ep2 見つけた村
スキル「脳内参謀」とのQ&Aで、
この世界のことを少しずつ知りながら
俺は森の中を、ふらりふらりと彷徨っていた。
そういえば話していて思ったが脳内参謀は
会話を重ねるほど熟練度という物が上がり、
少しずつだが、"人間"を学習してきている。
俺は歩きながら、特にやることも無いので
脳内参謀とのQ&Aを続ける
「俺は魔族なんだろ?魔族って種類とかあるのか?」
『この世界の魔族は悪魔種・緑人種・大豚種・獣人種などが基本的なところ』
『そして魔族以外では人族、魔物もいる』
「俺はどれなんだ?」
『熟練度不足のため種族解析が出来ません』
「まぁ、まだ熟練度4とかだからしゃあないな。てか、スキルもあるし本当にアニメやゲームの世界みたいだな」
森の中を歩いている道中で虫型の魔物数体に
襲われたりもしたが黒狼との戦いでレベルが3まで上がっていたおかげで難なく倒せた。
歩いていると何かひらけている土地が見えた
そこはさっき脳内参謀から聞いた獣人たちの村だった。
村長らしき獣人に話を聞く
「ところで森の中に村なんてあるんですね」
「魔族は基本的には森の中に村を作って生息しているものですよ?この村には数十人の獣人がおります」
当たり前のことを語るような顔で話す
その後、村長宅へと招待された。
俺は現在、旅をしているという設定で話した。
この森に入って暫くしたとき、黒狼2体に襲われたこと。
そして瀕死になりながらも倒したこと。
道中で虫の魔物に襲われながらも、この村に辿り着いたこと。
村長は俺が本当に黒狼に出会ったのか疑っていた
この森には黒狼ほどの強さの魔物は滅多に出現
しない、それに黒狼はデーモンほどの強さの者が
倒せる強さではないということだった
俺、悪魔種だったの?脳内参謀の熟練度不足で知れなかった情報だ。そんな発見もありながら雑談をしていると...
村長が真剣な声に変わった、
「もし黒狼をデーモンが倒したという話が本当なのであれば、さぞお強いスキルをお持ちなのでしょう。そのあなたさまに助けてもらいたいことがあるのです」
唐突な話にビックリした、だが村長の背後に立っている獣人たちも顔を曇らせていて、大変困っているようだった
「具体的にはどのような事をお助けすればよろしいのでしょうか?」
とりあえず話だけでも聞いておく
「実はここ最近、気性の荒いオークらがここらで暴れているのです、こちらも反撃に出ようとはしましたが、力の差は歴然で....」
村長は困り果てた顔
とりあえず、やれることはやってみる、
「わかった一度この村の獣人たちの強さを確認したいんだ全員に俺のスキル「解析鑑定」を使ってもいいか?」
獣人たちは驚いた目で耳を立ててこちらを見ていた
「.....!」
村長が口を開いた
「あなた伝説級スキルをお持ち、なんですか..?」
俺は驚いたこれがそこまですごいものだとは思っていなかったからだ強いて言えばキノコが食べれるか見分ける程度。
脳内参謀にスキルのことも聞いていたから伝説級のすごさはよくわかる、上から4番の明らかに上位のスキルだ。
食料採集のとき沢山使っていたおかげで熟練度は
すでに10ある
とりあえず、使っても良さそうだったので使ってみよう
村長と目を合わせる
ー【村長】ーーーーーー
レベル4
性別 男
年齢 54
種族 獣人種ドーベル
固有スキル「遠吠」
ーーーーーーーーーーー
村長は見た目よりもだいぶ若く驚いた
ぶっちゃけ70くらいだと思っていた..
だが、この思いは胸の奥にしまっておこう。
その後次々と村人を解析鑑定していってわかった
ことはこの村の平均的なレベルは2、8割男。
平均年齢は38で全員が獣人種、
基礎種はバラバラだった。
ここ最近暴れているオークたちは平均的なレベルは4で10割男、平均年齢は20代とのこと、
村長が言っていた通り力の差は歴然だった。
だが、村長との雑談で情が芽生えてしまった
やれることはやってみたい。
広場の真ん中に立ち大きく宣言する
「これから俺はお前らをオークに勝たせてやる!だからお前らは俺に忠誠を誓ってくれ!」
偉そうな事を言ってはみたが、つまるところ俺を信じてくれれば何としてでも勝たせるということだ。
少し迷っていたりしている者もいたが、このままだと獣人たちはオークたちになすすべなく蹂躙されるだけ、藁に縋るような者もいたのだろうが、村長の説得で最終的には全員が忠誠を誓ってくれた。
「よし!お前ら早速特訓するぞ!」
それが俺と(主に脳内参謀さん)が導き出した最善案だった。
俺たちはオークたちが来る前に準備を整える必要があった。
まず俺が着手したのは"武器"
武器は俺のスキル「創造」でどうにでもなる
全員に「解析鑑定」で見つけた硬い鉱石で作った剣を渡す
そして、レベルを上げる為に森へと全員で進む




