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女帝  作者: 鈴木幸一
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第十三話。企業五社の株式公開。

 第十三話 企業五社の株式公開

 ※十一月十五日。朝九時に起きてシャワーを浴びて化粧して。休んでいた。リリリ電話だ。

「もしもし。山本です。・・・あ。ご苦労さん。・・・はい。有難う。」佐々木からだ。

 本日。公開株価が。決定して。今日。十二時。お昼。・・・公開される。と言う。(申請した。五社分。)

 順子は、慌てた。・・・どうしよう。・・・どうしよう。・・・落ち着け。・・・心臓を抑えた。何とか落ち着いた。みるみる一時間過ぎていた。あー・・パニックだ。本当に起きた。冷静を取り戻し。笹川。五島。小佐野に。電話した。

「もしもし。山本順子です。・・・社長今日。ニュージャパンで。会えないでしょうか。五島。小佐野。社長四人で。食事しながら。」

「あー良いよ。・・・何か良い事。有った。かい。・・・」 順子は支度して。ニュージャパンに向かった。順子はテーブルに座って待って居た。

「おー来ていた。・・・」四人集まった。笹川が。

「今日は。順子社長の呼び出しだ。何か。吉報かな・・・」

「はい。皆様。おめでとうございます。・・・今日。お昼、十二時。お公開。発表されるそうです。本来なら。公開発表されてから。皆さんにお知らせしようかと思った。のですが。待ち遠しいので。皆さんと一緒に。発表を聞こうかと。・・・連絡しました。」

「えー・・・ほんとうかよ。・・・じゃ奴らも呼ばなくちゃ。堤。根津。似も。田中は、入って居ないから。・・・俺。電話してくるよ。」五島社長が電話してきた。皆で時計を見た。十一時半だ。

「近所に居る。らしいから。直ぐ来るよ。」四人で待って居た。来た。

「おーす。・・・大幹部会だね。・・・」

「そう。何ですよ・・・順子社長の招集が掛かって。急に。」

「はい。・・・皆さん。後十分です。」

「何。・・・株式公開・・・。本当かよー。」十二時だ。順子は六階に電話した。事務員が聞いて、居る。・・・順子は。眼も取っている。

「もしもし私。はい。そうですか。待って居ます。」今事務員が、メモ取って居ますので。十分過ぎた。

「どうですか。・・・松尾コーポラス=五倍。東部。西部。東急産業。の三社は、三倍。パーソナルコンピューター販売。は。五倍。だそうです。・・・おめでとございます。」

「おー・・・五人は立ち上がって喜んだ。」廻りのお客さん達が。びっくりして居た。

「あ。不味いな・・・・」六人は静かに成った。すると。人が寄って来た。

「何やって居る。んだよ。・・・」

「おー。横井社長ーー大変なんだよ。ま。座れよ。・・・紹介するよ。山本順子。て。銀座のクラブのママだよ。」

「はい。初めまして。山本順子と申します。」

「女一人に。男五人で。依って。たかって。」

「ま。せば、長く成るから。・・・とにかくお祝い。なんだよ。・・・そうだ。奥座敷借りるか。」

「おーそうだよ。・・・空いているかな。」横井がボーイに、調べさせた。・・・空いているそうだ。

「何階。だっけ。・・・八階。・・・じゃ行きましょう。」順子は。ついて行った。忙しい人達だ。わー日本庭園だ。ビル、の中にある。天井はガラスで。空が見える。

「凄い所に来ましたね。」順子はきょろきょろしていた。

「あ。順子社長初めてか。」

「はい。初めてです。ホテルのど真ん中に。有る。んですよ。・・・良いでしょう。」

「はい。素晴らしいです。・・・大広間だ。衝立で仕切ってあるだけだ。」

「囲炉裏式の。黒漆塗りの。長いテーブルだ。金粉で、鳳凰が描かれている。」

「横井社長。適当にやってよ。何時もので。」

「あー・・・言って有るよ。・・・今来るよ。」何でも早い。此の叔父さん達は。せっかちと言うか。キビキビ。と言うか。決断が早い。皆座った。

「何なんだよ。今日のお祝は。・・・」横井社長が。

「順子社長。説明してやってくれ。・・・此の、お坊ちゃんが、気にして居る、から。」

「はい。・・・実は。株式上場の事。なんです。社長達五人の会社が。そして。今日。本日。十二時。公開されました。・・・それが。五倍が=二社。三倍が=三社。と。言う。お祝いです。」

「なにー・・・上場したー。・・・俺も有ったのに。じゃ。何億か。」

「そうだよ。・・・一人、二億位かな。」

「はい。・・・まだハッキリは。言えないです。事務所に行かないと。」

「ところで、此の、女優さんは。・・・」

「あ。この人は。根津のパートナーだ。」

「え。根津の。・・・噂は聞いていたよ。・・・まさかの真か。こんな綺麗な人。俺も参加したかったよ。五島社長。」

「終わった訳じゃ無いから。・・・な。順子社長。・・・とにかく今日は飲もう。料理が運ばれてきた。順子はびっくり。八十センチの、生きている。タイのお造り。舩森のお刺身。二船。何十種類の小皿料理。

