ep.3 虫狩り
こんな男が黒狼を倒したなんてどうせ嘘!
私はお父さんに養子として拾われて
シズクという名前をもらってから、
もう10年以上経つからお父さんのことは
信頼している。
村の村長としてもみんなから信頼されていて、
私の憧れの存在でもある。
だけど、そんなお父さんが信用してるから
といって、少し前に村に来たばかりの余所者
しかも悪魔なんかを信用しろだなんて
無理に決まってる!
お父さんは
「このお方は伝説級のスキルをお持ちなんだぞ」
とか言ってたけどお父さんは昔から
騙されやすいから、また騙されたに決まってる
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そんな思いを持ちながらも、なんだかんだ周りに流されて不服にも主従関係を結んでしまったシズクだった。
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そんな中
「よし!お前ら特訓するぞ!」
そんなアイの言葉に私はさらに不服な思いを募らせた
「私特訓だなんてしたことないわよ!第一特訓だなんてするのは弱っちぃ人間たちだけでしょ!?」
「別に人間たちのみというルールもないし、して悪いこともない。このままオークたちに蹂躙されるよりかは断然いいと思うが?」
私は反論出来ずにそっぽを向いてしまう
「とりあえず、森に入って虫型の魔物とかを狩ってレベルを上げるまぁ一旦オークと同じ4くらいまであげるぞ」
「あとお前らに武器を渡す恐らく虫型くらいじゃ壊れないと思うから思う存分使ってくれ」
というとアイはどこからともなく大量の、
マットな白と灰のマーブルの
様々な大きさの剣を取り出す
「あ、ありがとう」
私は驚きながら取り出された剣の中から比較的短めの剣を2つ取る
森を歩いていると早速半球型の魔物と遭遇した
そのときいつも村を守ってくれている
熊型獣人のラウさんが前に出た。
ラウさんは先ほど選んだ大剣を大きく振りかぶり魔物を縦に割る。
突然右横の草むらから角型の魔物が飛び出し
ラウさんの右足に強烈にぶつかる。
そのままバランスを崩し倒れる。
そこにアイが援護に入り角型を瞬殺
「大丈夫か?ラウ」
「あぁ、固有スキルのおかげでダメージは負ってない」
「大剣は大振りの後の隙がでかいから虫型みたいな単体が弱い相手用に体術も鍛えておくと良いかもな」
「わかりました頑張ってみます」
ラウさんめっちゃ真面目だからなぁ
ラウさんは何も気にして無さそうだったけど
私が言われたらちょっと逆ギレしちゃうかも...
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そのまま歩いていくと広い平地にでた。
「ここなら各自レベル上げができるしいいな!ここでレベルをどんどん上げるぞー」
「はぁーい」
とりあえず適当に返事はしときながら端っこで
休んでようかなここまで来るの意外に疲れたし...
「わぁっ!!」
座ろうとした瞬間、周囲から魔物がたくさん飛び出してくる!
右手の剣で一匹また一匹と攻撃を反ったり跳ねたりして躱しながら倒していく。
「シズクは利き手の武器ばかり使いすぎ!双剣は両方の武器を生かしてスピーディーに!」
みんなの様子を見ながら色々な人にアドバイスを
していたアイが私に向けて言ってきた。
「はぁ?じゃあやってみてよ!」
そんな、人にアドバイス色々してるけど、
結局のところあんたはできんのかって!
「はぁわかったよ」
アイは少し面倒くさそうに言うと、
アイはどこからともなく双剣を出し
近くの魔物を3体を効率良く
「えいっえいっえいっ」
っと軽く、両手の刃を上手く使って切る。
それを見た私は
顔を背け少し不貞腐れながら周りの魔物を
軽い動きで次々と狩っていく
倒すたびに体が軽くなり動きも早くなっていく
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恐らく数時間が過ぎた頃
「そろそろみんなレベルがだいぶ上がったころだろう」
「もう帰るぞー忘れ物しないようになー」
村に帰った私たちは途端にアイに解析をされる
「父さんの言ってたことってほんとだったんだ...」
私は初めてアイの解析鑑定を間近で見る
「シズクレベル6まで上がってるじゃんめちゃ頑張ったね!」
褒められて自然に頬が赤くなる




