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747 口から生まれる
2018.5 作
本日。
次男のところの孫を預かった。
四歳の男の子なゆえ、やることも激しいのだが、それ以上にしゃべる口が動く。
日がな一日。
何かしらしゃべっており、しかも声が大きいので部屋じゅうに鳴りひびく。
「よくしゃべる子やなあ」
「ほんとやね」
妻もうなずく。
「まるでラッパの口やな」
「だれに似たんやろ?」
「だれに似たんかわからんけど、あれだけ口がうるさいんやけん口から生まれたんやろうな」
妻いわく。
「じゃあ、あんたはお尻から生まれたん?」




