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文献『未解読の伝記No.1893』より抜粋。
生命が当たり前に××××を持ち、×××として事象を制御できる時があった。豊富に存在した××は空気に溶け合い、生きとし生ける生命の進化に貢献した。
××××は、全ての生命に分け隔てなく与えられた。
営みは続き、幾多の繁栄と衰退を繰り返し、やがて人が生まれた。
この種は類稀なる知性を獲得するに至り、×××を精密にコントロールする術を体得していった。
こうして"この星"は人が絶対の頂点として君臨するようになった。
人が頂点に君臨してからどれほどの年月が経過しただろうか、知性と××××を兼ね備えた人の中でも、さらなる自由を手に入れる人が現れた。
彼の名は今では忘却の彼方へと霧散した。
人々は彼を×王と呼んだ。
×王はその圧倒的なまでの××××と、研ぎ澄まされた×××で"この星"を自由に創り変えていった。
しかし、繁栄は長く続かない。
あまりに強大に膨れ上がってしまったその力をコントロールすることができなくなった。
×王は3人の子を創り、それぞれに膨大な××××を分散して与えることで、自身がコントロールできるだけの××××量を維持する術を創造した。
それはうまくいった。
男二人、女一人、この三人のうち、長男にあたるのが――。




