第6章 - 容赦なし
「母さん、そういう言い方しなきゃダメ?」
ラースが戦槌を少し下げ、古い木の下の影に振り向いた。
朝はまだ冷たく中庭を覆っていた。草の上に朝露が光り、吐く息がかすかな白い靄となってしばし漂い、消えていく。近くの森から散発的に鳥の声が聞こえた。どこかで竈の中の薪がはぜていた。本来なら穏やかに見えてもおかしくなかった。
だが、そうはならなかった。
アレクサンドリアがあそこの影に座っている限りは。
彼女は粗末な椅子に座っていた。太い枝と葉が広がる屋根に半ば隠れて。日の光は細い筋としてしか届かず、それが靴と膝と、左側に垂れ下がる空の袖に落ちていた。もう片方の腕は肘掛けに置かれていた。指は力を抜いていたが、この中庭にいる誰もが、その弛緩を弱さと取り違えるほど愚かではなかった。
顔の半分は影に沈んでいた。
かつて視線のあった場所には、白く濁った盲目の目があった。傷跡が肌を走っていた。整然とでも、きれいにでもなく、硬く不規則に。まるで八年前の戦いが、自らの一片を彼女の中に置き去りにすると決めたかのように。赤い髪は以前より短く、不揃いに切られ、首の後ろで結ばれていた。ラースのほうを見てはいなかった。
見る必要がなかった。
首がかすかに彼のほうへ向いた。
「私がお前たちにどう話すかは、私が決める」と彼女は唸った。
ラースが唾を飲んだ。
手の中の戦槌が急に重く感じた。鈍い練習用の武器だが、彼には大きすぎ、粗すぎ、馴染まなかった。柄が掌を圧迫していた。指が痛かった。親指の内側にできた水疱が動くたびにひりひりと焼けた。
アレクサンドリアが顎を上げた。
「お前たちの父親は、みっともなく殺されたんだからね」
ラースがびくりとした。
数歩離れて剣を持って立つレアは動かなかった。ただ指が柄をより固く握りしめた。
アレクサンドリアの口角がゆがんだ。
「それとも何? 私が目が見えなくて腕が一本しかないから、自分が意見できるとでも?」
声がより冷たくなった。
「もう一回考えてみな」
ラースが目を伏せた。
彼女に見えていないのは分かっていた。本当には。目では。それでも、視線がまっすぐ顔に向けられているような気がした。頬の熱を感じ取られ、握りの不安定さを聞き取られ、肩の震えを嗅ぎつけられているような。
上から、開いた窓を通して重いため息が聞こえた。
エミリア・アルチアーナがそこに立っていた。窓枠に手をついて。灰色の髪がゆるく後ろにまとめられ、何本かがほどけて顔にかかっていた。まだ朝の簡素な服のままで、目には睡眠の名残があったが、アレクサンドリアへの視線は十分に覚醒していた。
「まったく」と彼女はつぶやいた。「この子の育て方、私はどこで間違えたのかしら」
アレクサンドリアが少し顔を上げた。
「聞こえてるわよ、母さん」
「わざとよ」とエミリアは返した。
レアが唇を噛みしめた。
ラースは何か言いたかった。指が戦槌の周りでほんの一瞬緩んだ。反論したい自分がいた。謝りたい自分もいた。何に対してか分からないのに。それからレアを見た。
彼女はまっすぐ立っていた。剣を両手で前に構えて。長い茶色の髪が動きで乱れ、何本かが額に張りついていた。緑の目はアレクサンドリアにもエミリアにも向いていなかった。ラースに向いていた。
嘲りはなかった。
それがかえって辛かった。
アレクサンドリアが笑った。
「いいわ」
少し背もたれに身を預けた。まるでラースの沈黙が、どんな答えよりも気に入ったかのように。
「お前の姉はもうとっくにお前より強いわよ」
言葉は穏やかに落ちた。
だからこそ刺さった。
ラースはレアを見た。それからアレクサンドリアを。それから手の中の戦槌を見下ろした。鈍い武器が重く垂れ下がっていた。まるで別の誰かのもののように。もっと広い肩と、もっと硬い握力と、もっと少ない疑問を頭に持つ誰かの。
「戦槌を習いたくない」と彼は小さく言った。
空気が変わった。
レアの目が大きくなった。
窓のエミリアが顔を上げた。
アレクサンドリアが一呼吸の間、動かなかった。
