表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人外っぽい少女、人外になる。  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/251

72.ライヒスアドラー

吸血の描写とかってもっと艶めかしく…詳細な感じにした方が良いんでしょうかね。

『新聞ツィタデレ

アドラー軍団、オストラント首都を凱旋!

___日、旧オストヘルム帝国の、シュトゥルム将軍を始めとした全11民族の代表が首都にて共同宣言を__ライヒ系民族による国家"オストラント共和国"が成立。______アドラー軍団はオストラント共和国の首都を凱旋し、戦勝を祝__』

「なんだか静かに感じられるわね」

新聞から顔をあげると寝間着姿のイザベラがいた。

「そうだね」

メアリー達は皇帝のところに住み始めたし、シュタウフェンベルク一家は危機が去ったから、首都の自宅に帰った。

だから、今いるのは私とイザベラとレナとレオとミオの5人。

「まぁ、私はこのくらいがちょうど良いのだけれど」

そう言いつつ、イザベラは私の隣に腰掛ける。

「…私も」

このくらいがちょうど良い。

「んー…たまには私が朝ごはんを作ってあげようかしら?」

「いや、私がやるよ?」

やっぱり自分でできるのに、作ってもらうなんて忍びない。

「たまには黙って見てなさい。私があんたの胃袋を掴んであげるから」

自信ありげにイザベラはそう言い切った。

「…そこまで言うなら…お言葉に甘えて」

「ふんっ…最初からそう言ってれば良かったのよ」

そう言って満足気に立ち上がると、鼻歌交じりに台所へ歩き出した。


そこからは散々なものだった。

イザベラはパンケーキを作ろうとしたのかそれっぽい材料達を集め、目分量で突っ込み始めた。

この時点でかなり不味そうだったものの、そこから焼く前に回復薬を混ぜ、混ぜたものをフライパンの上に載せてしまった。

回復薬は、あまり使ったことがない場合、下手に焼く前に放り込んではならない。何故なら上手くやらないと、すぐ焼け焦げるからである。

結果、焦げた炭水化物ができた。

その結果にイザベラは愕然として、ダイニングの机に突っ伏して泣き出してしまった。

「ひぐっ…なんであんた、あんなに上手くできるのよ!」

「…勘?」

「何よそれ!どうしようもないじゃない!」


…イザベラに機嫌を直してもらうためにパンケーキを作ってあげようと思う。

とりあえず牛乳と卵を先に混ぜ、そこにパンケーキ用に混ぜた粉を投入。回復薬を微量のみ含ませて、フライパンへ流し込む。

片手間でメープルシロップと回復薬を混ぜた人外用メープルシロップを作り、パンケーキができ次第、上からかける。

…出来上がり。

そっとイザベラの前に出すと、ムスッとした顔を私に向けつつも…食べてくれた。

「なんであんたはこんなに上手く出来るわけ…?」

「…勘?」

「はぁ………相変わらずね…」

イザベラは頬杖をついて、私の顔を見ながらそう言った。

…相変わらず…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ここ最近忙しかったですからね、無限にイチャイチャしてくれ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