9.初の戦闘?
出発後、しばらくして、一夜明けた早朝。
「近くに盗賊いるわね?」
そう言われてみると、少し遠くから人間の匂いがすることに気がついた。
私が直接行こ。レナは寝てるようだし…
「レナの護衛として18人待機、11人は私に付いてきて。奇襲警戒は任せるから」
「あんた指揮官の経験でもあるの?」
ないけど?
特に敵は警戒している訳でも無いらしく、街道近隣の小屋を拠点として、8人くらいの人間が潜伏しているようだった。
とりあえず小屋に爆発物を投擲、ついでに一斉射撃をした後、中を確認、人数が合ってるかを警戒しつつ確認して、もし数が合ってなかったら追跡部隊でも編成しよう。
「あんたほんとは指揮官経験あるんじゃないの?」
ないけど?
それはともかく、とりあえず指示を出さないと。
「とりあえず3人来て。残り8人はいつでも射撃できるようにしておいて、そのうち5人は小屋のドアと窓、3人は周りを警戒」
11人は頷き、そのうち3人がこちらに来た。
「あなたたちはこれを投擲して」
そう言って魔法で収納していた爆弾を取り出す。
「1人が扉を開け、1人が投擲、もう1人が周囲警戒。投擲後は全員退避して射撃を準備、私の指示に併せて撃てるよう小屋に銃杖を向けておいて」
了解したようで3人が頷き、その中の1人が爆弾を受け取った。
「行って」
人形達は敬礼して小屋に向かう。
私も一応11人の人形達と共に銃杖を構えた。
小屋への奇襲は完璧に決まった。
爆弾は無事小屋内で爆発。
「今!」
そう私が言うと共に小屋へ銃杖を向けていた人形達は射撃を開始。私も銃杖を連射して援護する。
30秒ほど経った頃、右手をパッと上げて、射撃を辞めさせる。
「私が確認する。周囲警戒お願い」
そう言って、私は近くの2人を引き連れて小屋の中を確認する。
確認できた死体は6人。一応一人一人銃剣で刺して確認したものの、死んでいるらしい。
すぐに本隊と合流。
「2人いない。逃走と判断。私含めて3人ずつに分かれて追跡するよ。合流地点は馬車。時間は1時間程度を目安として、それ以上は深追いしなくて良い」
死体収納は追跡後で良いや。
匂いを元に索敵したら、案外すぐ見つかったので、1名は頭部を射撃して殺害。
もう1人は人形が既に射殺したらしく、人形達によって運搬されていた。
どちらもその場で収納。
「はぁ…」
どこかから神様の溜め息が聞こえてくる気がする。
8人分の死体をゲットしたので、数日分は食事を楽しめそうだった。