「わー食べられる。のー。こんな、いっぱい。・・・」とにかくワインで乾杯。五島社長が

「今後も。益々。皆で力合わせましょう。・・・乾杯。」パチパチパチパチ。拍手で。盛り上がった。

「ワインも美味しい。・・・」

「此れはとっておきのワインだから。・・・五百年前のだよ。・・・ラベル見れば。分かるよ。」皆でラベルを確認した。

「五島は。こう言うの。好きだから。・・・美味しいよ。俺も随分飲んでいるけれど。こんな旨いの。初めてだ。・・・五百年。前。か。まろやかで。香りが鼻に抜ける。此れがなんとも言えない。」

「俺達の。仲間は、知り尽くしているから。・・・百年じゃ。まだまだと。思って。五百年にした。んだよ。・・・そのうち一千年が。出て来るかもよ。」

「本当においしい。順子社長・・・まだ残っているから。全部飲んで良いよ。レディーファーストで。」

「えー有難う。美味しい。」

「それ。全部飲んだら。裸踊りしなくちゃ駄目だよ。」

「え。本当ー。」

「嘘だよ。・・・ほんとうにも綺麗だな。ピンク色に成って来たよ。顔が。」

「でしょう。此のワイン。本当に美味しいですね。」順子は、一気に飲んだ。

「おいおい。大丈夫かよ。」

「山本順子。て。・・・正直の所。幾つ、なんだよ。・・・皆、身内だから。」

「えー・・・二十四歳です。」

「え。見えない。・・・どう見ても三十。位に見える。背も高いし。足が長い。・・・何かやって居たの。・・・スポーツ系。」

「はい。体操やって居ました。・・・」

「えー・・・体操。て。・・・身長低いよ。・・・オリンピック見ても。」

「そう。皆に言われるの。・・・大きくて。飛べないでしょう。て。・・・遣ってみる。」

「おー見たい。ね。・・・」順子は、衝立をどかして、広くした。そして。衝立の陰で、服を脱ぎ、出てきた。

「おー・・・。」男六人が。一斉に驚いた。身長=百六十七センチ。体重=五十キロ。ヒップ=九十センチ。バスト=九十二センチ。・・・誰でも驚く。グラマーだ。

 順子は。バック転五回続けて。ブラジャーを着けて。Tバックのショーツ。皆の前に現れた。

「おー・・・」順子は、ブラジャーを外した。乳首が。十円玉のように大きくて。黒い。

「おー・・・」その儘後ろに手を着いて。バック転。した。・・・今度は、右足を上げて、顔に着け。三百六十度パパから。回転した。次に左足も。上げて、開店した。次に、又開きをして、胸を床に着けて、その儘。足を揃えて、後ろにひっくり返った。そして。両手を合わせて伸ばし。その儘、スピード回転。二十回転して。終わった。パチパチパチパチ。拍手が鳴りやまない。・・・順子は、衝立の裏で着替えて出てきた。又、拍手喝采だ。パチパチパチパチ。

「あー・・・疲れた。・・・最近、動いて居ないから。明日。筋肉通ですよ。・・・ものすごい筋肉を。使うの。だから、明日は。ムクム、かも。」

「いやー・・・凄い初めて見た。傍で。・・・ストリップとは違うな。・・・迫力ある。」

「本当だ。・・・体操。見直した。身長が有るから。迫力が有るよ。・・・素晴らしい。」

「此れじゃ。根津も惚れる訳だ。・・・」

「はい。別荘で。一回。見せた。・・・」

「ほらー。・・・」

「うんー」皆溜息ついている。

「の見直しだ。」皆で盛り上がった。四時だ。

「そろそろ終わろうか。」横井が言った。

「お。幾らだ。・・・」

「ただって。訳に行かないから。一人一万円で良いよ。」横井が言った。

「悪いな。・・・そのうち良い事有るよ。横井。」五島が言った。

「今夜は。山本順子の夢を見て。眠れないな。・・・どうする。順子社長。」小佐野が。

「えー・・・どうしましょう。」順子が、悩んだ。

「またまた。小佐野。・・・女癖が。」笹川に言われた。

「順子社長。小佐野には。気を付けた方が。良いよ。」五島も言った。

「皆で。俺だけを、悪者にして。・・・順子社長。皆女癖が悪いから。気を付けた方が良いよ。」

「でもね。・・・男と女。しか。居ないから。・・・どっちへ、転ぶ。やら。」

「おいおい。・・・思わせぶりが出た。ぞ。」賑やかに終わって解散した。後日。公開株を整理して。書類を渡すことにして。別れた。順子は六階に行った。事務員たちが、まだ。居た。

