第十一話 リビドーびんびん丸
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「それでは、本題に入るとしましょうか。人形遣いさん?」
此方の言葉に人形遣いの少年がソファに座ったまま、皮肉交じりの表情で鼻を鳴らした。
背は低く小柄な猫背で、肌は不健康そうな土気色。如何にもなインドア系の神経質な研究者、或いは芸術家といった雰囲気をしている。
歳は十八歳くらいだろうか。年齢を思えば途轍もない才能と能力の持ち主だ。
しかし、才能とは裏腹に中二病を拗らせたような人嫌いそうな面構えをした、よく居るタイプの自分が特別だと思っている普遍的な極々普通の少年だ。
普通過ぎてかけるべき言葉が思い付かないが、それを言ったら色々とご破算になりそうだから何も言わないでおく。
「色々と面倒臭いので先に言っておきます。自分の目的は家族のためにルカビアンの十九魔人を皆殺しにすること。二体を殺して残りは十六体。今は残った十六体の生死を確認する方法と、上位の魔人を殺す手段を模索しているところです」
「二体を殺して残りが十六体? もう一体は何処に行った? 計算すら出来ない馬鹿者では無いだろうな?」
人形遣いが眉根を吊り上げて此方を嘲弄するかのような口振りで言った。失礼なクソガキだ。
「魔人ガエルは魔人グァルプの手によって殺されましたよ」
余所のガキが良い子になるように躾けてやる程優しくしてやる理由も無いので、ただを肩を竦めて返事をする。
すると彼は身を乗り出して信じられないものを見るかのように目を大きく見開いた。
「魔人が、魔人に、殺された?」
「ええ、決して魔人は一枚岩の存在ではありません」
彼に魔人グァルプから聞いた能力と目的を語ってやると、返事代わりに深い溜息が返って来た。ソファに身を放り出して、心底失望したかのようだった。
「呆れたな。ルカビアンの十九魔人ともあろう存在が何とも器の小さい。人類より優れた力を持つだけで、その精神は大衆と言う名の凡愚と同じじゃないか。魔人という存在は力に裏打ちされた、我々では及びつかない程の高次の精神性を持つ存在だと思っていた」
「能力と性格、精神は決して比例するものではないということですね。それに世間で天才と言われている人物程、性格をはじめとして得意分野以外は破綻しているものです。」
トゥーダス・アザリンをはじめとして魔人達は気紛れで人を殺し、滅ぼすことが出来る。そう気紛れだ。
其処に主義や主張などは存在しない。偶然踏み潰してしまった蟻の群れの事を気に留めないのと同じだ。
カトリエルの胎内に封じられている魔人を目的にソウブルーに現れ、甚大な被害を出したライゼファーやグァルプがその最たるものだ。決して人々を害することを主目的にしているわけでは無い。結果的に踏み潰しただけだ。
「此方の主張と望みは語った通りです。それで貴方の望みは何ですか? 貴方の望みと自分の望みが重なれば目的と感情を共有し、仲間となることが出来る。そうなれば良いのですが」
「仲間になれれば良い、か。僕の作品を見てどう思う?」
痴女人形が妖艶な笑みを浮かべて見せ付けるように人形遣いの身体をまさぐり始めた。
彼が痴女人形をどうやって制御しているか知らないが、自律制御では無く、魔力による遠隔制御だしとしたら、考えようによっては自慰行為を見せ付けられているようなものだ。
性癖という部分では共有出来そうにない。
「素人意見ですが、服は着せるべきかと。一見すると見えそうなのに絶対に見えないという鉄壁の貞淑さを持たせた方が自分の好みですね。脱がすことで初めて見える物という楽しみがあった方が励みになるというものです」
「何の話をしている! そういうことを言っているんじゃない! 他にあるだろう! 材料とか、製法とか……そういうのだ!」
何故か、人形遣いが土気色の顔色を真っ赤にして激昂した。
「と言われましても……ものづくり畑の出身では無いもので」
ましてや魔術に錬金術。果てには神の奇跡がさも当然であるかのように堂々と居座っているような世界だ。
何処から疑問をあげていけば良いのかすらよく分かっていないのだ。自分には彼が満足するような質問をすることが出来そうにない。
「人間の死体を死霊術で動かしているのでは無いか。よく言われることだ」
死霊術――、死者の霊や魂を媒介にして実行する魔術だ。エーヴィアが簡単な死霊術を収めている。
以前、ベルカンダンプ鉱山が異教徒によって襲撃された時も、口封じで殺された敵の霊魂から情報を引き出したことがあった。推理小説には絶対に登場させてはならない類の魔術だと記憶している。
だが、彼の言いたい事がよく分からない。ペテン師扱いされているということだろうか?