そして立ち上がった。
椅子が床を硬く擦った。片腕がなくとも、目が見えなくとも、傷跡だらけであっても、彼女は速く動いた。あまりにも速く。ラースが後退する暇もなかった。アレクサンドリアが目の前に立ち、手が伸びて彼の腕を掴んだ。
その握力が焼けるようだった。
ラースが息を呑んだ。
戦槌がもう片方の手からほとんど落ちかけた。
「じゃあ何なの?」とアレクサンドリアは訊いた。
声は大きくなかった。
大きいよりもひどかった。
「空気から愛と希望でも作る方法を学びたいわけ?」
ラースが顔をしかめたが、何も言わなかった。
アレクサンドリアの指が鉄の万力のように腕に食い込んでいた。折るほどではない。折れると分かるほどには。
レアが黙って横に立っていた。
剣が少し下がった。
母を見ていた。空の袖。盲目の目。硬い口元。ラースの腕を掴む手。それから窓に目をやった。エミリアがすでに、今すぐ駆け下りることを堪えているような顔をしていた。
私はこの人を、こうでない姿では知らない。
レアが浅く呼吸した。
でも時々思う。昔はおばあちゃんみたいに、優しかったんじゃないかって。
アレクサンドリアの首がレアのほうに向いた。
レアが凍りついた。
一瞬、世界中が静まったように思えた。鳥の声もない。葉のざわめきもない。ラースでさえ息をしなかった。アレクサンドリアは見えない。誰もがそれを知っていた。だがこういう瞬間には、盲目とは彼女にとって、もっと精密に見るための別の方法にすぎないように感じられた。
「何?」とアレクサンドリアは訊いた。
レアが首を振った。
「何でもない」
「じゃあ濡れた袋みたいに突っ立ってるんじゃない」
レアがすぐに剣を構え直した。
ラースが弱々しく腕を引いた。
アレクサンドリアが首を彼に向けた。
「で?」
喉が乾いていた。
窓からのエミリアの視線を感じた。隣のレアの存在を感じた。アレクサンドリアの握力を、苛立ちを、決して完全には消えず、ただ方向を与えられるのを待っている怒りを感じた。
「ううん」とラースは小さく言った。
アレクサンドリアの指がきつくなった。
唾を飲んだ。
「魔法を学びたい」
その一言はかすかな吐息にすぎなかった。
それでも全員に聞こえた。
エミリアが窓辺で身を起こした。
レアがラースを見た。今度は驚いて。
アレクサンドリアが片眉を上げた。
しばし何も言わなかった。
それから静かに笑った。
愉快な笑いではなかった。荒く、乾いていて、侮蔑に満ちていた。
「あら」
腕は放さなかった。
「魔法使いごっこがしたいの?」
ラースが頬の内側を噛んだ。
「学びたいんだ」
「いいわよ」
その言葉があまりにも早く来たので、ラースが顔を上げた。
アレクサンドリアが腕を放した。
彼はすぐに半歩退き、指の跡が残った場所をさすった。そこには青あざが残るだろう。初めてではなかった。
アレクサンドリアは振り返り、影の中へ戻った。歩みは穏やかで、確かで、硬かった。手探りはしなかった。つまずかなかった。地面のすべての凹凸を暗記しているかのように、そして地面が変わる勇気を持たないかのように、中庭を歩いた。
「母さん!」と彼女は窓に向かって叫んだ。「魔法はあんたの担当よ。この子は諦めた!」
エミリアがゆっくりと目を閉じた。
「アレクサンドリア」
「何よ」
「あんたは本当に耐えがたい」
「あんたは年寄り」
「私はあなたの母親よ」
「それはあんたの失敗であって、私のじゃない」
エミリアが深く息を吸った。
ラースはまだ戦槌を持っていたが、肩の力が少し抜けていた。安堵していいのか分からなかった。アレクサンドリアは理解してくれたわけではなかった。褒めてくれたわけでもなかった。なぜ魔法を学びたいのか、本当に訊きさえしなかった。
だが手を放した。
今はそれで十分だった。
アレクサンドリアが再び椅子に座った。影が再び顔に落ちた。首をレアに向けた。
「レア」
レアが背筋を伸ばした。
「はい」
「続けなさい。お前の構えは五分前よりもっとクソになってる」