「ご苦労さん。羊羹。買ってきたよ。・・・切って食べて。」皆で羊羹を食べて居る。

「今日は。奇跡が起こったみたいね。五社よ。皆。・・・明日。五社全部整理してね。私。三時頃。来ますので。お願いね。」

「はい。分かりました。」事務員たちは、書類整理に取り掛かった。

 ※十一月十六日。順子は、十時に六階に行った。

「お早う。・・・」

「はい。出来上がりました。」事務員が持って来た。各社、三部。づつ。

「はい。ご苦労様でした。・・・それから、このことを。堤。佐野達にも伝えて。下さい。」順子は、目を通した。

 ※五倍で公開された。二社。

 発行株。二百万株。      

 株価。一株=二百円。    千円。

 会社持ち株=五十万株。   五億円。

 社員持ち株=四十万株。   四億円。

 山本三名持ち株=六十万株。 六億円。

 ※三倍で公開された。三社。

 発行株。二百万株。

 株価。一株=二百円。    六百円。

 会社持ち株=五十万株。   三億円。

 社員持ち株=四十万株。   二億四千万円。

 山本三名持ち株=六十万株。 三億六千万円。

 以上です。・・・社長達の取り分は。

 五倍の二社。

 社員の持ち分=八千万円を引いた。一人、三億二千万円。です。

 三倍の三社。

 社員の持ち分=八千万円を引いた。一人、二億八千万円。です。

 ※順子の取分。

 二社=四十万株=四億円。

 三社=六十万株=三億六千万円。

 合計。五億六千万円。

 貸し出し。二人分。五社。

 二社分。八十万株。八億円。一億六千万円引いて=六億四千万円。

 三社分。百二十万株。七億二千万円。二億四千万円引いて=四億八千万円。

 合計。「百八十八億円。」の利益に成った。前。三社を、合わせると。

 百九十六億六千万円。

 順子は。三年は。動かさない。何故ならば。統計を見る限り。三年間は必ず伸びる。その後は会社の内乱が、発生する事が多い。

 笹川。五島。小佐野。堤。根津。五人に、電話して、今晩八階で、報告方々。集まりませんか。・・・全員七時に来ると言うので。順子は、事務所を出て、界隈を散歩していた。

「よー順子ママ・・・」順子は振り向いた。

「あら。西川社長。・・・どちらへ・・・」

「あー。今打ち合わせが。終わって、フラフラしいた。ら。」

「そうですか・・・良かったら一緒しない。食事。」

「おー良いね。・・・数寄屋橋の寿司屋へ行こう。・・・空いているかどうか。・・・ママは幸運の持ち主だから。」二人は寿司屋へ行った。

「お。空いていた。・・・こんなの。稀なんだよ。」二人は入った。カウンター席だけだ。天然目のカウンター。ネタが、見えない。

「えー社長。ネタが置いて居ないですね。」

「あ。初めてか。・・・ママも、行っていないところが。有るんだ。」

「そうですよ。・・・家とお店の往復だけだから。」西川社長は。順子の、店以外の事は。余り知らないようだ。

「ママ。此処は。ネタの名前知らないと。注文できないよ。」

「え。じゃ。とり貝。赤貝。アナゴの白焼き一本。小肌。マグロ赤身。お願いします。」

「えー・・・随分慣れ親しんでいますね。寿司に。・・・俺も同じで良いよ。其れにワイン二つ。」

「えー・・・築地の近所のお寿司屋さんに、行って居たから。」

「寿司が好きか・・・」

「そうですね。・・・肉よりは。魚料理の方が好きです。」乾杯。

「マスターね・紹介するよ。銀座で「JUN」と言う。クラブのママだよ。

「えー・・・本当ですか・・・あの噂の・・・初めましてこちらこそ、宜しくお願いします。」

「マスターから。お願いします。て。凄いですよ。ママ。此処は銀座では、一流の寿司屋さんだよ。マスターも、職人気質で。余りしゃべらない。人が。お願いします。何て。」

「でもね。お客さん達が。何時も、話題に出て来るよ。・・・でも、敷居が。高いだろうな。て。皆。警戒しているみたいだよ。」

「えーそう。なんですか。全然。家は。明朗会計です。・・・十月から。一万五千円で、飲み放題に。変えたの。・・・おつまみも燻製で。美味しいですよ。」

「えーじゃ。安いかもね。・・・家と同じぐらいですね。一万円から一万五千円なら。」

「そうですよ。マスター。何しろ家賃が高いから。十五万円は、するでしょう。」

「そうね。高いです。」順子は、初めてなので。余りお金の話は、しない様にしている。

「社長。村田英雄ショウ。見たいですね。・・・予定は。」

「お。そうか。今度。厚生年金会館で。講演するよ。正月公演。そうか招待券。会社の分あるかもしれない。・・・会社で何枚か。抑えてある。後で持っていくよ。店に。」

「お願いします。・・・今日は、私に奢らせてください。・・・何時も御贔屓にして頂いて。チョコチョコ。三羽烏が。来てくれて居ますよ。

「ミッチー。ハッチー。ムッチーたちが。あの三人は、中が良い。んだよ。気が合うらしい。・・・苦労しているから。・・・誰でも苦労は蒸しているけれど。とにかく仲が良い。」

「そうですね。何時も賑やかです。」そして順子は精算した。西川社長に断られたが。其処を何とか、押し切って。順子が払う事に成った。二万円だ。成る程。二人は分かれた。順子はその儘。店に行った。ソファーで休んでいた。少し寝たようだ。

 起きて三番テーブルにセットした。

 ドアが開いた。

「お早うございます。前日は。失礼いたしました。・・・」五人で来た。

 笹川。小佐野。五島。堤。根津。

「楽しみにして来たよ。順子ママ。・・・」

「はい。・・・見てください。」五人に書類を渡した。皆で見ていた。

「おー五倍と、三倍は。違うね。」

「それはそうだろう。・・・要するに、今後の発展に、どう貢献できるか。が。審査の行方だろう。・・・都会で、ワンルームが。伸びる。コンピューターも、今後伸びていく。言う。事。なんだろう。・・・だから五倍にして。先行投資に使ってください。と言う。意味ですよ。」

