#61 「癒しの後の自虐」
(2026/03/05)
文章として、物語として、言葉を紡げるようになってから。
頭の中のバカ騒ぎも、紙の本を読む時の目の滑りも、少しマシになってきた気がする。
午後のひと時は、回復を感じる熱い時間だった。
紙の本を、ゆっくりだが目で追える。
いつもなら、数行読んでは目が滑り、少し前のページに戻る。
結局何の話だったのか分からなくなって諦める。
今日はそれがない。
成長を感じる。
どうやらこのエッセイ集は、一区切りが短い。
休みながら読むのにちょうどいい。
三つほど読んで休憩。
自分が文章を書くようになってから読む、初めての紙の本だった。
思っていたより情報密度が高い。
いつも使わない頭の使い方で読み続けたので、少し疲れた。
癒しがほしい。
そんなわけでAmazonプライムを再生することにした。
せっかくなので、お気に入りの映画を見る。
何度目か忘れたが 「翔んで埼玉」 だ。
やっぱり面白い。
エネルギーの圧がすごい。
この作品は、見るたびに元気が出る。
感想もスラスラ書けた。
自画自賛だが、なかなか良い出来だと思う。
やはり感想を書くと、作品の解像度が一段上がる気がする。
どうやらこれは気のせいではなさそうだ。
マガジン
『★3以上だけを語る映画録』
明日、3月6日金曜日から連載予定。
映画好きの方はぜひ読んで、
「こんなこと考えるやつもいるんだ〜」と笑ってください。
唐突な宣伝も、映画好きなら許してくれるだろう。
そんなふうに、言葉を読み、
見たものを言葉にすることで、私は少し癒された。
癒されたと同時に、気づく。
最近の私は「ハイ」になっている。
ここ数年の傾向を見ると、
二月から三月にかけて明らかに「ハイ」が多い。
まだ、本気の「ロー」は来ていない。
トイレに行くことすら億劫になる、あの地獄。
あれが来る可能性を考えると、備えなければと思う。
せっかく気分が良くなっていたのに。
良いことの後に、悪いことを想像して帳尻を合わせようとする。
自分の防御本能が、少し恨めしい。
体温計は、37.5℃を指していた。




