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人外っぽい少女、人外になる。  作者: 倉石 雨


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24.S級ダンジョン攻略③

第3層に向かう途中、神様が第3層について教えてくれた。


「基本的に雌の龍と子供の龍が住んでるわね。今回なら恐らく紫龍がたくさんいるはず」


ふーん。ちなみに紫龍ってどんな魔法持ってるの?

「特にないわ。そもそも龍自体、特別な種類でもないと魔法なんて使えないわね。蓄えて、動くのに消費する程度」


へぇ…ということは集団的な遠距離攻撃でこっちがやられる心配はないの?


「ええ、光龍を除いた全ての龍は集団遠距離戦なんてできないわ」


ちなみに龍の弱点ってどこ?


「心臓ね。脳は心臓から供給される血と魔力を元に構築された擬似的なモノだし」


ふーん。ということは出血や魔力消費にかなり弱いんだ?


「そうね…出血とか魔力消費によって脳の機能が低下して死ぬなんてよくあるわ。でもそもそもがダンジョンに発生するだけの生き物だし…」


別にそんな世界を動き回れるような性能は初めから無いと。


「そう。完全に最適化されてる」


ところでさっきの紫龍ってなんで1匹だけだったの?


「あら、覚えてたのね」


まぁ、殺すまでの記憶なら何となく。


「あの紫龍は…いわば若頭ね。第2層を死守する役目を仰せつかった若頭」


なるほど。



第3層に着いた。

昼間のように明るい。

上を向くと、第2層の小さな点のような光に加えて、まるで月のような大きさの光が8個ばらばらに点在していた。


視線を元に戻すと、そこには小さな巣の纏まり…龍の集落のようなものが見えた。


「懐かしい光景ね」


見たことあるの?


「まぁ、一応」


じゃ、始めよ。


とりあえず目に着いた龍から処理する。


第3層は第2層より魔力濃度が高いので、スパスパと簡単に首を跳ねられた。


…何も昂らない。


一部だけ齧り、残りは収納に放り込む。


「まぁ、次行きましょうか」


そうだね。



「きっと次は緑龍が出てくるわ」


何それ?


「自然魔法を繰り出してくる龍よ」

…あ、戦えるんだ。魔法持ちの龍と。


「まぁ…気をつけて頂戴。可能なら第2層みたいに瞬殺した方が身のためよ」


わかった。というか自然魔法って何?


「文字通り地形を変えたり、植物を急成長させたりする魔法よ」


ふーん。じゃあ空気中の魔力を使って、そういう環境改変を抑えつければ完封できるんじゃない?

「………どうかしら、私にも分からないわ」



第4層に繋がる道を通り抜け、第4層に着く。そこには生い茂った自然と、異様な明るさで照らされるステージ?があった。


そこには大きな緑の龍がいて、既にこちらを見ていた。


…口角がゆっくりと上がるのを自覚した。

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