「はい。その通りです。・・・建て売り分譲も。認められて良かったですよ。」

「そうだな。今一。だけれど。ま。良しでしょう。」五島達。三人は。心残りの様だ。

「取り敢えず。乾杯。」ワインで乾杯した。

「順子社長。此れをどうするか。」

「はい。ご存知のように。・・・上場すれば五年間は。買いが増えると思います。ので。私は。五年間。此の儘にしておきます。」

「そうですよ。・・・今。下ろしたら。もったいないですよ。・・・どっちにしても。新日本銀行と。帝国証券で、管理している。だろう、から。」

「そうです。・・・一千万円以上は。私の印鑑が無いと、下ろせません。」

「そうか。根津の、やり方が。変わらない。・・・いでしょう。保留で。」

「順子社長。半年で。三億円儲かる。・・・何もしない。書類に、捺印しただけで。」

「でも社長達のお金が、動いたのよ。・・・それと社員たちは、二万株(一千万円)頂いたのよ。・・・どう知らせますか。」

「其処を俺も思っている。・・・二十人だろう。後で幹部達と相談しよう。」

「分譲住宅も。一株。一千円は。超えるでしょう。・・・コンピューターは、一万円越え。に成るかも。」

「可能性は有るだろう。・・・ワンルームだって。これからだろう。」順子が。

「笹川社長。・・・ワンルームを。一棟売りにしたら。どうでしょうか。管理はこちらで遣る。・・・買って頂いた。次の、月から、家賃は、私どもが払います。て。・・・」

「借り手が居なくても。か。・・・それはどうか。な。」

「でも何か。ユーザーに魅力を与えて。引き寄せて。・・・売りを少し高くして。」

「おーそうか・・・有りかな。・・・順子社長。頭良いね。松尾に、言って、会議開くよ。」

「ところで順子社長の。儲け。・・・気になるな。」

「えー私の事は。・・・気にしないで。新日本銀行。だから。」

「あ。そうか。銀行か。皆さん銀行から借りて。買っているの。」順子は根津の三億円を。使って。金を廻したので。本当は。銀行は関係ないのである。○○順子が。百九十六億円余りを。手にしたのである。此の子とは。根津と順子だけの。秘密である。最後まで誰も知る由は無かった。順子の信念は強かった。この金を資金源に。株の操作を真剣に考え。投資を専門に。人生の設計を立てる事にした。店も、順調に。繁盛している。各階、一晩。十五名様まで。二十万円で貸し切りを。したら。口コミで、広まり。七八階とも。忘年会迄。予約で埋まった。店も安泰する気配も、見えてきた。貸し切りにして。お金は。銀行振り込み、に、すれば。女の子達に、お金の管理を、頼む必要が無いから。気も。楽だ。七十八階の売り上げが。一か月。一千万円に成る。・・・七十パーセント。でも。七百万円になるので。慌てる必要は無い。西川社長と、旨く付き合えば。芸能界も。引き寄せられる。横井社長も、芸能界に、顔が広いと聞いた。

 ※十二月一日。

 暮れの。二十七日。混雑しないうちに。スペインに行く事にして。根津に国際電話をした。十二月二十七日。の午前中に着く。旨を話した。OKと言うので。パスポートが五年過ぎていたので。申請した。そして航空券の事で、旅行会社に行った。

