余談「鬼と惚気話」
今日は本編ではなくちょっとした小話です
明日は本編の更新予定です。
いつもの朝、登校前に夜天羅と束の間の時間を過ごす、すでに食事は食べ終えて俺にくっついている夜天羅。
「お前様、出会った頃より髪が伸びたのう」
彼女と出会って約5ヶ月ぐらい。
俺はあまり髪に頓着がなく散髪も毎月適当に髪の量を減らしてもらうぐらいで伸びてきたなと思ったらバッサリ切るが今がその伸びてきた時期だ。
「そうだなぁ…近いうちに切りに行くかな」
言われて髪をいじりながら答える、すると急に夜天羅が俺の腕から手を離した。
「?」
不思議に思い夜天羅の顔を見るとなにか思いついたような顔でニヤニヤと笑みを浮かべている。
夜天羅はおもむろに俺の左側のもみあげあたりに手を伸ばし髪を手に取った。
「お、おい?夜天羅?」
思わず動揺するも彼女はお構いなしに変わらずニヤニヤと髪を編んでゆく夜天羅。
慣れた手つきで素早く髪が編まれてゆく、とりあえず彼女の好きなように髪を弄らせた俺の髪はそこまで長くはないので直ぐに編み終わる。
夜天羅は自身の右のもみあげにしていた三つ編みを解きその紐で俺の髪を結ぶ。
俺は夜天羅に綺麗な三つ編みを施された。
「おそろいじゃ」
夜天羅は明るい笑顔を向け再び腕に抱きついてきた、やりたいことがやれて満足と言った感じだ…この笑顔に俺は弱い、何か言いたいことがあった気がするがその笑顔の前に全てかき消された。
顔が赤い気がする、夜天羅をチラッとみた…自分でした割に恥ずかしさがあったのかちょっと顔が赤い。
「あー…ありがとう」
「!!」
そう言うと得意げな顔をした、この日から新たな日課として夜天羅は俺に三つ編みをする様になる。
…俺は俺でこの髪の長さを維持する事にした。
イチャイチャイチャイチャしやがってよぉ…




