2-3「ステータスの考察をしてみる①」
状況に比して余りににショボい――もとい残念な己のスキルに暫し呆然となった俺だが、もう少し詳しく精査すれば状況改善できるかもしれないと思い直す。
心境的には「orz」を体現したい気持ちで一杯だが、例えそれをしても状況は変わらないわけで。
とりあえず、ステータスを上から順に精査して行こう。
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『ハセ・タケユキ/人間族/♂/AGE:21』
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これは特に問題はない。
敢えて言うなら、種族を指すと思われる『人間族』の表記くらいか。
おそらく、人間族の他にも色々な種族が居るのだろう。それこそ、定番のエルフやドワーフ、獣人も居るのかも知れない。
――魔族なんてのも居そうではあるが…。居たとしても、出来れは会いたくないものである。
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『レベル:1
HP:320/320
MP:90/90
状態:良好
職業: 』
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この辺は、ファンタジーっぽいというか、まるっきりRPGだ。
どうやらこの世界にはレベルの概念があるようで、日本のRPGの知識で言えば経験値を溜めてレベルが上がっていく感じなのだろう。
転生したばかりの俺は、当然レベル1だ。
せめてレベルがカンストしていれば状況打破も容易だったろうけど、そういった事は出来ないと女神様が言っていたし、仕方がない。
そして、HPやMPの概念。
それぞれ、ヒットポイントとマジックポイントの略なのは確定として、ひょっとしてHPが0になったら死亡という解釈で良いのだろうか?
逆に言えば、1でもHPが残っていれば死なずに済むという事でもありそうだ。……HP:1の状況って、ほとんど死んでるけどね!
MPに関しては、いかにも剣と魔法のファンタジー世界に来た! って感じで若干テンションは上がるが、肝心の魔法の使い方が分からない。
従って、これ以上の考察は不可だ。とりあえず、保留。
状態というのは、『毒』とか『麻痺』とかRPGの定番の事だろう。
健康そのものなので、状態は良好というわけだ。
そんなの言われなくても、知っているよ!?
――もしかして風邪を引いたら、『状態:風邪』とでもなるのか? そこは、ちょっと興味ある。
そして、職業。空欄なのは、そうゆうことだ。
つまり、無職である、と。
それは仕方ないよ。転生したばっかだもん!
なんなら、職業:遭難者でも良いけどな!
さて、ここまでの検証結果。
状況は、まったく変わっていません!
やはり、託せる望みはスキルにしかないか。




