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飼育員さんの休日【3】

「やっぱり、せっかくの休みにこれはやらないと。」


ティーアは近くの屋台で手軽な昼食を済ませるとそのままクレアさんの雑貨店に来ました。

そうです。

ここでティーアは紅茶を買うのです。

家の中にストックがあることはあるのですが最近ティーアは街で大変興味深い話を耳にしていてそれを確かに来たのです。


「クレアさん。こんにちは。」

「あら、ティーアちゃん。今日は可愛い格好してるのね。今日はどうしたんだい?」


ティーアが店主のクレアさんに挨拶します。

品出しをしていたクレアさんはいつものように挨拶を返してくれます。

この人はティーアの紅茶の師匠でもありその他にもお料理の事や色んな人を事を教えてもらっています。

アスカさんがそちらの方面には疎いので…………


「ありがとうございます。今日はお休みなんです。それで街を歩いていたんです。ところで、今日は聞きたいことがありまして…………」

「聞きたいこと?何だい?あたしに分かることなら何でも聞いておくれ。」


クレアさんは服をの埃をほろいながら聞いてきます。

ティーアはお店はちょうどよくお客さんもいないようでしたので遠慮なくティーアは聞いてみることにしました。


「あのー、最近他所で聞いたんですけど最近紅茶の茶葉をを混ぜるのが流行っているって本当ですか?」


そうです。

ティーアが最近得た情報によると紅茶の茶葉をを色々混ぜて飲むのが流行っているとのことでした。

紅茶を趣味とするティーアとして事実なら右を見逃すことが出来ません。


「…………ああ、そうだね。ブレンドって言うんだよ。これまでは一つの茶葉を使っていたのを複数混ぜる飲み方が流行っているね。もう仕入れの時には混ざっているのも最近はあるよ。」

「ほ、本当です!?ティーアもぜひ見てみたいです!」


噂は本当でした。

それどころか既に混ざったものが売られていたとは…………これは、ティーアはもっと普段からそういったところに敏感になる必要がありますね。

反省しないと。


「でもね…………ここに幾つかあるけど正直ティーアちゃんみたいな本格的な子にはオススメしないよ。」


クレアさんは奥から茶葉の入った袋を持ってきてティーアに見せてくれます。

その袋を開けると茶葉独特の良い香りがティーアの鼻孔をくすぐります。


「うわあ、良い香りですね。これは…………ダージリンですよね?あと別の香りもしますね。でもこれは…………ちょっと分からないです。良い香りではありますけど……」


それはティーアの嗅いだことのない香りでした。

今、流通している紅茶はほとんど知っているつもりだったのですが…………


「そうだね。ダージリンを当てただけでも大したもんだよ。貴族はそんなのも分からずに流行りというだけで買い漁るからね。価値も分からずにね。それはオータムナルっていうんだそうだ。最近入ってきたもので南の方で取れるんだよ。渋味と香りが増すのさ。」

「へー。そうなんですか。とても美味しそうですけど、何故オススメ出来ないんです。」


話を聞く限りだと美味しさが増すならとても良いような気がするのですが……


「そう。その茶葉の味とか風味を増すなら基本的には美味しんだよ。正確に言うとお店で買うものをオススメしないんだよ。元々これは商人の間で味が落ちたり香りが落ちたものを美味しく飲むためにやり始めたのが最初でそれが広がったんだけど…………業者が作ると配合が適当みたいで当たり外れが多いんだよね。ティーアちゃんくらいの知識があるなら買うより配合の割合を勉強した方が美味しく飲めるよ。」


…………味が分からないくせに手を出したということですね。

紅茶を愛する者として許すことの出来ない事態ではあります。

しかし、クレアさんが教えてくるるというのならそちらの方が断然安心ですね。


「じゃあ、クレアさん。お願いしてもいいですか?」

「いいよ。お客さんも入りが悪くて暇してたところだ。奥においで。」

「はい。では、遠慮なく。」


そのあとクレアさんはティーアにみっちり混ぜ紅茶について指導をしてくれました。

帰りに足りなくなっていた分と新しい品種の紅茶を買って帰ることにしました。

ブレンド紅茶は自分でも配合を考えるのもありのようですので家にあるものでティーアも作ってみたいと思いました。

家に戻る頃にはちょうど日が傾きかけていました。


「暗くなる前には帰りつきそうですね。そう言えばフラミーさんが来るとのことでしたがどうなのでしょう?でも、フラミーさんなら大丈夫ですね。」


久々の休みと良い買い物と情報に気分良くティーアは変えることが出来ました。

こんなのは中々ありません。

なんて良い日でしょう。


「あっ、あれはフラミーさんの地竜ですね。」


家のそばまで来るとフラミーさんがいつも乗っている地竜がいました。

やはりフラミーさんが来ているようです。


「ティーアは休みではありますがフラミーさんにばっかり迷惑はかけられませんよね。それに休みは十分満喫しました。」


晩御飯はティーアが作りましょう。

休みを頂いた感謝の印にアスカさんとフラミーさんに。

そう決めてティーアは二人の元に帰りました。


「只今戻りました。アスカさん。フラミーさんもいらしてますよ…………ねえ?……え?」



飼育員さんの休日は次回がラストです。




お楽しみに!お待ち下さい!

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