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異世界帰還録  作者: 夜縹 空継
第四章:オーザンガール編
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余談「妖霊事件」18

「うお!?」

龍脈から脱した直後に背後の比良坂邸で爆発音が響く、青鐘寺さんが戦闘をしている証拠だ。

「……貴方は…覡さん?私はなんで死なないのですか?」

混乱をしながらもか細い声で俺へ質問を投げかける友美さん。

「死なないのは呪いが俺へ移っているからですよ。」

「そんな!…私のために死ぬなんて!やめてください!!」


心優しい人なんだろう…自分の死より他者である俺の死を危惧して拒絶している。

「大丈夫ですよ。俺も貴女と同じく神威持ちです、ほら。」

俺はメガネを取り解魔ノ瞳を露わにして見せた、それを見る友美さんはいたく驚いていた。

「これは解魔ノ瞳、自身に降りかかる魔を解体して無に返します…呪いも然りですよ。」


それを聞くと友美さんは安心した表情を浮かべ雰囲気が少し明るくなる。

「行きますよ、貴女を待っている人がいるんですから。」

俺は急いで華原さんたちとの合流地点へ歩みを進める、このスピードならすぐだ。

…それにしても離れているにも関わらず派手な戦闘音が響いている。


俺も早く戻らないとな…青鐘寺さんは強いとは聞いているが相手が相手なだけに何をしてくるかわからない。

「友美!!」

その時、少し前方から華原さんが姿を現しそれを見た友美さんの瞳から涙が流れる。

「お、お父さん!」

俺は友美さんを背から降ろす、走って近づく華原さんはついに友美さんの手を取った。

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