「存外鈍いな。単刀直入に言おう。気持ち悪いとは思わないのか?」
「いや、むっつり助平だなとは思っていますが」
「ど、どどどど、どういうことだ貴様!?」
青白い顔に赤みがさした。むっつり助平呼ばわりされたくらいでこんなに取り乱すなんて、やっぱり中身は極普通の人生経験の足りない十代のガキだ。
「落ち着きなさい。まず君がどういう科目の天才で、その作品がどういった性質を持つものなのか自分には分かりません。仮説や予測は出来ますがね」
「ふむ」
落ち着きを取り戻した人形遣いが静かに頷いた。
「目に見える情報を元に判断すると完璧なプロポーションをした美女の人形をほぼ全裸の状態にひん剥いてから使役している。はっきり言って、むっつり助平で無ければ、ただのエロガキですね。ある意味、男らしいと言うべきでしょうか?」
「ンなっ……!?」
人形遣いが顔を真っ赤にして立ち上がるが上手く言葉を絞り出すことが出来ないようだ。
言葉が出て来ないまま大きく開けた口をわななかせている。
「気持ち悪いと自己嫌悪したくなる気持ちは……、まあその年齢ですから無理も無いかも知れませんが、男として羨ましいという気持ちが全くないとは言いません。女性目線から気持ち悪いという意見は分かりますが、男性目線でしたら、その意見はただの嫉妬でしかありませんよ」
まあ、これほど精巧な人形を作れる能力を持っているのに態々不細工な女の人形を作るなんて馬鹿馬鹿しい話だ。
作品に性的趣向の全てを結集させる――分からない話でも無い。
君は極普通の何処にでもいるエロ河童だから気にするなと肩を竦めてみせると人形遣いが両の拳でテーブルをヒステリックに叩いた。何度も何度も叩いた。
まるで玩具売り場で駄々を捏ねる子供のようだ。
「ええい! 察しが悪いな! 貴様は! 道行く美女を見かけては殺害して死霊術を使って自由意志の無い人形にしている! それが無知な奴等の僕に対する評価だ! それが気持ち悪くないのかと聞いている! 恐ろしくは無いのかと!」
「自分にどういうリアクションをして欲しいのか分かりませんが、むっつり助平、エロガキくらいしか思いつかないですよ。仮にそんなことをしているならド変態エロ死霊術師でも名乗るべきだと思いますよ。リビドーびんびん丸君」
「貴様の頭は脳の代わりに精液が詰まっているのか!? それに何なんだ、その屈辱的なあだ名は!!」
「呼ばれ続ければ慣れますよ」
「慣れてたまるか!」
「まず君に対する悪感情ですが、はっきり言ってありません」
「何……?」
憤慨していた人形遣いの少年、もといリビドーびんびん丸が意外そうな表情を浮かべて固まる。
「自分より弱い相手を嫌悪し、恐れる理由がありません」
少年は悔し気に歯噛みして自分を睨み付けて来た。
真正面から弱いと言われて悔しさを隠し切れないくらいには男の子が出来ているようだ。
「更に言えば、人形が身に付けている宝石。膨大な魔力を内蔵しているので魔術兵装の類かと思いましたが、人形を制御、稼働させるための燃料タンクの役割を持っているようですね。サマーダム大学で同じような物を見たことがありますよ」
サマーダム大学での戦いでは、外付けの魔力タンクのお蔭でゴリ押しが出来た。あの宝石、金貨千枚くらいで売ってもらえないだろうか?