 十二月午前中にスペイン空港に着いて。一月六日まで、滞在したい。旨を話した。・・・一週間ぐらいで分ると言うので頼んだ。

 そして。麗さんに紹介して頂いた。ファッションデザイナー。小野リエ。さんに。電話して。ライオンで有った。

「先生。暫く、でした。・・・お元気なようで。」

「えー。元気よ。・・・仕事が、途切れなく。有りますので。」

「そうですか。私も。これから。小野先生に。お願いしようかと思って。」

「そうですか。分かりました。・・・若し良かったら、明日でも店に待て頂ければ。・・・一度。型紙を作って置けば。・・・時間は、何時でも。・・・名刺上げたわね。」

「はい。分かります。・・・京橋でしたよね。じゃ。十時頃伺います。」二人は。ワインを飲んだ。生ハムなど軽い食事を済ませた。次の日。

「お早うございます。」

「はい。どうぞ。」

「えー・・・先生の、デザインですか。」順子は写真を眺めていた。

「そうですよ。・・・じゃ、立ってください。」直ぐ始まった。

「背が高いから。・・・足も長いですね。・・・モデルに成れますね。順子さん。」

「えー・・・」

「本当よ。・・・そのつもりで作ります。お出かけになる日は。有りますか。」

「はい。十二月二十七日。スペインに行きます。」

「えー。外国。スペイン。それは、それは。・・・じゃ。そのつもりで。作ります。任せてください。・・・予算の目安は有りますか。」

「あ。はい。どうでしょうか。分からないです。値段と言われても。」

「そうですか。じゃ。二万円で、如何ですか。」

「はい。大丈夫です。・・・お願いします。」

「じゃ。他を、止めて。貴方に合わせます。・・・本来ならば、二三か月。見て頂くの。」

「えー・・・大丈夫ですか。」

「はい。夜なべしても。二十日まで。仮縫い。二十五日に。完成するように頑張ります。」

「じゃお願いします。」あー驚いた。見たことが無い。洋服ばかりだ。楽しみだ。

 順子は家に帰って休んだ。

 ※十二月五日。店を開けた。ドアが開いた。

「いらつしやぃませ。・・・あら。」横井。五島社長二人だ。三番テーブルにセットした。

「どうぞ。・・・」

「おー・・・」横井社長は、初めてだ。

「この前は。ご苦労様でした。・・・楽しかったです。」

「俺達も楽しかったよ。・・・ママの。華麗な演技には。興奮したよ。・・・あの晩は。眠れなかったよ。・・・枕抱えて、寝たよ。」横井が、嬉しそうに話している。

「俺だってそうだよ。」五島も。来汁の様に。

「私だって。次の日、筋肉痛で。起きられなかったの。三時頃まで寝ていた。」

「そう言う。もんなんだ。」

「そうですよ。スポーツは。練習のみ。毎日、準備体操をしていないと。筋肉痛に成ります。」

「分かりますね。俺達だって、変わったことすると。筋肉痛になるよ。」

「ところで根津の顔が。見えないけれど。ママ。」

「はい。電話でやり取りしています。今度の正月。会います。」

「え。何処で。何処に居る。」

「うん。もう少し、内緒に、して居て。て。言われているから。誰とも会わないであの世に行きたい。て。堤と佐野達には。言ってある。」

「そうか。根津らしいな。・・・親分だったから。俺達も根津が居なかったら。此処まで、これ。なかった。かも。」

「そうだよな。会いたいよ。・・・何もお礼も言っていないし。」

「会ったら宜しく言っておいてよ。ママも口が堅いから。聞いても、教えてくれないだろうから。」

「そうね。此れだけは、二人の約束だから。・・・でもね。友達七人とは、仲良く付き合えよ。て。・・・言われて、居る。の。・・・だから楽しく遣りましょうね。」

「うん。そう言っていた。・・・そうか。じゃ安心して、ママと付き合えますね。」

「そうよ。・・・あまり気にしないで。・・・私だって人じゃ寂しいし。・・・知らない人とも付き合えないし。こんなに、男が居るから。・・・悪い人にぶち当たったら。大変でしょう。根津も。其れだけは。心配しているの。・・・だから。この七人は。お墨付きなの。」

「えー・・・俺も、入って居る、だろうな。」横井は、剥きになった。

「もちろん。入って居ます。よ。」順子は。にこ、とした。

「良かったー・・・入って居なかったら。自殺する様だったよ。」

「おいおい。横井。・・・腹にもない。事を。」

「本当だよ。ママ。」

「はいはい。分かりました。・・・今度。根津に有ったら。伝えます。」

「店はどう・・・」

「はい。十五日から。予約で。いっぱいで。一般は、入れません。」

「えー俺達も。・・・」

「そうです。・・・二十六日迄。二十七日から一月六日まで。お休みです。」

「そうか。今日限りか。」

「そう言う事に成ります。でも。十四日までは。」

「そうか。ところでさ。身内だから。聞きたい。けれど。・・・一晩の売り上げは。」

「えー・・・ま。良いか。・・・七八階で。二十万円から三十万円です。」

「おー流石。順子ママ。五百万円以上か。・・・家賃は要らないだろう。から。」

「はい。私の名義です。」

「奇麗な女は得だな。・・・羨ましいよ。」

「根津は、想い切りが、良いな。ヨレヨレになった姿と。しわくちゃな顔は。人に見せたくない。・・・俺もそう、したいな。」

「横井だって。根津が居なかったら、こんなでかいホテルにできなかったよ。」

「そう。なんですよ。大手銀行に断られて。五島に根津を紹介されて。・・・俺の夢が実現した。」

「俺達が東京を盛り上げた。て。言っても。過言では無いよね。」

「根津は慶応の優等生。だった。から。・・・それに親が、燃料屋で。都内全域に網をかけて居たから。炭、問屋は、儲かったよ。二十四時間。炭は使うからな。」

「なんてったって。渋沢栄一の、一派に、入れたのが。・・・根津の運命を変えた。軽井沢を走りに。強羅の土地は、小佐野に貰った。周りは、殆んど大手の、研修施設がある。・・・順子ママ。軽井沢は。ものすごく広い。筈だ。」

「広いですよ。何町歩。だったか。分からない。です。」

「そう。なんですよ。・・・ママ。家の不動産部と組んで。別荘分譲でも、開拓するか。」

「あー良いかもね。・・・考えましょう。」この人達の話に終わりがないので。

「十一時ですよ。締めましょう。」

「そんな時間か。早いな。・・・十四日迄。か。もう一度、来るか。」封筒に入れて五万円置いて行った。順子も、店を片付けて。タクシーで帰った。風呂にお湯を溜めて。入った。やっぱりお湯に入ると気持ちが和らぐ。ワインを少し飲んで。寝た。

 ※十二月十日。十時に起きてシャワーを浴びて化粧して。コーヒーを飲んでいた。

 リリリリリリ電話が鳴った。

「もしもし。山本ですが。・・・はい。・・・はい。分かりました。」パスポートを取りに来て下さい。と言うので。直ぐ取りに行った。又五年間。ついでに。旅行会社にも行った。

 旅券が、用意してあった。スペイン着十二時四十五分。二十六日朝九時。羽田発。カナダ経由。

「あー。スペインか。分からない。・・・ま。良いか。」順子は、家に帰って、お母さんに電話した。

「もしもし順子。・・・どうですが調子は。お母さん。」

「はい。変わりないよ。・・・お正月帰るの。・・・」

「はい。そのことで電話したの。スペインに旅行に行くので。帰れないの。二十六日。羽田発。・・・御土産買ってくるからね。」

「そう。・・・大丈夫。外国。其れもスペイン。て。」

「大丈夫だよ。皆行く。んだから。心配、し過ぎだよ。お母さん。」

「気を付けてね。じゃ。さいなら。」そして弘子と、ライオンで待ち合わせた。十二時だ。

「お早う。ごめん。ね。お休みの所。」

「いいえ。大丈夫です。よママ。・・・久しぶり。ね。ライオン。」二人で奥のテーブルに座った。取り敢えず乾杯。

「弘子さん。お店は。二十七日迄ね。・・・十五日から殆んど予約で、埋まって居るから。お金は取らないでね。銀行振り込みに成って居るの。此れ。メモして有る。」メモ帳を渡した。