レアの指が剣を握りしめた。
「はい」
「そんなんじゃ一生、竜剣流は覚えられないわよ」
レアがうなずいた。
刃を再び持ち上げた。
腕が練習で痛んでいた。肩が焼けていた。掌は荒れ、何か所も擦りむけていた。だが足の位置を直し、左足を少し引いて、剣を初期位置に構えた。アレクサンドリアが何年もかけて彼女に叩き込んできたとおりに。
文字どおりにも、比喩的にも。
中庭は湿った土と古い木と金属の匂いがした。朝露がレアの足の裏に冷たかった。薬草の花壇の近くで蜂が一匹飛んでいた。武器にも、怒りにも、過去の戦争にもまったく動じることなく。
レアが構えた。
剣を振った。
刃が空気を切った。
十分に正確ではなかった。
「左に寄りすぎ」とアレクサンドリアがすぐに言った。
レアが修正した。
もう一振り。
「肘が開いてる」
レアが歯を食いしばった。
もう一振り。
「そんな立ち方で本物の敵と戦ったら、自分がどれだけ馬鹿だったか気づく前に死んでるわよ」
レアは何も言わなかった。
振り続けた。
ラースがそれを見ていた。
一振りごとに音が違った。刃がきれいに唸ることもあれば、鈍く空気を裂くこともあった。レアが一瞬バランスを崩し、草の上でつま先で立て直すこともあった。アレクサンドリアはすべての失敗に言葉を投げた。顔を上げもせず、目もなく、容赦もなく。
エミリアが窓から消えた。
間もなく家の中で足音が聞こえた。床板がきしんだ。扉が開き、必要以上に強く閉められた。ラースは玄関の扉が開く前にそちらを見た。
エミリアが出てきた。
肩に布をかけていたが、表情はもう眠たげではなかった。硬かった。アレクサンドリアに似るほど硬く、アレクサンドリアではないと思い出させるほどに柔らかかった。
中庭を横切り、ラースに向かった。
「アレクサンドリア」と彼女は言った。
アレクサンドリアが頭を背もたれに預けた。
「今度は何よ」
エミリアは立ち止まらなかった。
「一体何が間違ってるの、あんたは」
ラースが息を止めた。
レアが剣を振り続けた。だがゆっくりと。
アレクサンドリアの口角がぴくりと動いた。
「どのくらい時間ある?」
「自分の子供をそうやって扱うものなの?」
アレクサンドリアが黙った。
エミリアがより近づいた。
「私があんたにそうしたことがある?」
問いが中庭にとどまった。
頭上で葉がざわめいた。
ほんの一瞬、アレクサンドリアがより静かになったように見えた。柔らかくではない。傷ついてでもない。ただ静かに。顔は影の中にあり、盲目の目は何も明かさなかった。
エミリアは答えを待たなかった。
「もういいわ」と彼女は鋭く言った。「本当に手に負えない」
ラースに向き直った。
すぐに態度が変わった。弱くはならず、大げさに優しくもならなかった。だがラースの肩に置かれた手は温かく、丁寧だった。アレクサンドリアの握力のようではなかった。万力のようではなかった。
ラースが見上げた。
エミリアが彼の腕を確かめた。アレクサンドリアの指が跡を残していた。唇が薄くなった。
「痛い?」
ラースが首を振った。
エミリアが眉を上げた。
「嘘つかないの」
目を逸らした。
「ちょっとだけ」
「結構。少なくとも気絶してないわね」
ラースが瞬きした。
エミリアの口角がほんの一瞬動いた。そしてまた真剣になった。
「魔法を学びたいの?」
うなずいた。
「うん」
「じゃあ魔法を学びましょう」
影の中からアレクサンドリアが鼻を鳴らした。
「楽しんで」
エミリアはそちらを見なかった。
「楽しむわよ」
レアが再び剣を振った。
「レア」とアレクサンドリアが言った。
「はい?」
「おばあちゃんが芝居がかることに決めたからって、止めるんじゃないわよ」
エミリアが振り向いた。
「芝居がかってなんかいない」
「怒ったグリフィンみたいに家から飛び出してきたくせに」
「あんたは自分の子供に敵みたいに話しかけてるじゃない」
「敵のほうが学習能力高いことあるし」
エミリアが唇を結んだ。
ラースが二人の間で目を行き来させた。