「それが分かる奴がどれだけいるか。人間と見分けの付かない精巧な人形を作る若い人形技師の噂を聞きつけた奴等は皆、一様に僕を否定した。僕の作品は人形では無い。人間の死体を死霊術で人形のように操っているだけだと。人間と人形の区別も付かない凡愚どもめ」
そう言って忌々しげに、リビドービンビン丸は床を蹴る。
精巧過ぎるが故に人の死体を使っている――死霊術なんて死者の身体を操作する術がある世界だからこその発想なのかも知れない。迫害だとか拒絶だとか色々苦労があったのだろう。
自分にしてみれば、ただただ凄いの一言しか出てこないが。
「苦労があったことはよく分かりました。それで? 君の目的は何ですか? 自分と手を組むことは出来そうですか?」
「フン……僕は僕の限界を知りたいだけだ」
「限界?」
「そうだ。僕は持てる力の全てを人形たちに注ぎ込んできた。だが、今の作品は人間と区別の付かない見た目をしているだけだ。自らの意志で思考し、経験と学習を重ねることで成長する、人間と区別の付かない心を持つ人形を作ることを通過点にして、人間やエルフ、魔人よりも優れた人形を創造し、神の座に至ることが出来るかという挑戦だ」
「心と身体、どちらも人間と区別が付かないとなると、それは人形という物では無く、人形という生命ですね。その創造者……成る程、神を名乗るのに不足は無さそうだ。それに浪漫がある」
「浪漫……そんなことを言われたのは初めてだ」
多分、地球人ならではの感覚だろうと思う。彼がやっている事は少しだけ見方を変えるとロボット制作に勤しむ理系学生のように見えなくも無い。
魔術や奇跡等の神秘を使ったものづくりへの挑戦。浪漫を感じないはずが無かった。
「未知を恐れるよりも、心をときめかせる側でいたいんですよ。変化を恐れ、変化に適合出来なくなるのは老いへの第一歩ですからね」
「……違いない。よし分かった」
彼は納得したかのように膝を叩くとソファから立ち上がり、自分に人差し指を突き付けた。
「ん?」
「お前を僕の味方と認めてやる。確かにお前には利用価値がある。頭も精液が詰まっている割に悪くない。魔人と叩けるだけの力もある」
「そりゃどうも。けど」
「けど? なんだ?」
「いくら人形って言っても美女をひん剥いたまま侍らすような少年に、脳味噌の代わりに精液が詰まっているなどとは言われたくないですねぇ。リビドーびんびん丸君?」
「その変なあだ名を止めろ! 僕にはセバスカルという名前がある!」
彼の失礼な物言いに、同じく失礼な物言いで返礼すると彼は子供のように地団駄を踏んだ。
「分かりましたよ、セバスチャン」
「耳が腐っているのかお前は!?」
「セバスときたらチャンでしょう? 常識ですよ?」
「何処の世界の常識だ!?」
「さあ?」
「お、ま、え、はあああああああっ!!」
「この糞寒い時にカッカしてたら脳卒中でぶっ倒れますよ?」
「誰のせいだと思っている!? 誰のせいだと!!」
「他責を問うなら俺以外の誰がいるというのです?」
「いけしゃあしゃあと……ッ!!」
打てば響く坊ちゃんだ。弄り甲斐があって実に良い。それに能力もある。ソウブルーの外にいる協力者として申し分無しだ。
サマーダム大学に到着するまで後三日。馬鹿貴族達と別れてからというものの調子の良いことこの上無しだ。
後は明朝の出発までのんびり酒飲みながら身体を休めていれば良い――そう思って宿に戻った矢先の出来事だった。
「ご無事でしたか! 倉沢蒼一郎殿!」
宿に戻るとトーマ・カナリウムが心底安堵した様子で駆け寄って来た。
同じ馬車に同道した乗客達も同じような面持ちをしている。
この村にいる間の安全は自分が保証すると言っておきながら戻って来るのが遅くなって不安にさせてしまっただろうか。そうだとしたら悪いことをしてしまった。
「穏やかで無いご様子ですが、何かありましたか?」
「い、いえ……我々の勘違いでした」
トーマ・カナリウムは恥ずかし気な顔をして自分から目を逸らして照れた様子で頭を掻きむしった。
彼と入れ替わるようにして男性客が自分の前に現れた。表情は朗らかなもので危機や急を要するような出来事が起こった気配は無かった。
「我々の勘違いと言うより、トーマ・カナリウム一人の勘違いですよ。我々は彼の勘違いに煽動されたようなものです」
「何があったのです?」
「実は倉沢蒼一郎殿が美しいご婦人と供に村の奥へと入っていくのを見たのです。冒険者が女を買う事は珍しくありませんので最初は気にしていなかったのです。しかし」
そこまで言ってトーマ・カナリウムはまた照れた様子で顔を赤らめて口ごもる。
「しかし?」
「倉沢蒼一郎殿を先導するご婦人は何と……全裸だったのです!!」
「なんと」
セバスカルの野郎。痴女人形は周囲の目には見えないようにしているとか言っていたのに思いっ切り見えているじゃないか。
「羨ましいと思う反面、妙だと思いました」
正直な男だと思う。しかし――、羨ましいか? だって全裸だぞ。
「こんな吹雪の夜に全裸で歩き回る女など例え娼婦でも有り得ない、ですか」
トーマ・カナリウムは大きく頷いて鼻息荒くして言葉を続けた。
