↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦争を語る仔  作者: 9
PR
54/80

54 魔女 焼き尽くされるべき罪の名

『魔女』                                                                                 

 皆は私にそう名をつけた。

 私が『鍵』を持っていたから。                                        

 あの子には名前があった。

 私には名前がなかった。だから私は自分が『魔女』という名前なんだと思っていた。

 それは磔にされるべき、過去の証。

 焼きつくされるべき、罪の名前。

 殺して下さい。どうか私だけを。

 あの日私が殺した、あの預言者の言葉どおりに。

 どうぞ赦さないで下さい。

 存在さえ曖昧な私が、願ってしまったあの唯一の祈りを。

 彼女の自由を願ってしまった私の思いは罪でした。

 私が意志を持ってしまったことは、大きな過ちのひとつでした。

 だから殺して下さい。

 あの日、呪いの言葉を吐いて死んだ、聖者たちの言葉の通りに。                                                                                                                                                                                                                                           

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。