「それに私は。二十六日スペインに旅行に行くの。知人と。二十五日から。お休みするから頼むね。」弘子に二万円上げた。

「えーママ。・・・」

「良いのよ。弘子さん。取っておいて。」

「早いですね。十二月よ。・・・あれから佐々木さんに。有って居る。」

「はい。時々。・・・ママ。男。て。不思議ですね。」

「何が。・・・」

「だって。家庭持って居てさ。お金使って。・・・不思議だな。て。」

「あの人たちは。日本はもちろん。世界に目を向けているから。・・・どこかで気晴らしが欲しいのよ。・・・人助けだと。思って。・・・損はしないでしょう。」

「はい。損はしないです。けれど。・・・」

「ま。楽しく遣りましょう。・・・世の中は。男と女。しか。居ないのよ。弘子さん。」順子は、開き直って居る様だ。生きて行く。て。難しい。お互い、自分のガードを、しながら。思わせぶりを。見破られないように。・・・やっぱり。お金か。つくづく思う。二人は夕方まで話し込んでいた。その儘お店に行った。店を開けた。ドアが開いた。

「いらっしゃいませ。・・・あら。社長。この前は、お疲れさまでした。どうぞ」

 三番テーブルにセットした。二人居た。小佐野社長と。

「あ。ママ紹介するよ。友達の田中だ。・・・国会議員だ。」

「田中だ。宜しく。」名刺交換した。

「はい。こちらこそ。御贔屓に。今後共、宜しくお願いします。」丁寧に挨拶した。

「お国のために頑張っていらっしゃって。・・・ご苦労様です。」

「あーなんとか、立ち直らないと。皆困って居るから。」取り敢えず乾杯した。

「田中。どうー・・・」

「あ。綺麗な人だ。女優以上だね。背も高いし。スタイルも良いし。顔も、日本人離れで。鼻筋通って居し。こう言う人。目の当たりにするのは初めてだ。しかも話せる。」

「まー。そんなに。褒められても。・・・どうしよう。」

「新日本銀行の社長でもある。・・・根津の跡目だ。」

「えー・・・根津さんの。じゃ。凄い人ですね。ママは。」

「そう、なんだよ。この前ニュージャパンで。飲んだ。んだよ。例の、仲間と。中々話せるママでね。山本順子。て。言う、んだよ。あ。銀行の名刺上げてママ。」

「おー・・・そうですか。私もね。根津さんが居なかったら、此処に居なかった。と言うのは。長く成るけれど。俺は中卒で、上野の建設会社に、監督見習で務めた。そして、王子の。夜間部・中央工学校。に通って、設計図書きを。覚えて。東京の建設会社の設計を頼まれて。アルバイトしていた。小遣いには成った。当時は、焼け跡の片付け、土木建設が。盛んに成って、作業員は、安い賃金で、雇われ。不平不満で。暴動を起こした。り。喧嘩が絶えなかった。俺は、十九の頃だ。土木の仕事も覚えた。良い方法は無いものかと。時は過ぎて行く。俺が会社を作って纏めようとしたが。金がない。その時。小佐野に根津さんを紹介された。俺は、こう言った。土木作業員を集めて。各、土木会社に派遣する。」

「じゃ。どうやって。作業員を集める。んだ。」と。根津さんに問われた。

「今、上野の不忍通り。その界隈。下町で。作業員が何百人も。屋台で酒飲みをしている。俺が屋台主に金を払って、作業員たちに、無料で飲ませる。・・・噂になったところで俺が、しゃしゃり出て。(実は、俺が。お前たちの金を払っていた、田中と言う。人間だ。どうだ。俺が会社を立ち上げるから。働いてくれないか。)と言って。人を集める。」

「そう、なんだよ。根津が。・・・田中と言うやつが、こんな事、言っている。まだ二十歳、そこ、そこらしい。と。相談してきた。其れで俺は。・・・根津に頼んだ。(あの男は。度胸も有るし。頭も良い。・・・新潟。出。だが。根性も有るし。いちか。ばちか。賭けて見ないか。)て。俺が口説いた。根津がOKを出して、百万円貸した。そして、半年後には。上野、下町界隈で。田中土建に、行こうと言う。五百人が集まった。其れが、人夫出しの、始まりだ。」根津が。資金を、投資した。

「本当に。小佐野と根津さんは。俺にとっては恩人です。其れから関東一円に広げた。田中土建。・・・新潟からも出稼ぎ者を集めて。土木の仕事は田中土建だ。と言う。噂が関東に広がった。現在に至る。・・・と言う。

「へー・・・ドラマですね。・・・国会議員には。何時なられた。んですか。」

「うん。其れから。一回落選して。二回目で当選した。一九四七年。・・・現在に至る。」

「えー。中卒ですか・・・信じられない。ね。」

「当時で。俺に金を貸す。人も、銀行も、誰も居ない。・・・人集めれば。必ず仕事は有る。自信満々だった。が。金がない。もがいても。もがいても、沸いてこない。ノイローゼになった。でも必ず仕事は有る。小佐野が根津さんを口説き落としてくれた。」

