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魔法の訓練

「いてて……」


激しい頭痛と共に目が覚めた。そうか、俺魔法を使って気を失ってたんだ…


「………」


すぐそばでお母さんが寝ている。頬に濡れた痕跡があった。おそらく気絶した俺を心配してたんだろう……申し訳ないことをしてしまったな。


でも一体原因はなんだったんだろう?思い当たるのは魔力枯渇かな。いや知らんけど。



そうしてるうちに夜が明け、両親が目を覚ました。


「ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラスタ!!!!?も、もう大丈夫なの!!!!!?」


奥さん、少し落ち着いて。


「ぼ、ぼくはだいじょうぶだよ」


「ふむ、魔力枯渇から一晩で復活するとは流石俺の子だ!ははははは」


やはり原因は魔力枯渇らしい。火炎は基礎魔法の一つだから魔力の消費は少ないはずなのに、まさか俺才能ないのか……?


「まりょくこかつ?」


一応聞いておこう。齟齬があるならなくしておきたい。


「………ふむ。ラーティア、ここはラスタに魔法の基礎知識を教えておいたらどうだ?こういった事故を減らせるかもしれないぞ」


「あなたがそういうのなら……」


「なら、召使いに1人優秀な魔術師がいる。そいつに任せようか。」


「ぱぱたちがおしえてくれるんじゃないの?」


「ごめんな、俺たちは色々と忙しいんだ。でもそこそこの腕だから多分大丈夫だ!ははははは」


ダメな予感しかしない……



翌日、俺は師匠となる召使いを紹介してもらった。


「タマキ・ファンデルです。以前は王宮で低級騎士をさせていただいてました。坊ちゃん、よろしくお願いします。」


「こちらこそ!」


中性的な顔立ちの人だ。一見すると男性のようなのだが、近づくと女性だとわかる。いい匂い!

金髪が映えるまさに女騎士って感じの人だな。凛々しさと清楚さ、そして独特の威厳を放っている。


「早速ですが坊ちゃん、具体的な実力を教えていただきたいのですが。」


言えない……!!! 基礎魔法の火炎一発で気絶するレベルだなんて恥ずかしすぎて言えない!!!!


「基礎魔法の火炎一発で気絶するレベルだぞ!ははははは」


おいこらテメェ!!!屋上こいや!!


「な、なるほど………」


ほらタマキさんドン引きしてるじゃねぇか!てか俺本当に才能なかったんだな泣くぞオラ!


「じゃあ俺は仕事に戻るから、何かあったらすぐに呼んでくれ!はははは」


「かしこまりました」


あいつ、俺に恥かかせて退場かよ!くっそ!ぜってぇギャフンと言わせてやるからな!


「では先ずは魔力量から高めましょうか。この玉に魔力を限界まで注いでみてください。」


「えいっ!」


差し出された玉に手を当て、全神経を集中させる。

またぶっ倒れるのが怖かったから、少しだけ残した。玉の色が翡翠色から薄い赤色に変わった。


「平均的な子供より少し上ってところですか…ではなんで火炎程度で気絶したんでしょうか……坊ちゃん、よろしければもう一度火炎を使っていただけませんか?」


「≪火炎(ファイア)≫」


指先に小さい炎が点いた。今度は気絶しなかった。


「なるほど、"魔力代替(まりょくだいたい)"ですか……それならまだ納得がいきます」


「まりょくだいたい?」


「魔法を使用する時には大雑把に分けて三つの過程が存在するのです。まず一つ、"魔力の集中"。特定部位に魔力を集中させて魔法発生の土台を作る作業。次に、"詠唱"。魔法のイメージを言葉にし、先程の土台に付加するのです。そして最後に"魔法の発現"。これはそのまま魔法を魔法として放つ作業です。」


ふむ、要は何もないただの魔力の塊に詠唱で効果を与えてぶっ放すのか。しかし、これは3歳児には分かりづらすぎる解説だな…やっぱりこの人向いてないな。


「で、魔力代替とはこの二つ目の過程、詠唱を魔力で強引に代替させようというものです。そもそも魔力には"無属性魔力(むぞくせいまりょく)"と"固有魔力(こゆうまりょく)"の2種類が存在します。前者は誰もが持っていて魔力量や魔力の威力と呼ばれるものはこれに依存します。後者はその人固有の色がついた魔力です。無属性魔力に混ぜることによりその魔力に属性を付与することができるのです。」


なるほど、絵の具みたいなものか。属性ってどれくらいあるんだろう?


「ぞくせいって?」


「固有魔力は連想される色によって赤、橙、黄、緑、水、青、紫の7色に分けられ、それぞれの色に特有の持った魔法へと変換されます。その魔法のことを属性魔法といいます。」


虹と同じなのか。ひょっとしてこっちでも7は神聖な数字と思われてるのかな?


「ほかに色はないの?」


「基本的に1人につき先述の7色のうちどれか1つのみを所有しているんですが、ごく稀に多色持ちや例外色持ちの方がいらっしゃいます。そのような方は歴史上でも数が少なく、現在生存していらっしゃるのは17名でうち14名が大賢者でございます。」


やっぱ例外はあるのか…


「へー」


「すみません、話がそれましたね。さて、魔力代替は先程の無属性魔力に固有魔力を混ぜ込み、発現する魔法のイメージを詠唱なしで直接付加する高等技術です。たしかにこれは詠唱より圧倒的に早く、イメージの直接的な具現化なので発現する魔法も強力なものになります。ですが、これは膨大な魔力を消費する上、相当不安定な技なので、坊ちゃんのような素人はあまりお使いにならない方がいいと思います。


「わかったー」


そしてまた魔法の練習が始まった。

長くなった分読みにくくなりました……

やっぱりまだまだ素人ですね。


次の更新は明日の昼です。

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