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臭い
七月二十七日。あんまり暑くないな。ちなみに隣のデブは汗だくで臭い。離れろ、頼む。
「な、なぁ。駿。」
「なんだぁ?」
「お前、風呂ちゃんと毎日入ってる?」
「入ってない。」
はぁ。臭い。
「なぁ、臭いぞ。」
「黙れ!」
「ウェッ。」
びびったぁ。こいつこういうところあるよなぁ。こんな臭い通学路は嫌だ。
「そういえば今日プールだけど道具持ってきた?」
「もちろん。」
「僕お前とプール入りたくないわ。」
「そんなこというなよぉ。」
仕方ないだろ、臭いんだから。
プールの時間。体育の教師が笛を咥えて指示を出している。隣のデブは当たり前のように勃起している。しね、しんでくれ。
僕は泳ぎが得意ではない。平泳ぎしか出来ないのだ。クロールは息継ぎが出来ないしバタフライは体の動かし方がわからない。
隣のデブはプールの真ん中の方で溺れかけている。仕方ないので肩を掴んで助ける。
「大丈夫か?」
「ゲホッゲホッ。大丈夫ぅ。」
「じゃあ早く行け。」
「高斗きつい~。」
遅いし臭い。




