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異世界帰還録  作者: 夜縹 空継
第四章:オーザンガール編
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第七十四録:最悪の邂逅 二節「チェックメイト」

「ほ、ほんとですか!!」

「あぁ…これで奴らを倒せる!」

わかってしまえばこちらのものだ…倒すのはもう簡単だ、それにして悪趣味なことこの上ない。

嫌悪感が湧き上がる、どうすればここまで生命への冒涜ができるのか理解できない。

「ラグナ、奴らは二体で一体なんだよ!」

「二体で…一体?」

疑問が浮かぶのも無理はない、あり得ないことだからだ。


「悍ましい事実だが…この首無しの核である遺体は一体の動物なんだ。」

「…あり得ない、とは言えないけどあまり想像はしたくないね。」

ラグナも答えに行き着いたのか顔を顰めて嫌悪感を表す…気持ちはよくわかる。

「その想像通りだ、コイツらの核は双頭動物だ。」

「………なるほどね、倒せない訳だよ。」

そう、双頭動物を縦に切り裂き別の肉体へ埋め込み同じ術式を施す。

デュラハンの術式は基本的には術者によるオーダーメイドだ、なぜなら流用が効かない。


しかし…双頭動物は2つの脳…つまり同一の魂の受け皿が2つある事で本来は不可能な術式の流用が可能。

それを別々の肉体に搭載する事で身体は二体ある一体のデュラハンが出来上がる…そんな倫理観を置き去りにする様な所業…。

心の底から軽蔑をする。

「倒す方法は1つ…同時に核を破壊する事のみ!」

「だね!」


「ネーメル隊長!同時です!それで倒せます!」

「了解、合わせるわ。」

倒せるとわかればこんなにも気の持ちようが違う、駆ける足が軽い。

ネーメル隊長の様子を伺いながら首無しと戦闘を続ける、お互い弱点を狙える最高のタイミングを疑う。

ラグナが爪で首無しの右後ろ脚を切り裂き破壊。


「ベリルさん!」

私はその隙に再び懐へ潜り込む。

首無しは振り上げた右前脚を私へと向けて振り下ろそうとする。

にゃん。

コイスケ君の声が響くと同時に首無しの左前脚が深く影の中へ沈み体勢を大きく崩す。

弱点を狙いやすいとてもいい位置だ…ネーメル隊長の方へと視線を向ける。


ヤテンラさんの援護射撃により両前足を失った弱点がガラ空きの首無しが見えた。

ここだ…ここしかない、両手に握るマチェットを合体させる。

「おお!!」

威力の増したマチェットを全力で振り下ろす、弱点ごと胴体を叩き斬る。


「ハァァ!!」

ネーメル隊長が相手にしていた首無しの心臓がある辺りに風穴が開く。

タイミングは完璧…2体の首無しが地面へと倒れ動かなくなる。

起き上がる気配は────もうない。

「しゃあ!!」

思わず右腕を空へと突き上げて高らかに勝利を宣言した。

閲覧ありがとうございます!

結局、設定の投稿無理だったよ……時間の流れは早過ぎんか?〇イド・〇ン・ヘブンでも発動してるん?

とりあえずラフ画は諦めて文章だけ投稿します、謝ったつもりはないけど、謝ったってことでいいです!(カス)

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