75.煙草
『新聞ツィタデレ
ライヒ=オストラント同盟
___日、シュトゥルム臨時大統領が___宰相と______ライヒ=オストラント間の同盟が締結__ルーシル帝国もまた、旧オストヘルム帝国領にあたるルーシル系民族の国家『ルビアシル王国』との同盟___旧オストヘルム帝国領の国家達が国際的に認め__良い兆候___』
「オリビアから聞いたけれど、あんた煙草苦手らしいわね」
新聞から顔をあげると、満たされたティーカップを持っているイザベラがいた。
「…………苦手」
ティーカップから出た白い湯気が…まるで違うもののように見えてくる。
____________『お前は天才になるんだ』
_____『優秀じゃないなら仕方ない。お仕置だ』
_______『お前如きが私に勝てると思うな!』
________『煙草の温度はどうだ?熱いか?』
______『物置に閉じ込めてやる!覚悟しろ!』
_____『なんだこの文字は!ふざけてるのか!』
________________『お前のせいだ』
________『お前のせいだ』『お前のせいだ』
『お前のせいだ』『お前のせいだ』『お前のせいだ』
『お前の責任だ』
…頭が痛い。
少しくらりとして、つい倒れる。
「あ、あんた大丈夫!?なんでそんな急に…」
「大丈夫。少しくらっとしただけ」
「だけって何よ!だけじゃないわよ!」
「思い出しただけだから、気にしないで」
「ちょっちょっと…私のせい!?こっち来なさい!看病してあげるから」
「大丈夫だから、そんな病気とかじゃ」
「病気よ!それもかなり重度の!」
その後、抱えられて、寝室に入り、ベッドに横たわることになった。
「待ってなさい。今、何とかする魔法をかけてあげるから」
「そんな…イザベラに迷惑をかけることなんてできない」
「倒れられると迷惑なのよ!少し黙ってなさい」
「…はい」
「今から一時的に、小さい頃の魂に若返らせるから___」
…段々眠たくなってきた。
「………おやすみソフィア」
そんな声が…遠くから_________
___パチリと目を開ける。
「…んん?」
ここはどこ?
手を見てみると、すごく大きくなっていて、お母さんみたいにお胸もちゃんとあった。
…もしかして私、大人になっちゃったの!?
「よし…上手くいった。後はこの状態で上手くやれば」
声の方をみると水色の髪をしたお姉さんがいた。
「お姉さんだれ?」
声が変なきがする?
「えっと〜今日から面倒を見ることになったイザベラよ」
「あっ家政婦さんなんだ…よろしくお願いします」
そう言って習った通りぺこりと頭を下げる。
「貴女は今、病気だから、ここで安静にすること。良い?」
イザベラさんはぐいっと顔を近づける。
「わかりました。イザベラさん」
そうハキハキと喋る。
「…大丈夫かしらこれ…治せる部分とか…」
そうイザベラさんが呟く。
…また何か私がやってしまったのだろうか。
「ごめんなさい!何か私に良くないところがあったら、ビシバシ指導してください!」
「これは…本当に重症ね」