レアが剣を今度は少し高く構え、また振り始めた。
アレクサンドリアとアナスタシアの戦いから八年が経っていた。
あの広場がとうに燃え尽きた八年。だが人の中の傷跡は消えていなかった。家は建て直せる。屋根は葺ける。通りは掃除できる。血でさえ、十分長くこすれば石から落とせる。
それでも残るものはあった。
アレクサンドリアは生き延びていた。
どうやって生き延びたか、ほとんど語られなかった。エミリアも口にしない。アレクサンドリアは言うまでもなかった。傷跡と盲目と失われた腕が十分に語っていた。だがすべてではなかった。アナスタシアはアレクサンドリアが攻撃を生き延びたことを知らなかった。興味を持ったかもしれない。あるいは持たなかったかもしれない。一人の有限の女など、いずれまた踏み潰せるものにすぎないのだから。
他の魔王たちは同胞の敗北に反応しなかった。
ルミナーラ、光の魔王は死んだ。だが報復の軍は来なかった。他の魔王が空を引き裂くこともなかった。裁きを告げる第二の女神も現れなかった。世界は息を止め、そして再び動き始めた。他に選択肢がないとき、世界がいつもそうするように。
アナスタシアは退いていた。
脅威は消えてはいなかった。
ただ、より遠くに横たわっていた。
山の向こうの雷雲のように。
中庭でレアが再び剣を持ち上げた。
ラースはエミリアの横に立ち、戦槌をもう緩く持っているだけだった。姉を見た。それから祖母を見た。
「これ、まだ使わなきゃダメ?」と彼は小さく訊いた。
エミリアが武器を受け取った。
手の中で重さを量った。重量だけでなく、そこにかかっているすべてを確かめるかのように。期待。恐れ。アレクサンドリアの厳しさ。
そして戦槌を木杭に立てかけた。
「今はいい」
ラースが息を吐いた。
アレクサンドリアはそれについて何も言わなかった。
それはほとんど同意だった。
あるいは、問い返さなくていいほど同意に近い何かだった。
レアが振り続けた。顔は集中していたが、緑の目に影があった。アレクサンドリアが盲目なのに、その視線を感じた。言葉を聞いた。冷たさを。ラースへの侮蔑を。自分に向けられる奇妙な、硬い形の関心を。
もし強さが、あの人のようになることを意味するなら......
レアはその考えを終える前に断ち切った。
刃が空を切った。
「よくなった」とアレクサンドリアが言った。
レアが凍りつきかけた。
たった一言。
優しくはない。
温かくもない。
でも、よくなった。
唾を飲み、剣を再び上げて、続けた。
この中庭から遥か遠く、森と都市と魔族の領域と有限の者たちの悩みの向こうで、ティンケが球体の上に浮かんでいた。
周囲の宇宙は静かだった。
星々が遠くで燃えていた。銀河がゆっくりと回っていた。運命の糸が虚空に張り巡らされていた。光と影と可能性の無数の軌道。交差するもの。絡まるもの。決断が迫っているかのように震えるもの。
ティンケは玉座の縁にうつ伏せで寝そべっていた。玉座が明らかにそのために作られていないにもかかわらず。黒と白の翼が左右に垂れ下がっていた。一枚の羽がふわりと漂い、一度くるりと回って消えた。まるで存在したことがなかったかのように。
目の前で球体がきらめいていた。
その中にあの中庭があった。
剣を持つレア。
エミリアの横のラース。
影の中のアレクサンドリア。
ティンケが顎を手に乗せた。
微笑みはいつもより小さかった。
しばらくアレクサンドリアを観察していた。盲目の目。失われた腕。声の中の硬さ。それからラース。まだかすかに腕をかばっている。そしてレア。腕が震えているのに振り続けている。
ティンケがため息をついた。
その音は星々の間に消えた。
私、間違えたかしら?
その問いがしばし彼女の中にあった。
正直に。
居心地悪く。
そしてティンケが瞬きした。
口角が上がった。
笑った。
「もちろん間違えてない」と彼女は言い、少し身を起こした。「私は運命の女神よ」
笑い声が明るくなった。
楽しげに。
そして球体のどこかで、レアが再び剣を振った。




