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身体を売って生活していた私が、デスゲームの参加者に選ばれていじめっ子と手を組む  作者: トムとゼリー


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5話 八王子到着 (挿絵あり)

ポノコとクシアの2人は超絶身体でバリケードを飛び越え、事件現場へ足を踏み入れた。

現場は通行止めにされているだけだった。

というのも、警察は原因の特定ができていないため現場をどうするべきなのか検討中だったのだ。

街の外周にはたくさんの野次馬がおり、被害者遺族達は早く家族と会わせろともう抗議している。


中心部の方へ行けば人気はなくなって行った、大量の遺体を除いて。


ポノコとクシアは、首謀者により追加された力により街の中心部に参加者が1人待っているのを感じ取っていた。

その気配へ近づくと、確かに1人の女が3階建てのビルの上で座って待ち構えていた。


挿絵(By みてみん)


最初に口を開いたのはポノコ。

「私達が来るのを待っていたの?」

女もそれに答える。

「まあね、正義ヅラした参加者が誰かしら来ると思って待っていたの。」

「これをやったのはあんたなの?」

「やったやつはとっくにここから離れたよ。」

「あんたはそれが誰か知ってるの?」

「それ以外の事は特に。」

クシアは怒った。

「もういいよ!陸藻!帰ろう!こんなやつほっといて!」

「・・そうね、あんた!最後に聞くけど、この犯人がどこに向かったかはわかる?」

女は笑った。

それと同時にポノコの右肩が撃ち抜かれたのだ。

ポノコは自分の方を見て状況を察知する。

「片無絵!!気をつけて!!もう戦いは始まってるわ!!」

「そんな急に言われても!!」

クシアは女を見上げる。

「仕方ねえな!!」

クシアはコピー中の超絶身体を利用し、女がいる高さまでジャンプする。

女はまた笑みを浮かべた。

クシアは急激に地面へ叩きつけられた。

「いったあ!!」

「片無絵!大丈夫?」

「お前の能力をコピーしてなかったら死んでた…」

ポノコの肩は回復し、カバンからレンガを取り出して女へ投げた。

女の顔面に直撃し後ろへ転がっていった。


2人はビルの屋上へ飛び乗った。

「いたた…あんたレンガなんか持ち歩いてるの!?」

「超絶身体ほどじゃなくても、能力がある時点で普通の人間よりは頑丈みたいね。」

2人で距離を詰めると、ポノコは何かを踏んづけ、体が吹き飛びビルの下へ落とされた。

「陸藻ーーー!!!」

クシアが地面を見ると、そこにはペットボトルが落ちていた。

「これを踏んだら吹っ飛んだ?」

女の方へ視線を移すと、また笑っていた。

「陸藻はあいつに質問したら突然撃たれた、その次に私がこいつに攻撃しようとしたら地面へ叩きつけられた。その次は陸藻がペットボトルを踏んづけたら吹っ飛ばされた。まるで法則性が…。」

クシアは何かに気がつく。

「法則性がないんじゃなくて、毎回条件が変わってる?」

クシアは側転で女のそばへ近寄った。

女は驚いた。

クシアはそのまま素手で女の顔に触れ、女の能力をコピーした。

すると視界の中に様々な文字情報が現れた。

クシアは困惑した。

「な、なにこれ!?」

女も驚愕した。

「能力が条件設定(フラグメーカー)になった!?しまった!こいつの能力はコピーだったのか!!」

女の能力は、相手が使用している能力を見ていたため、クシアの本当の能力まだ見抜くことができなかったのだ。

「まずいまずいまずいー!!」

「ちょっとお前!なんなんだこの能力!?」

クシアもビルの下まで吹き飛ばされた。


地面にはポノコがいた。

「大丈夫!?」

「すごい痛い…あいつの能力をコピーしたから…体の強度が下がっちゃって…」

ポノコは手袋を外してクシアの手に触れようとする。

「待っ…て!!このままにしておいて!」

「でもこのままだとあんた死ぬわよ!!」

「あいつの能力は条件を設定して、相手がその条件を満たした時に攻撃する能力なの!!」

「ど、どういうこと!?」

「いいから私の言う通りにしろ!!」


ポノコは背中でビルの壁を滑って屋上まで到達した。

女は驚いた。

「うっ、ここに飛び乗る事を条件に設定してたのがバレてる…滑り登ってくるなんて…。」

そしてポノコは女の方へ体を向け、自分が思う中で1番恥ずかしいポーズを取った。

女は困惑した。

「ふ、ふざけてるの?」

するとポノコの体は後ろから押されるように勢いよく吹き飛び、女に直撃した。ポノコの体に押された勢いのまま女はビルから落とされ地面に叩きつけられ、気絶した。


ポノコは急いでクシアの元へ戻り、超絶身体をクシアにコピーさせた。

「どうだ?私の作戦?お前が1番恥ずかしいと思うポーズはお前自身にしかわからない、だからあいつは条件に設定しようがない。行動は読めても思考までは読めないからな。」

「なんか腑に落ちないけど、今回はあんたのおかげで助かったわ…。」


女は意識が戻り、おぼつかない手足で立ちあがろうとしていた。そこをポノコは足で踏みつけた。

「あんたが知ってる情報、全部教えて。」

クシアは条件設定をコピーし、女へ言い放った。

「お前が目の前にいる人間に条件を設定する事を条件に設定した、私達に反撃しようとすればお前は死ぬぞ。」

「悪いけど、私はニュースを見てやってきた馬鹿を仕留めたくて待ち構えてただけで、これをやった犯人についてはよく知らない。」

ポノコは足に力を入れる。

「本当に!本当に知らないの!!ここから何人かの参加者が離れていく気配は見たけど、どれが犯人かはわからなかった!!」

次にクシアが質問する。

「お前の能力って相手が使ってる能力を見れるだろ?せめて犯人の能力くらいわからなかったのか?」

「離れていく気配の中にそれらしい能力はなかったかな…。」

ポノコは女を踏み潰し、灰にした。

女の参加者カードを拾い上げた。

「もうこいつから聞けることはなさそうね。」


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