余談「君への贈り物」前編
───俺は街に出てケーキ以外の食材を買いに行ったりと店を回っていた、ケーキはお袋にお願いしている。
そうして…最後に夜天羅へのプレゼントを予約していた店へよりラッピングした商品を受け取ってから自宅へ帰宅した。
「あら〜縁継お帰り〜」
「ただいま」
家に入るとお袋が出迎えてくれた、そのまま一緒にキッチンへ移動をする。
「じゃあ…お袋これお願い。」
「はいは〜い、任せてね〜」
買ってきた食材をお袋へ手渡して準備をお願いをする。
「ま〜!色々買ってきたわねぇ…本当に自腹でいいの?」
「あぁ、今日は俺が全部出したい。」
「ふ〜〜ん…」
ニヤニヤしたお袋の視線がこれでもかと俺に突き刺さる。
「……いいだろ……べつに…」
「悪いなんて言ってないわよ〜」
そう笑いながらエプロンをつけて調理を始める。
「…お袋たちもいいのかよ、ビデオ通話しなくてさ。」
本当なら俺の誕生日の様にビデオ通話しながらみんなでと思っていたが…それはしなくていいと言われた。
「いいのよ、今日は二人で祝ったほうがいいのよ〜なにせ初めてでしょう?」
「まぁ初めてだけどさ。」
「なら私たちが邪魔しちゃったら悪いわよ〜」
両親は気を遣ってそうは言ってくれるが…夜天羅は少し気を遣うかなと思ったがその不安を払拭させるのは俺の役目だろう。
「わかった…あんがと。」
「いいえ〜」
「じゃあちょっと風呂入ってくる。」
俺は外にでた汗を流すために風呂場へ向かった、時間はまだ15時だ夕食にはまだ早い。
プレゼントは一旦俺の部屋に置いて再び夜天羅の所へ向かう。
「夜天羅ただいま」
「おぉ!お前様おかえりなのじゃ〜」
にゃーん!!
夜天羅とコイスケが俺を出迎えてくれた、そのまま全員で居間に行きいつもの様に過ごす。
ピロンッ…スマホが通知を知らせる、俺はスマホを手に取り画面を見てみるとお袋だったその内容は"準備ができたわよ〜"だ。
どうやら夕食の準備ができたらしい。
「ちょっとお袋んとこ行ってくる。」
「おお、行ってらっしゃいじゃ。」
すぐそこの生家へ向かった、リビングへ行くとお袋に加えて親父がいた。
「ただいま」
「おかえり」
親父とお袋の声が重なった。
「縁継はいこれ〜」
「ありがとうお袋。」
いつもの様に紙袋を受け取る、色々と用意してくれたのかいつもより中身が重い。
「縁継これもだ。」
親父からも何か紙袋が手渡された。
「これは?」
「俺と母さんから夜天羅ちゃんへのプレゼントだ。」
なるほど…二人も用意してくれていたのか、これは夜天羅も喜んでくれるだろう。
「わかった、渡しておくよありがとう。」
「おう!二人で楽しめよ!」
「楽しんでね〜」
両親と別れて書院へ戻る、玄関脇にプレゼントを隠す様に置いてから部屋に入る。
「夜天羅ー晩御飯にしようぜ。」
「おお!して…夕飯はなんじゃ?」
「今日は誕生日だし豪勢にいい肉ですき焼き。」
「いいのう!楽しみじゃ!」
俺と夜天羅は二人で準備をして食事を始めた、奮発していい肉を買ってきたからか二人とも夢中で食事を楽しんだ。




