表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/92

#68 「変わったのは『書く』行為だけ」

(2026/03/09)


やっぱり、いつもの「ロー」の時と少し違う。


伊達に、二〜三ヶ月おきに丸々一ヶ月寝込む生活を十年も続けてきたわけじゃない。


その戦場をくぐってきた私が言うのだ。

間違いない。


もちろん、体は重い。


トイレに行くのすら億劫だ。

希死念慮も、気を抜けば降って湧いてくる。


食事はエネルギー補給でしかない。

味なんて二の次。


日時の感覚も、スマホの時計でしか判別できない。


お風呂も、汚い話だが数日に一回になってしまっている。


元々は、毎日何時間も入るくらい風呂好きだったのに。


頭の中には、欲望から何から、次々と湧き出してくる。


叫べないけど、とてもうるさい。


変わったのは、それを書き起こすかどうかだけ。


いいことだけじゃない。

悪いと思うことも、全部書き出す。


指だけは、なんとか動く。


そのなんとか動く指を動かしていると、

なぜだか指の動きが、だんだん滑らかになる。


ジャーナリング──

「書く瞑想」があるのはもちろん知っている。


実践したこともある。

一ヶ月も続かなかったけど。


理屈は分かる。


頭の中のループを外に出すことで、思考が終わるから。


でも、以前やった時とは全然違う。


なぜだろう。


物語を書くようになったからか。

こうして日記を書くようになったからか。


それとも、ただ単に症状が軽くなっているだけなのか。


何にせよ、ありがたい。


いつもより、メンタルの波が下に行きすぎていない。


いつもが −8.0 なら、今は −5.2 くらい。


それだけで、少し気持ちが楽だ。


このまま、0に近づいてくれ。


元に戻っておくれ。


身体よ、動け。

頭よ、これ以上無駄なことを考えてくれるな。


ただ音を流しているだけだったテレビにも、

その音が意味を伴っていることに、少し耳を傾けられそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