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野営は楽しい

雪と毛玉はベッドで寝てしまったので外に出てきた。

外ではラクストとアレスが狩ってきた雉に似た鳥の解体を始めていた。

雉に似ているといっても大きさは5倍ぐらい、その鳥を3羽解体している


「おっ、ヒオ解体手伝うか?」

「うん、お手伝いする」

「よし、じゃあ教えながらやるからな。この鳥はな雄は色鮮やかだろう?だからな羽を綺麗に採取する事でいい買い取りになる。肉も買い取りに出す事もできるぞ。

そして、雌なんだがな色は地味なんだけどな、雌の尾羽は隠蔽の魔法が使える。

巣を守る為に隠蔽が使えるんだ。

その尾羽を持っていると数回だが隠蔽の魔法がつかえるんだ。

個体によって強弱はあるんだがな。

だから、雄よりも雌のほうが買い取り金額が高いんだ。

だがここからが大事だから良く覚えておけよ、雌のほうが買い取り金額が高いからって雌たけを狩ってはだめなんだ。雌は卵を生んでくれるだろう?雌の個体がいなくなったら絶滅してしまうからな」

なるほど、確かに種の保存を考えると雌の捕りすぎは危険だ。

いっその事、年間採取量を決めるべきでほないだろうか。

僕は、アレスに提案してみる。

「ねぇアレス、だったら雌に関してだけ年間採取量の設定をすればいいんじゃない?」

「年間採取量の設定?」

「うん。もちろん取れる地方と取れない地方はあるのかも知れないけど、買い取りはギルドに出すんだから、この地方は年間、何羽までとかさ」

「なるほど・・・」

アレスは顎に手をあてて考え込む。

「ヒオ、お前スゲー事を考えるな」

「沢山いる内から保護しないと少なくなってから保護しても遅いんだよ。増やすのって難しいんだ」

僕はエヘンって感じで胸をはるつ。

「確かにね。それは雉に限らずって事だね」

「そうだな。魔獣とは違って動物は繁殖しないと増えないからな」

ラクストのその言葉に僕は首を傾げる。

「魔獣は違うの?」

「あぁ、魔獣はな魔力溜まりから発生したり、ダンジョンから溢れたりとされているが、まぁ実ははっきりしていないんだ。だがこの世界に魔力が有る限り、魔獣がいなくなる事はない」

なるほどー、そうなんだ。この世界は面白いね。



「よし、解体終了っと。アレス、ヒオできたか?」

「できたよ」

「うん。僕もできた。ラクストこれから何するの?」

羽はラクストの収納バッグへ 食べきれない肉はウサギさんリュックへ、なんとなく食べ物とは分けたくて。


「後は料理」

「何つくるの?」

ラクストが何つくるのか興味津々。

「焼く?」

「それから?」

「それだけ・・・」

「僕が作る」

「・・・野営でそんなに丁寧に料理なんかしないんだぞ」

ラクストが言い訳のようにプツブツいってるけど、それをほっといて僕は土魔法で竈をつくる。


とりあえず火口を3つ作って、1つにはヤカンをかけると後にはお水を上までいれたお鍋、もう1つには油を入れた鍋を準備した。


上まで水を入れた鍋には鳥さんの骨を大量に入れてネギや生姜等も入れるとグツグツと煮込む。

その横で鳥の胸肉を僕の拳大に切って、作っておいたタレに漬け込むとよく揉みこんでおく。


先程、骨を入れて煮込んでいた鍋は、まだまだ煮込みますよっと。

お野菜の皮や根っ子の部分もその中に入れていく。

これは作っておくと他の料理にも使えるからね。

僕はこのスープを使った煮込みや炊き込み御飯が大好きだったの。

煮こごりとか作って置くと餃子とかにも入れられるしね。

餃子、いいね今度作ろうっと。


そんな事を考えながら、さっきタレに漬け込んだお肉を見てみる。

うん、いい感じにタレがからまってる。

これに小麦粉をまぶしてから油に投入するとジュワーと良い音がする。

そして暫くするといい匂いがしだす。

うーん美味しそう。

一度、油から出して、ちょっとおくと、もう一度油に入れて2度揚げする。

からっと揚がって美味しいよね。


大きな皿が唐揚げで山盛りになる頃、テントの中から雪と毛玉が出てくる。

「美味しそうな匂いがするニャ」

「確かに美味しそうだ」

そう言われて僕も嬉しくなる。

「美味しいよ。さぁ食べよう」

雪と毛玉の分はちゃんと別に皿に分けてラクストの出してくれたパンと一緒に入れて出してあげる。

僕の分はラクストがパンにナイフを、横に入れてくれて、唐揚げを間に入れてハンバーガーにして食べた。

「「美味しい」」

「ヒオ、この鳥を揚げたやつ上手いな」

ラクストが口をバンバンにして食べながらそう言って、さらにガツガツと食べる。


アレスは無言だけれども、やっぱりガツガツ食べてる。

皆のそんな様子を見るとやっぱり嬉しいよね。

僕はやっぱり、お料理するの大好きだな、野営でも料理できる時はちゃんとお料理しよう。


この後、雪や毛玉だけでなく、ラクストやアレスもおかわりして、あんなに沢山あった唐揚げは全部無くなってしまったよ。

途中で煮込んでいた鳥の骨のスープも少し別にとって、塩、胡椒して出してあげたら、それも嬉しそうに食べてた

毛玉が骨ーって言ってたけど、これはまだ煮込むからダメって言って、今日は諦めてもらった。


この後、僕が寝て、翌朝までアレスとラクストが少しずつ火の番をしてくれて、翌朝、とっても濃厚な鳥のスープが出来上がった。

まだ後3羽分の鳥の骨があるのでこれもスープにする。


今度、大きな寸胴鍋が欲しいな

どこかで売ってるかな?

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