入学試験対策勉強会②
「ッ!!?お前どこからあらわ……ッハ」
喋る間も無く1人、また1人と斬られて行く盗賊達。タマキの剣技は美しく、洗練されているものだった。
「チッ!!!一時撤退だ!!!!」
15人ほど仕留めたところで首謀者が撤退を下した。
ふぅ、俺の出番か……
白狼は使ったしな。よし決めた!
「≪魔龍双頭≫」
指パッチンをする。2対の魔力の龍が現れた。
「じいさんの完全下位互換なんだよな……まぁ、あまり目立ちすぎてもだし、仕方ないか」
実はすでにかなり目立っているのだが、そんなことお構いなしに双龍が盗賊を骨まで喰らい尽くす。
「くそ!なんとしても王族を捉え人質にしろ!!」
残った全員でタマキを突破しようとした。5人ほどが見事に突破できた。
へーやるじゃん。
「すみません坊ちゃん。"5匹"ばかり逃したましたので直ぐに追います」
匹って……
「いや、いい。ここの守衛に当たってくれ。」
「わかりました」
「やつら追ってこないぞ!!」
「俺たちの勝ちみたいだな!!」
「王族を人質に取れば、やつらも迂闊に手は出せん」
「おっと、ドアに鍵がかかってないみたいだ!これはラッキー!!」
ここでドアのアンロックに疑問を抱いていれば未来は変わったのだろうか?ドアを蹴破る盗賊。
「死にたくなければ、動くな!!」
「それは私の台詞だよ〜」
1人の猫耳の少女が立っていた。
「おいガキ!王族はどこだ!?早く答えろ!!」
「もう避難したよ。ここに足を踏み入れた時点で君たちはチェックメイトなんだよ……」
「チッ!ガキが調子に乗るな!!!」
極限の精神状態で思考能力が低下していたのか短気になり、殴りかかる盗賊達。それをよけもせずただ立っているだけの猫耳少女。
誰もが少女に降りかかる衝撃を予期した。しかしその予想は外れた。
「う、腕がぁぁぁぁあ!!!!!!」
その盗賊の腕が消え去ったのである。
「≪小天風≫風魔法の一種です。視認した小さいものを吹き消す技です。」
盗賊達の顔色がみるみるうちに青白くなって行く。
「それでは、さようなら≪小天風≫」
盗賊達は意識を闇に閉ざした。
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