表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人外っぽい少女、人外になる。  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/246

35.人形兵団

「なんで人形増やしてるの?」

手作業より脳内で設計図思い浮かべて、生成魔法と収納魔法を併用したらより効率的にそういうのを作れるっぽいから。

「また…また…?やってるわけ?」

…また?

「いや、なんでもないわ」

最終的に121人追加で作って終わった。

今までの人形と併せて150人。

「あなたにしてはやけにキッチリしてるわね?」

…戦力として150人くらいがちょうど良いかなって。

「なるほど?」

新しい121人は指示役人形と一緒に『シヴグラードカ』の治安維持に突っ込むことにする。

大体、それぞれの棟に6人くらいが警備につくことになるかな。

「疎開市民達には事情打ち明けてるの?」

打ち明けてるも何も、私の従属人形として説明すれば良いんじゃない?

「そっ……そうかもね…」


「新しく警備のために私の従属人形を6体配備することになりました。24時間365日、話しかけてくれれば対応してくれると思うので…まぁ子供の遊び相手にでもどうぞ」

「こりゃありがたい…話しかけたら対応してくれるのか」

「声帯は無いので話せはしませんが、ちゃんと対応してくれます。家事の悩みとかもどんどん言ってもらえると対応できるので、色々言ってみてくださいね」

そう言って指を鳴らすと、連れてきた人形達がちゃんと一斉に敬礼をした。

「おおっ…こんな素晴らしいことをしてくれるなんて…軍には頭があがりませんな…」

「いえいえ、国民の生活を守るのが国民軍ですから。当然のことですよ」

…これで20棟目。

毎回、その棟の仮管理人を探し出して、話をして、人形を預けるという順番で効率的に周回して、2時間くらいで終わらせた。

「あ、もうそろそろレオとミオと約束した遊ぶ時間でしょ?」

そうじゃん。

「あら…もう時間が…すみません。子供達と遊ぶ約束があるので私はこれで」

「あっ…はい!行ってらっしゃい将校殿」

相手は微笑んでそう言う。

何か変なことを言ってしまっただろうか?


「ミオ、レオ」

屋敷の扉を開けて、そう言う。

「あ、お姉ちゃん!」

「お姉ちゃん!」

リビングの方からてくてくと歩いてくる。

「「遊ぼ!」」

「わかった」

今回はかくれんぼをすることになった。

「お姉ちゃんが探す役!」

ミオがそう言い、どこかへ駆けていく。

「わかった」

「10数えきるまで、目を瞑って、それから探してね!」

レオがそう言いどこかへ駆けていく。

「わかった」

そう言って目を瞑る。

「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」

きっちり10秒間声をあげて数え、目を開ける。

…匂いを辿れば簡単に分かっちゃうのだけれど。

「それは流石に卑怯じゃない?」

そっか。

一部屋ずつ、ぱっぱと見ていく。ミオは浴室に隠れていて、レオは2人がいつも寝ている寝室のベッドの下に隠れていた。

「すごーい!すぐ見つかった!」

「お父さんよりかくれんぼ上手いんだね!」

「…そうだね」

相変わらずどう返せば良いのか分からない。


今日は子供達にオムライスを振る舞った。

かくれんぼで疲れたのか、レオとミオは沢山食べたあと、リビングのソファでぐっすり眠ってしまった。

「…レナ、レオをお願い」

そう指示を出して、私はミオを担ぐ。

「はいお嬢様」

同じようにレナはレオを担いだ。

寝室にゆっくり運び、ベッドに寝かせる。

音を立てないよう外に出て、レナと一息つく。

「まるで家族ですね」

「…?そうだね」

「お嬢様のためにスイーツを用意したのですが…良ければどうですか」

「食べる…用意してくれてありがと」

「はい…!」

レナが用意してくれたのはクレープだった。

一口食べると甘酸っぱい味わいが口の中に広がった。苺みたいな味わいの…ジャム?

「甘酸っぱくて、とても美味しい」

「実は最近、耐火薬が酸っぱく感じる魔力薬だと気づきまして…匂いと、回復薬を上手く混ぜればフルーティな味わいになるとわかったのです」

「すごい、レナ。本当にありがとう」

そう言ってレナを撫でる。

「えへ…ありがとうございます」

…?

「レナ、もしかして身長伸びた?」

170cmくらいになってる気がする。

「あ、はい…伸びました。お嬢様の血のおかげです」

「そうなんだ」

そんな効果があるんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