「でもよ。・・・俺が口説いた。からって。言う。んじゃない。んだよ。根津が、田中の、能力とやる気を。認めたからだよ。・・・な。ママ」

「うん。・・・でしょうね。お金持って居る人が、決める。ですもの。田中さんを嫌いだったら。お金出さなかったでしょう。」

「有難いよ。本当に。・・・俺は総理大臣に成るのが。夢。なんだ。中国に行って。国交を結んで。何と言っても。十三億人。と言う。人口だ。今。ある人を頼んで。交渉している。・・・何年掛かるか。中国行きが決まれば。俺は総理大臣に成れる。」

「えー・・・私には分からない世界だ。・・・でも。焼け野原から。立ち直って。オリンピックを開催した。国の指導者達の力は。凄いです。」

「そうだよ。・・・笹川だって。遊びでやって居た。競艇が。オリンピック後。設備が整ったから。本格的になって。其れも二か所。・・・毎日五千万円。入ってくる。て。言っていたよ。」

「えー・・・それも凄い。・・・あの笹川社長。」

「そうだよ。あの。笹川社長だよ。・・・お金は要らない。て。言っていたよ。だからいろいろな施設に、廻して居る様だ。」

「小佐野だって、軍事工場を経営して。・・・戦争で金儲けしたのは。小佐野だ。今では、アメリカにも顔聞くし。大統領と直結だから。」

「俺だって、根津に融資して貰ったから。此処まで。来た。・・・でも渋沢栄一だよな。あの人みたいな人物は。もう。・・・出てこないだろう。」

 この人達の話は、必ず長くなる。

「そろそろ看板です。・・・先生。又。御待ちして、おります。」二人で五万円払って帰った。順子は。タクシーで寿司屋へ行った。

「こんばんは。・・・」

「いらっしゃい。・・・お。暫く、です、順子ママ。・・・社長。」

「本当ね。・・・暫く、です。マスター。」

「もう神谷町へ、行ったから。来ない、と。思っていたよ。」

「やっと一段落したの。・・・マスター。今度のお正月。スペインに行くの。・・・旅行に。」

「えースペイン。て。分からない。・・・何処に有るのか。」

「そうですね。余り馴染みが無いから。日本人には。・・・フランスの下。」

「フランス。て。何処に有る。の。」

「うんー・・・マスター。ま。良いか。何時ものお願いね。」ワインを。出した。

「あー美味しい。マスターね。最近。いろいろのワイン。飲んでいる。の。・・・五百年前のワイン飲んだの。・・・美味しかった。・・・でもね。其れって。毎日飲めないでしょう。・・・それより毎日飲める。ワインの方が。良いわよね。」

「うん。其れもそうだね。・・・続かない。んじゃ。・・・美味しくても。」

「聞いたら。ヨーロッパの貴族たちは。其れ。毎日飲んでいる。ん。だって。一千年物。とか。」

「それはそうでしょう。遣りたい放題。・・・支配者だから。・・・日本も、我々庶民が良く成れば。良い、んだ。けれど。・・・何時のことやら。」

「マスター私達の仕事。て。主婦たちからは。良く思われていないよね。」

「うん。・・・本人の前で言い、ずらい。けれど。そうですね。どっちか。て。言うと。」

「私がこの仕事してから。思った事、有るの。会社。て。社長達の交流が。様々な形で発展して。行っている。感じがする。何故なら。社長同士の会話を。何百回も、聞いているの。家の店で。そう言う話の方が。夜の社交場で。決まって居る。・・・社員たちは知らないでしょう。・・・投資してくれ。とか。仕事の紹介。とか。社員の前で話せない事も。社長同士が。酒飲みかわして。打ち解けている。・・・そんな気がする。だから。私達は。後ろ指刺されるようなことは、していない。ですけけど。」

「俺もママと同じだよ。昔から、酒酌み交わして。腹を割って。打ち解けて。手打ちをするのが。日本の。習わしだから。・・・ママたちが、居ないと。・・・やっぱり日本は、女が主役じゃない。」女将さんが笑っている。

「それは当たり前でしょう。大奥を、見なさい。徳川時代だって。大奥が、仕切って居たのよ。男は、ただの、兵隊ですよ。・・・お城を守ったのは。女性ですよ。」

「家のママも厳しいですよ。順子社長。」

「そうよね。女将さん。・・・地球は。女性が。支配する。」笑っている順子は、内心本気だ。来年からは。本格的に。手腕を発揮して。表に出ようかと、考えて居る。清算して帰った。直ぐ寝た。

 ※十二月十二日。ドアが開いた。鈴木。沢井社長。二人。

「いらっしゃいませ・・・あら。社長。お二人で。どうぞ」三番テーブルにセットした。

「お疲れ様です。・・・今年も終わりですね。」取り敢えず乾杯した。

「あれから。四社を、上場させました。十一月、公開された。んですよ。」

「えーそう。なんですか。・・・凄いですね。順子社長。」

「皆さんに応援して頂いて。・・・笹川。小佐野。五島。三人のお力添えで。」

「え。あの笹川。五島。小佐野。・・・名前は聞いていますよ。・・・ママは。知って居る。んですか。」

「はい。・・・ある人の紹介で。国会議員の田中さんも来てくれているのよ。」順子は、伯を付けようと。何となく話した。

「え。あの田中。衆議院の。・・・ママは。凄いですね。」

「有難いですね。・・・皆さんが協力して下さるから。・・・来年も。一月早々。会う事に成って。いろいろ今後の。事。話し合う事に成って居るの。」

「そうですか。・・・家らも、順調に進んで居ます。ジョン社長とは。常に情報を頂いて。部品開発に取り組んでいます。コンピューター内蔵の、部品開発は。まだまだ続きます。とにかく一人一台と言う。時代がもう直ぐ遣ってくる。と。ジョン社長が、行って居ますので。」

