表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界帰還録  作者: 夜縹 空継
第四章:オーザンガール編
444/460

余談「妖霊事件」09

「なんや大変な事になっとるな、大丈夫か縁継くん?」

突如として現れたのは青鐘寺さんだった、妨害されていたにも関わらずどうやって?と聞きたかったが先に状況説明が最優先。

「俺は大丈夫です、この二人が比良坂の妖術でどうにもできませし比良坂以外は恐らく全員一般人です。」

「りょーかいや。」


「いやはや…まさか貴方が来ましたか。」

流石に青鐘寺さんを前にして焦りを見せる比良坂…演技ではない表情だ。

「なに焦ってんねん、今お前を殺されへんことようわかったとるやろ。」

青鐘寺さんが明らかに苛ついている、殺せるなら殺してしまいたい…そんな思いがビシビシと伝わる。


「殺せない…?」

「せやねん、コイツなぁ…前ゆうた神威の子をおるやろ?この外道を殺したら連鎖的にその子も死ぬ。」

「人質ですか…」

「そや…コイツが恐れとんのは死なん程度にボコボコにされる事や。」

そうか…死は回避できるが動けないほどの傷を受けてしまう。


「なら…ボコボコにして捕えては?」

「それもむずい、一定の距離離れたら死んでまう。」

「対策済み…か。」

「鬱陶しいやろ?コイツ。」

「鬱陶しいですね。」

「酷い言われようですねぇ…しかしなぜ居場所がわかったのですか?術は完璧に起動してあるはず…」

比良坂はそうやって強がるも身構え青鐘寺さんを警戒している。


「んなもん、縁継くんに俺の付喪神を憑かせとっただけや。」

「なに…あり得ない!そんな見逃しなど!」

「まぁ、気が付かんやろな。俺の付喪神"青蜥蜴"の尻尾の一部やし。」

「……蜥蜴の尻尾切りですか。」

「ま、そんなもんや。本人はまた生えてくるけどむっちゃ嫌がってたわ。」

「緊急事態やからなんとか説き伏せたわ」

そう補足をしながらタバコを取り出し手慣れた手つきで火をつけて吸う。


「フー…でや、取引や。民間人から手を引くなら五体満足で返してやる、答えははいかイエスで答えろ。」

もはや取引とは呼べぬ脅し…初めて青鐘寺さんに対して強者の圧力を感じる。

味方の俺でこれだ、比良坂へのプレッシャーは相当なものだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