から轟音と光が放たれていた、ヨリツグさんたちが派手に戦闘を繰り広げている。

「さて…私たちも始めましょうか。」

"うん!!"

隣にいる人型に変形したレーヴァテイン、その操縦席から小さなゴーレムが元気よく返事をしてくれてた。

ヨリツグさん曰く遠隔でドロシー君が操作をしていると。


"でもヨリツグはなんでドロシーとザディルを一緒にしたんだろー?"

「それは簡単ですよ。」

私は手袋を外しレーヴァテインに触れる、この機体の情報や癖の全てが読み取れた。

「ドロシー君…レーヴァテインが合わせるのではなくて私が合わせるのです。」

"そーなの?"

「えぇ、だから遠慮なくレーヴァテインを暴れさせても大丈夫ですよ。」

"わかったー!!"


会話が終わるとレーヴァテインの搭乗席のハッチが閉まり動き出す。

武装は剣と左腕に内蔵されたジャベリン…その他に一つ、恐らくヨリツグさんも知らない内蔵された武装が隠されている。

これは…一定以上の脅威が現れなければ使用はされない。

目の前のクラレントでは役不足だろう。


クラレントの肩にはナンバーが記載されており私たちの相手は03と04…2体がレーヴァテインの動きを察知し構える。

「私たちの勝ちは私がクラレントに触れる事です。」

"よーし!!やっちゃうぞー!!いっけー!!"

レーヴァテインが浮き上がると瞬間的にトップスピードになりクラレント03へと急接近。

剣と盾がぶつかり激しい火花と轟音が鳴り響く。

クラレント04は強襲から一瞬遅れて行動を開始、レーヴァテインへ銃を向ける。

「邪魔はさせませんよ。」


隠れて随伴させていた私の剣を展開、銃弾の全てを弾き落とす。

通用しないと判断さ即座に武器を切り替える、銃の下部からチェーンソーが現れ唸りを上げて剣と衝突。

「中々…多彩な武装ですね。しかし私の剣はそれで全部じゃありませんよ?」

随伴させたのは7本、残りの2本はクラレント04の死角であろう場所に配置。

そして…魔力を溜めて一気に解き放つ。


「ふむ…流石に初手では倒せませんか。」

私の魔力蓄積と解放を即座に察知、私が相手にしているクラレント04は正確に盾で防御。

突き刺さる剣を盾から抜き手元へと戻すと同時にレーヴァテインは盾ごとクラレント03を押し込み地面へと倒した。

仲間の危機に03はレーヴァテインへチェーンソーを向けるが、それを許す事はない。

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