「不思議なことはそれだけではありませんでした! 一緒にいた仲間が言ったのです! 倉沢蒼一郎殿は一人で何処に行くのだろう、と! 全裸の美女は私一人にしか見えていなかったのです! この村で無ければ笑い話で終わるところですが……」
「この村には高い頻度で亡霊が現れる」
「そうです! 教えてください! 倉沢蒼一郎殿、あの美女は私の煩悩が生み出した錯覚だったのですか? それとも――」
どう答えるべきだろうか。セバスカルはあまり衆目に晒されるのを好んではいないようだった。
となると、何から何まで正直に話すことが良いとは限らない。適当に煙に巻いてしまおうか。
「今、貴方達の目の前にいる倉沢蒼一郎は、果たして本当に倉沢蒼一郎なのでしょうか?」
クク――と、彼等に目一杯に不気味な笑みを浮かべてみせる。
「な、なにを言っているのですか?」
自分の豹変具合にトーマ・カナリウムが怯えたように後退り、馬車の乗客たちが怯えた様子で腰を浮かし始める。何かあれば一目散に我先へと逃げ出すかのように構えている。流石、物騒な世界の住人だけあって警戒心の強さは野生動物並だ。
「本物の倉沢蒼一郎は、美女の亡霊に誘われ、精気を根こそぎ奪われている!!」
床を激しく踏み鳴らし、魔力を放出して宿の灯りを消す。すかさず指輪をあごの下へと移して、魔力光を放って変顔を彼等に晒す。
「うおあああああああああっ!?」
「ひぎゃああああああああああああ!?」
「おかあさまああああああああああああ!!」
野郎共のどどめ色の悲鳴が宿屋に響き渡る。宿屋に女の子が一人もいないことが悔やまれる。
つーか、おかあさま言った奴、誰だ。いや、すぐに分かった。彼の名誉のためにも明言は避けることにする。
レーベインベルグの出力を最小に抑えて炎を飛ばし、宿屋から消えた明かりを再燃させると誰も彼もが腰を抜かして半泣きになっていた。
度重ねて言うが、この場に女の子が一人もいないことが本気で悔やまれる。
「うん、皆さんナイスなリアクションですね」
「じょ、冗談が過ぎますぞ、倉沢蒼一郎殿!」
トーマ・カナリウムが目に涙を浮かべて抗議の声をあげたのに合わせて、馬車の乗客たちが口々に不平を漏らす。
「いや、愉快愉快」
普通に亡霊がいるような世界だから怪談なんて受けないと思ったが、怖いものは怖いらしい。
機会があればネフェルトさん、リディリアさん、エーヴィア辺りに披露しよう。多分、悲鳴の一つでも上げながら抱き着いてくれるかも知れない。
「失礼。しかし、誰の目にも映らない全裸の美女ですか。ご自身でも気が触れたのではという可能性を考慮したくなる気持ちは分からないでもありませんが、その感性は大切にするべきだ。流石はサマーダム大学に所属するだけのことはある」
「それは一体……?」
「その全裸の美女は幻覚でも無ければ、亡霊でもありません。自分の友人が仕掛けたイタズラです」
「い、イタズラ?」
「ええ。この村の奥に住むリビドーびんびん丸という男なのですがね」
「何と悲惨な名前だ」
そんな名前の人間がいるわけが無いだろうに真に受けた彼等は口々に悲惨だの、親は何を考えているだの、セバスカルに同情の声をあげた。
龍殺しの二つ名の口から語られる言葉の説得力というものを思い知らされた。これからは軽口も程々にしようと思う。
明日になったら忘れているかも知れないが。
「それでリビドーびんびん丸ですが、幻惑系の術式を得意とする男でしてね。全裸美女の幻惑を作り出したは良いものの、この狭い村の中でそんな術式を披露しようものなら、村八分にされることは想像に易い。亡霊を騙るのもこの村では冗談にならない。そこで彼は美女の幻惑にフィルターをかけたのです」
「フィルター、ですか?」
「ええ、名前はふざけた男ですがはっきり言って彼は天才です。通常、幻惑系の術式は魔力の弱い者程、強く反応するのですが、魔力の低い者には反応せず、魔力の高い者にのみ反応する幻惑を作り出したのです。本来ならば自分だけに見せ付けるための幻惑を作ったつもりだったそうです。しかし、魔力、素質が高いが故にトーマ・カナリウム殿にも見えてしまった、というのが真相です」
「で、では……! 決して私は煩悩や亡霊に憑りつかれたのでは無いのですね!?」
「ええ、優れた魔力を持つが故に自分の巻き添えになっただけです。ご安心下さい」
自分が言うのも変な話だが。
「しかし、そのリビドーびんびん丸殿は何故に斯様な幻惑を?」
「彼の性癖です」
勿論、根拠は無い。ただ美女の精巧な人形をほぼ全裸の状態で外を歩かせた挙句、客人の前で卑猥に傅かせていたところを見ると、そういう性癖の持ち主である可能性を完全に否定する根拠も無いはずだ。
誰かが「これが名は体を表すということか」と言い出したことを皮切りに猥談が始まった。
こんな話、女性陣の前でやろうものなら顰蹙の嵐に晒されることになる。たまには学生気分に戻って馬鹿話を肴に酒を楽しむのも悪くない。
こうしてムンセイスの村で過ごす夜は更けていった。
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