「そうね。・・・この度上場したのは。小佐野社長が、アメリカのコンピューターの、販売を本格的に。取り組むらしいです。その会社が。上場した。んです。」

「そうですか。ジョン社長が。チラッと。言って居ました。・・・そのことですね。ママが関係している。んですか。・・・ジョン社長が喜びますよ。」

「えー本当ですか。・・・小佐野社長は。軍事工場とのかかわりが有るみたいで。アメリカとは、親密に付き合って。居るみたい。」

「やっぱり・・・コンピューターも、軍用基地が始まりですからね。・・・それから、NASA宇宙基地も。世界の先端を走っている。国だから。・・・凄い人と知り合い。なんですね。ママは。」

「はい。たまたまです。一人の人から。繋がったの。何となく。」順子は自分を、ピーアールしようと、話した。鈴木社長達も、益々順子を、慕うようになった。

 ※十二月十四日。ドアが開いた。

「いらつしやぃませ・・・あら。社長達。どうぞ」三番テーブルにセットした。

「何時も、ご苦労様です。今日はお揃いで。有難うございます。」五島。堤。根津社長達三名。

「今日は鉄道関係ですね。・・・」

「旅客組合の、忘年会が終わって来た。先日は有難う。・・・動いて居るかい。株市場。」

「はい。五十円上がったでしょう。六百五十円。だから。一億三千万円です。・・・四千万円からですよ。九千万円の利益です。」

「えー。凄いですね。ママ。・・・でもさ。ママは三倍でしょう。」

「はい。御蔭さまで。・・・今年は、お世話になりました。・・・来年はもっと良い事が。有りますように。」

「ママさ。根津の株も後継ぐ。だろう。」

「はい。相続で税金取られるから。て。全て二人の名義にしてあります。」

「あ。そうか。・・・俺達三社の株も。有るね。」

「はい。まだ。金庫を。開けていないから。どうなっているのか。」

「えー。まだ、見て居ないの。・・・空けてびっくり。・・・ママ。浦島太郎に成ったら。どうする。・・・頭、真っ白に成って、よぼよぼに、成るよ。百年位。開けない方が良いかもよ。」

「ハハハ。面白い。本当だね。玉手箱だ。・・・ホント。怖いの。」

「俺達。見届け人に成るか。・・・冗談だよ。でもさ。来年は。ママと八人で。ハワイに行きたいね。」

「えー本当。・・・行きたい。」

「そうか。・・・それが良いね。・・・五島社長は、何時も、良い案。出してくれるのよ。」

「じゃ小佐野に言って。アメリカ。顔だから。」

「それが良いよ。・・・ハワイ一の。ホテルを取って。」

「えー楽しみ。・・・早いですね。決まるの。」

「ママ。俺達は、年だから。何時死ぬか。分からない。から。何でも急ぐのよ。」

「えー。まだ、まだ頑張らないと。人生百年。」

「百まで、生きたく。ないよ。・・・八十迄。元気で、歩いて、居たいね。」

「皆さん明日から。二十六日迄。忘年会、予約者。のみですので。」

「え。・・・そんなに、予約有る。」

「はい。おかげさまで、客層も良いし。・・・二七日から、一月六日まで。休みです。」

「そうか。今年も早かったな。・・・順子社長の活躍が、目立ったかな。」

「そんな感じだね。・・・株式の先行きが楽しみだね。」

「一月中頃。八人で、集まろう。」三人は、封筒を置いて帰った。・・・五万円入って居た。順子も帰って寝た。店は賑やかに繁盛していた。

 ※十二月二十日。小野リエから、電話が有り。仮縫いに行った。そして。二十三日。洋服を取りに行った。

「えー・・・凄い先生。・・・これなら。外国でも。平気ね。」

「でしょう。頑張りました。・・・貴方はスタイルが良いからよ。安心ね。私も。」順子はお金を払って帰った。帰りに三越に入って。細かい物を買って帰った。大きな旅行用のバックに、詰め込んだ。機内用の小さいのも買った。此れで全部揃。

 ※十二月二十五日。六時。八階に集まった。

「皆さん今年も終わりです。聞いていると思いますが、二十七日から一月六日迄。お休みです。私は明日からお休みです。後は弘子さんに任せて有りますので。宜しくお願いします。そして皆さんに貯金通帳を。作って上げました。と言うのは。この度。新日本銀行の社長に就任しました。通帳には今月分。七万円を入金して有ります。・・・来年からは、皆さんの給料は、この通帳に、振り込みますので。覚えて置いて下さい。来年も宜しくお願いします。順子は。弘子に鍵を渡して。頼んだ。忘年会のお客さんは振込なので、店の金庫には、お金は、一円も入って居ない。順子は、家に帰り、荷物の点検をして、ハイヤーの予約をした。明日。七時まで。羽田に着くように。六時に来ると言われた。直ぐ寝た。


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