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2-5「スキルの詳細を知る①」

 プレートに記された文字をタッチすれば、そのスキルの詳細が見れるようになるらしい。

 試しにタッチしたら『生命力強化』の詳細な内容が表示された事から、それは間違いない。


 どこまでもタブレットPCのような仕様の仕組み(システム)である。――――ホントに異世界か、ここ?


 さて、その『生命力強化』であるが、能力自体はさきほど自分が考察したものと大差ないものだ。

 つまり、内外からのダメージ軽減と、死に難《にく》くなるアドバンテージを得る。

 スキル『生命力強化』の能力は、そうゆうもののようである。


 そうなると、他のスキルも恐らく俺の推測と大差はないかも知れない。


 とはいえ推測のままて据え置くわけにはいかない。

 いざと言う時――今が割とその「いざ」ではあるが、正確に把握しているのとしていないのとでは大違いだ。

 俺は早速、次のスキルをタッチした。



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 『異常耐性』

 常時発動型(パッシブスキル)。

 あらゆる状態異常に対する耐性を得る。

 下級の状態異常魔法及び投薬の効果無効化、中級ならば効果の大幅な減退が可能。

 ただし、上級に類するそれらに対しては、スキル保有者のレベルに準じて効果が増減する。

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「そりゃ『異常耐性』っつうくらいだし、そのまんまだよなぁ」


 読んで字の如しってなもんで、『異常耐性』のスキルを理解する。


「まぁ、並大抵の毒じゃ死なずに済むと思えば、ありがいスキルかな」


 そう納得すると、次の『アイテムボックス』をタッチする。



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『アイテムボックス』

 任意発動型(アクティブスキル)。

 ありとあらゆる物を、魔力的な次元空間へと収納出来る。

 収納物はスキル保有者の意志で自在に出し入れが出来る他、ステータスボード上の『アイテムボックス』アイコンに二度触れる事で表示される「収容物一覧」で確認後、そこに記された収容物を指定する事によっても取り出す事が可能。

 収納可能な残り容量はメーターで表示され、およそ屋敷一軒分に相当する。

 収容物の大きさは、許容量以内であれば問わない。

 ただし、生きたままの生物を収納する事は出来ない(魔物の部位等、亡骸であれば収納可能)。

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 屋敷一軒分に相当する容量と言うのが、いまいちピンと来ないが、とりあえず大容量という事は間違いない。――――正直、収容量何tって表記されても結局、ピンと来ないだろうしね。

 生き物を収納出来ないのも、予測の範疇だ。

 むしろ、これが出来たら誘拐とかし放題だろう。

 尤《もっと》も、仮に出来てもやらないけどね。


 ――――いや、マジでやらないよ? 身代金要求する度胸もなければ、女の子監禁する偏執かつ変態的な趣味もないし…。


 って言うか、今現在、アイテムボックスに何か入ってたりするのだろうか?


 気にはなるけど、とりあえず今はスキルを全て確認してからアイテムボックスの中身を確認しよう。



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『言語習熟』

 常時発動型(パッシブスキル)。

 ありとあらゆる言葉や文字を理解し、使用する事が出来る。

 大陸間の共通言語は勿論、少数部族間でのみ用いられるマイナー言語も解し、失われた古代言語も解読可能。

 スキル保有者は、意志疎通の意志さえ持てば特に意識せずとも、相手に合わせた言語を自由に用いる事かが可能。

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 なかなかに万能なスキルである。

 少なくともコミュニケーションで困る事は一切ない。

 なにせ、大陸間の共通言語――多分前世で言う所の英語から、部族間でしか使われないマイナー言語まで補完してくれる万能っぷりである。

 話せない言語がないとなれば、前世で言う「36ヶ国語が話せる」なんてレベルじゃない――まぁこっちの世界に言語が36もあるのか知らないけど。


 そもそも。


「ここ、人が居ねぇんだよなぁ……」


 目覚めた時は心地よかった筈の微風が、妙に寒く感じる今日この頃です。


「次、行こ…」

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