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最強の創造スキルを手に入れた俺、異世界で大儲けできると思ったら現代科学より上でした  作者: おりこー3


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第9話:商売は順調だけど宿がない件

気づけば――遅い時間になっていた。



「では、本日はここまでに」



ウラジオがそう言う。



「明日から動きます」


「了解です」



短く返す。


それ以上の言葉は必要なかった。


店を出てウラジオと別れる。




夜の空気が、少し冷たい。



(さて……)



一人になって、ようやく現実に戻る。



(宿、決めてなかったな)



完全に忘れていた。


さっきまでの話で頭がいっぱいだったせいだ。


(ウラジオに宿を紹介して貰えば良かった。)



通りを見渡す。


夜の街は、昼とは違う顔をしていた。


建物の壁面には淡く光る広告板。

空中に浮かぶように表示される案内表示。



(どういう原理で浮いてるんだ?)



科学都市らしい光景だった。



(で、宿か)



視線を動かす。


いくつかの建物の前に、

「空室」「満室」の表示が光で浮かんでいる。



(分かりやすいな)



一軒の前で立ち止まる。


入口横に、半透明のパネルが浮かんでいた。


料金、設備、空室状況が簡潔に表示されている。



(……便利だな)



だが、人の出入りが少ない。



妙に静かだ。



(やめとくか)



直感で判断する。



そのまま通り過ぎ、もう一軒。



こちらは出入りがある。


表示パネルも正常に稼働している。


少し観察する。


客の様子。


服装。


雰囲気。



(荒れてはいない)



決める。



「ここでいいか」



扉に近づくと、自動で開いた。


中へ入る。


受付には人がいない。


代わりに、端末のような装置が設置されていた。



(セルフか)



画面に触れる。


簡単な操作で手続きが進む。


名前、滞在日数、支払い。



(楽だな)



金を支払い、鍵を受け取る。


小さなプレートが淡く光っていた。



(これが鍵か)



部屋へ向かう。


扉にそれをかざすと、音もなく解錠された。



(ちゃんとしてるな)



中に入る。


室内は簡素だが整っている。


照明は柔らかく、温度も一定に保たれている。



(十分だな。むしろ快適すぎる)



ベッドに腰を下し、そのまま倒れ込む。


静かな部屋の中。


外の光が、わずかに差し込む。


明日から忙しくなりそうだ。

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