表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人外っぽい少女、人外になる。  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/254

25.S級ダンジョン攻略④

早速、空気中の魔力を使って緑龍の眼を突くことにした。


私の動きに何も感じていないらしく、一向に動かない。


思った以上に眼は柔らかいらしい。


サッと指で一振り。


右目を貫いた。


これで右に回りながら戦えば、こっちが有利にやれる。


でも本当に?目が時間経過で再生する?


「どちらにせよ再生にかかる魔力は思考を鈍らせるに充分な量よ」


わかった。


収納から銃杖を取り出して、急速に距離を詰める。


『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』


どんどん思考が加速する。


『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』


始めよう。


前進しつつ相手を観察。


明らかな動揺。


ただ鳴き声は上げてない。


周りの自然は動く気配なし。


でも警戒は必要。


中央は植物がないためそっちにできるだけ詰めよう。


龍の眼の血は垂れる程度。


ここから血液魔法で脳を貫通して一時的な思考停止を狙おう。


きっと紫の龍なんかより甘くて美味しい。


涎が出そうなのを堪えて指を鳴らす。


ピタリと緑龍が止まった。


緑龍はガクガクと震えながら咆哮をする。


キツイらしい。


辛そうな呼吸音や、濃い血の匂い、パクパクと開く口…まぁ演技の可能性もあるけど。


今のうちに距離を詰めて、銃杖を構え、頭部を狙い、執拗に撃った。


…効かないらしい。


防弾仕様?

そうと断定して、次の手を練る。


銃杖に大量の魔力を突っ込んで、龍に投擲。


その銃杖は龍の胴体部分に到達したくらいのところで、内部の魔力消費構造が暴走して爆発。


かなりの魔力を内包する爆発だったため、緑龍の胴体は鱗を貫通した振動と魔力によってダメージが入った…と思う。



硝煙の匂いがする。


と、そこで緑龍の振動が止まった。


相変わらず口はパクパクと開閉を繰り返しているし、呼吸音は変わっていない。


でも…回復した?


いや、ダメージは確実に入ってる。


少なくともまだ完全に回復はしていないと思う。


回復してたらきっと自然魔法で攻撃されてる。


そうだと断定しよう。



攻撃してくる前にやるしかない。


新しい銃杖を収納から取り出し、魔力を込めて投擲。


爆発。


相手に振動が入ったのと同時に空気中の魔力を使って圧力をかける。


心臓を無理やり破れるだろうか。


緑龍はまだ動き続ける。爪を振り回しながらこっちにゆっくり進んできた。


…心臓の位置を炙り出して鱗を剥がして貫通攻撃をすれば良いのでは?


早速試そう。



魔力の濃い部分…濃い血が流れている部分を匂いで探す。


…何となくわかった。


また銃杖を取り出して投擲、急速に接近。


爆発。


これでまた完全回復を阻止できた。


龍の鈍い鉤爪攻撃を躱して、一番心臓に近いと思しき鱗に触れる。


…意外なことに鱗は魔力伝導性があるっぽい。


生きている龍の鱗に触れて、始めてその特性に気づいた。


空気や血のように、魔力がスルスルと通る感覚…

龍が生きている時のみ発生する状態なのだろうか。



…結局のところ、触れてしまえば殺せるという簡単な話だったらしい。


鱗を通して、内部の血に魔力を送り、心臓を含む内臓系をぐちゃぐちゃにした。


どうやら…勝ったっぽい。



『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』


『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』


『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』


『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』


『食べたい。もっと強い者の死体を』


『食べたい。自分で殺した死体を』



___んんっ………あれ…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
うーん、飛び道具。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