表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の創造スキルを手に入れた俺、異世界で大儲けできると思ったら現代科学より上でした  作者: おりこー3


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/77

第2話:ライターと石鹸、思ったより無双できない!?

森を抜け、ユウトは小さな村に到着した。



手の中には、自作のライター。



気楽な笑みを浮かべながら、胸の中でつぶやく。



「これさえあれば、村人を驚かせて簡単に金を稼げる……はず」



ユウトは広場に村人を集めた。



何故か言葉が通じたが異世界モノのお約束ということで特に気にしなかった。



ポケットからライターを取り出し注目を集める。


火がポッと灯ると、村人たちは一瞬驚いた顔をした――と思ったら、すぐに冷めた視線を向けてきた。



「……おや、それは火がつく道具か?」



鍛冶屋の老人が首をかしげながら話しかけてきた。



その手には、拳程のサイズの金属製の箱――ポータブルマジックフレーム――が握られていた。



スイッチを押すと安定した火が出る。

燃料も長持ちするらしい。



ライターより頑丈で安全な代物だ。



「……えっ? これ、俺のライターよりすごいくない?」



異世界なら楽勝で無双できると思っていた俺は頭が真っ白になる。



現実は違った。


ライターなんて、既に当たり前に存在しているのだ。



次に、石鹸を作ろうと考えた。


創造スキルで現代式の石鹸を作り、村人に見せる。


しかし、村の人々は既に洗浄・抗菌・保湿機能付きの石鹸を日常的に使っていた。


ユウトの現代知識では、もはや「普通の石鹸」でしかない。



「……うわぁ、俺のスキル、全然チートじゃない……」



焦るユウトだったが、頭の中でひらめきが生まれる。



「……でも、改良すればまだ勝てるかも」



考えたのは、ただ作るだけでなく**“現代知識+少しの工夫”で価値を生み出す方法**だった。



ライターは火力を微調整でき、安全装置を追加して多用途化、さらに見た目を



石鹸は香り・色・形を変え、高級感を出して富裕層向けに販売



早速ライターと石鹸の試作品を作った。



手元でライターを指で弾くと、微妙に火力を調整でき、火の出方も安定している。



石鹸は鮮やかな色で香りもつけ、見た目だけで既存商品との差別化ができた。



「これなら……ちょっとは戦えるかもしれない」



村人たちは初めこそ半信半疑だったが、試しに使ってみると、すぐに驚きの声が上がった。



「おおっ、このライター?とか言うもの火力調整ができるのか!

小さいし持ち運びに便利だ。」



「この石鹸、香りもいいし洗い心地も全然違う!」



ユウトは小さくガッツポーズを取る。









その様子を遠くの木陰から冷たい視線が見つめていた。



「……ふむ、この少年、ただ者ではなさそうだな」




ユウトの異世界での商売生活は、ここから始まった。


楽して稼ぐはずが、思ったより科学が進んだ世界では、“少しの工夫”が勝負の鍵となるのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
俺のライターよりすごいくない?と絶望するユウトに笑えました。 魔法道具が便利な異世界で、あえて火力調整や香りという現代の視点で勝負する展開が熱いです。 楽したいはずなのに結局工夫しちゃうユウト、商…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